長江優子のレビュー一覧

  • サンドイッチクラブ

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    ヒカルという一風変わった女の子と出会って色々と珠子に変化が起こる。意志をもって何かに取り組むって素晴らしい、未来がたくさんあるって素晴らしく羨ましく感じた。ヒカルのおばあちゃんやミサイルの話と2人が儚くて地球の一部である砂像というものに夢中になることにもちゃんと意味があるのだと思った。

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    2024年09月30日
  • 百年後、ぼくらはここにいないけど

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    ネタバレ

    なんだか中途半端な印象。
    ジオラマ完成のその先にもっとなにかあるのかと思っていたら、それだけで終わってしまった。

    ジオラマ作りや歴史を知っていく過程は楽しかった。

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    2024年04月09日
  • サンドイッチクラブ

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    サンドイッチを作る話かと思いきや全然違った。サンドアートのチーム名がサンドイッチクラブ。タマコ=タマゴみたいなごろあわせ。

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    2022年08月23日
  • サンドイッチクラブ

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    題名からサンドイッチに関する話かと思ったら全然違った。見た目で人を判断しないこと、絶対はないこと、戦争は今も続いていること、お金はチャンス、チャンスは人を変えられる。ってこれマジで児童書?ってぐらい大人にも刺さる。ヨウマもハイネもアイネも全然好きになれなかったけど、ハムとタマゴのコンビは良かったし、ぐいぐい引きこまれていった。キラキラしててまさに青春の一ページだなあ〜。

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    2022年07月26日
  • サンドイッチクラブ

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    サンドイッチが好きな人の集まりの話かなーと思いきや、全っ然違って、進路に悩む小学生の話。
    家庭環境に恵まれ、塾にもたくさん通い、やりたいことをやらせてもらっているようにみえる珠子だが、自分の道を実は見失っている。
    今の子は、たくさんチャンスを与えてもらっているし、世界もすごく広がっているような見えるけれど、だからといって、即なりたいもの、やりたいものが分かるわけじゃない。
    そこは昭和も平成も令和も関係ないよなーと分かる。だって子供なんだから。
    環境は違っていても、いつの時代にもどこの世界にも珠子はいるのだ。
    大人はそんな子供を見守り応援してあげるだけ。
    そうやって世界は回っているのだと思う。

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    2021年07月19日
  • サンドイッチクラブ

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    ■2021全国課題図書高学年■
    食べ物の話か?と思って手に取る人多数だと思う笑
    それを裏切られてサンドアートの話、というところにガッカリする読者も多少いるのかもしれないが、砂像という馴染みの薄いアートの世界が垣間見れて面白い。
    面白いけど、登場人物の誰にもあまり共感できずポカンと置いてけぼられる本だった。
    約束破ってないし…。
    お受験も田舎民には馴染み薄いし、戦争のエピソードも突飛な将来の夢も取って付けたようなチグハグ感があった。
    けど、こういう子とも臆せず友達になれるのは小学生の強みだね。
    ちずちゃんはチーズにならんのかい笑

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    2021年06月22日
  • サンドイッチクラブ

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    2021年課題図書高学年。受験と砂像作り、友情、不安、希望…。経済的には恵まれてないヒカル、受験に確かな想いも無かった珠子。これ、小学生で感想書くの至難の業では??と思う。言い回しや、戦争に恐怖する心情も昭和の子みたいで、今の子にしっくりくふものかなぁ。珠子がヒカルを、ヒカルが珠子を理解しようと成長していくのは良かったが、なんせ、これ小学生には難しい気がしますー。

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    2021年06月18日
  • サンドイッチクラブ

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    高学年の課題図書。
    砂像を作るのは楽しそう、砂場で山を作った思い出は誰しもあるはず。珠子ちゃんが言われるがまま目的もなく塾に行きなんとなく日々が過ぎていたのが自分の意思で踏み出すのは良かったと思う。ヒカルちゃんは勉強ができるはずなのに家庭環境からか何だかチグハグな印象を受けた。
    感想文を書くのならどこに主軸を置くかでだいぶ内容が変わりそう。

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    2021年06月08日
  • 百年後、ぼくらはここにいないけど

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    長いタイトルってあまり惹かれないのだけど、これはなんだか気になっていた。
    期待ほどではなかったけれど、面白かった。
    しかし、これが中学生?私の頭の中では高校生だった。
    東京はやっぱり大人だなあ。

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    2019年08月13日
  • 百年後、ぼくらはここにいないけど

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    ネタバレ

    中学3年の健吾が副部長を務める地理歴史部は、ゆるーい部活だった。ところが部員が足りず、このままでは廃部の危機に陥るという状況の中、顧問がやる気満々の教師に代わった。健吾が周りの変化に追いつかない間に、研究発表にジオラマを作ることになり、部長の太陽は大きな土台だけ残して転校してしまった。受験を控えた健吾は、