長江優子のレビュー一覧

  • サンドイッチクラブ

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     自分たちの将来に希望も迷いも不安もいっぱいの小学6年生たちの、勉強と友情と砂像作りの夏の物語でした。

     主人公は中学受験を目指して二つの塾に掛け持ちで通う小学生。ある時、友達の友達の同級生という、主人公からはあまり関わりのあるようには思えない女の子と一緒に『黄金のシャベル』を奪還する勝負に巻き込まれてしまう。勝負の方法は、砂像対決。砂場で作った砂山に、様々な道具で彫刻を施して作品にするというもの。今まで知りもしなかった砂像の世界に、主人公もどんどん夢中になっていく。中学受験をするのかしないのか、将来どんな風になりたいのか、感性の細やかな子どもたちの心は固めては流れる砂のようで、柔らかく、力

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    2024年08月26日
  • サンドイッチクラブ

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    登場人物の子どもたちと世界との距離感が好き。
    ともすれば遠くなりがちや外国や地球と自分たちが関係していることに気づいていく。
    子どもたちの繊細な悩みをばかにすることなく描き、それでも最後は前を向く、未来への姿勢は読者へのエールにも思える。児童文学の向日性。
    ストーリーも意外性があっておもしろくて読みやすいし、課題図書だったのも納得…
    砂像アーティスト、初めて知りました。よかった。

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    2023年04月02日
  • サンドイッチクラブ

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    最後に受験を辞めたいと言ったが、またやりたいと言い
    砂像対決に負けてしまったけど、すごく上手くなって努力したら何にだってなれるんだと思いました。

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    2021年11月15日
  • サンドイッチクラブ

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    ネタバレ

    砂像のもろさ、素晴らしさのわかる話だった。時々砂像を見ることがあるが、今度はもっと細かいところまで見てみようという気になった。つくってしまったら壊すもろさはあるけれど、自然に戻るということなんだと思った人サンドイッチクラブという名前も納得した。ミサイル落ちてきませんように。

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    2025年09月03日
  • サンドイッチクラブ

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    優秀な羽村ヒカルとサンドイッチクラブを組んだのは、主人公 珠子。
    ライバルの葉真に勝つため、一緒に砂像をつくることになった…。

    喧嘩もあり、学びもたくさんあったサンドイッチクラブ。
    3つの約束をつくり、仲良く砂像をつくる2人の姿が思い浮かびました。
    すごく素敵だと思うし、みんなを魅了させる砂像をつくってほしいです。

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    2025年01月05日
  • サンドイッチクラブ

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    当時小学生だった娘に薦められて読んだ本ですが、とても良かったです。
    中学受験など次の「現実」と対峙せざるを得ない小学6年生たちがリアルに想像でき、正に本の中で動き出すくらい瑞々しい物語でした。
    話自体はとても単純というか素直ですが、その中に様々な要素が非常にうまく盛り込まれていて感嘆しました。
    小学校高学年のお子さんには是非読んでもらいたい一冊です。

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    2022年08月13日
  • 百年後、ぼくらはここにいないけど

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    最初に友達転校しちゃったので驚いた。
    転校したことに意味があったか?
    そこは今ひとつよく分からなかった。

    でも、話としては、
    ジオラマ作りってこうやるのかぁと
    新たな発見があり、面白い。

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    2022年07月06日
  • サンドイッチクラブ

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    タイトルから、食べ物に関係する本かと思いきや
    そっちの意味のサンドだったとは。
    主人公と仲良くなる天才肌の女の子のナイーブな面が
    細やかに表現されている。
    オトナが読んでも楽しい。

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    2022年01月30日
  • ハンナの記憶 I may forgive you

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    ネタバレ

    題名と表紙が気になって手に取った本
    最初から最後まで止まらず読みきれました。

    この本に書いているようなことが実際に起こっていたかもしれないと思うとゾッとします。
    さらさら読めて面白かったです。

    記憶に残ったシーンは、戦争が終わりハンナの家族がしずこの家族の元へ荷物を取りに行った時のシーンです。同じ日本にいたけどやっぱり勝者と敗者なのかなと感じました。「早く国に帰れば良かったのに」と言われてハンナはきっとすごくショックを受けたと思いますが、しずこがそう言ってしまう気持ちも分かる気がします。

    個人的にはしずことハンナが再開するところも読みたかったです。

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    2022年01月21日
  • サンドイッチクラブ

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    貧困問題や、戦争のこと、難民のこと、将来の漠然とした不安感。
    子供たちの視線を通して沢山のことを考えさせていただける本やった。
    さすが推薦図書。
    子供だけでなく、大人たちも読まないとあかん本っていっぱいあるんやなぁと最近めっちゃ思う。
    砂像をこの目で見てみたい。
    砂からおしゃぶり…ものすごい衝撃やった。

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    2021年09月25日
  • サンドイッチクラブ

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    やりたいこと、なりたい自分が見えてこない珠子。親に勧められるがまま塾に通い、勉強をしている。そんな描写と同様に、自分の意思ではなく、言われた通りの道を歩んでいく子はたくさんいると思う。それも人生の歩み方の一つだとは思うが、珠子のように砂像づくりを通して、自分が夢中になれる何かと出会えて欲しい。
    ヒカル、葉真も、生き方に葛藤しながら進んでいる姿に共感する子も多いと思う。

    サンドイッチクラブという設定も、思春期の子のもやもやした部分の描写も、すごく読みやすかった。

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    2021年08月16日
  • サンドイッチクラブ

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    砂像作りに打ち込む、小学校最後の夏休み。
    羽村のハムちゃんタマゴの珠子でサンドイッチ、おまじないはポンデケージョ!小学生らしい発想が微笑ましいです。
    初めの塾の場面では、あんな変な子とつるむなんて…みたいな描写が続くんじゃないかなと思いましたが、そんなこともなくて爽やかでした。

    雪原学園の先生が、学校や教師は「種屋」だと表現していたのがいいなと思いました。自分もそういうつもりで日々、子供たちに接していきたいと思います。

    ただ、個人的にはミサイルや戦争の話はちょっと無理やり入れられている感もありました。毎年そんな感じなので、高学年の課題図書には社会問題的なテーマを入れるという暗黙のルールでも

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    2021年06月05日
  • サンドイッチクラブ

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    ネタバレ

    塾でトップレベルの変わった女の子、ヒカル。
    ヒカルと知り合い、砂像を作ることになった珠子。
    目標もないままに塾通いする珠子を、ヒカルの言葉が変えていく。


    『世界があたしを置きざりにするつもりなら、
    ダッシュして先頭に立ってやる』羽村ヒカル

    「シラベさんは砂の中から思わぬものを見つけては、過去やいまと向き合っている。」

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    2021年05月22日
  • サンドイッチクラブ

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    六年の夏休みに砂像作りに出会って、夢中になっていく。丁度塾も伸び悩んでいたころ。
    砂像に出会ったのは、塾で試験上位なので有名なヒカルと出会ったから。ヒカルの後の塾の個室にはなぜか砂が落ちているのに気づいていたが、砂像のせいだとわかる。
    目標もわからず頑張って、結果はあまりついてこない中学受験と向き合っている子はどのくらいいるんだろうか?桃沢珠子は好きなことに気づけたし、親の理解もある。やめさせてくれる親って、多分ほとんどいない。ヒカルの抱えている傷というか、心のトラウマがちょっと共感しにくかった。
    地味なお話だとおもうけど、そこそこ読みやすくて、おもしろかった。

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    2021年04月08日
  • サンドイッチクラブ

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    公園の砂場での「砂像作り対決」 中学受験を控え、目標を見失い成績も伸び悩んでいた珠子は、成績トップのヒカルが公園で砂像を作っているところに遭遇する。対決しているのは男子。どちらの砂像がいいか判定してほしいと頼まれた珠子は…。
    学校や塾で悩みながら過ごしている子どもたちが、「砂像」を通してつながり、ぶつかり、成長する物語。

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    2021年03月26日
  • サンドイッチクラブ

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    タマゴとハムのサンドイッチクラブ。砂像についてのお話なんて初めて読んだ。
    なりたいものがわからない、目指すものがわからない。悩みながら挑戦していく珠子はえらい。諦めたほうが絶対楽だけど、きっとそれだと成長しないんだろう。

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    2020年11月03日
  • 百年後、ぼくらはここにいないけど

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    ジオラマ作りの2ヶ月半のなかで部員たちの細やかな心の変化を感じとれる物語だった。
    その場面や情景がありありと想像でき、登場人物一人ひとりが私の中で生きていた。

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    2020年07月04日
  • 百年後、ぼくらはここにいないけど

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    ジオラマ作りに打ち込む中学生のお話。青少年に共感出来るところが多いのでは。こうして、人から人へ受け継がれ、未来へ続いていく。

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    2018年09月29日
  • ハングリーゴーストとぼくらの夏

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    シンガポールで暮らす、小学6年生、間中朝芽(まなか はじめ)は、「二回目の神秘」を体験する。

    熱帯雨林の植物。戦争。シンガポールの歴史。

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    2014年08月19日
  • ハンナの記憶 I may forgive you

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    被災地以外の3.11のあとのことが書かれているので、
    子どもたちに手渡すにはケアが必要かもしれない。
    と思うが、意外と受け入れるのかなぁ。

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    2013年04月13日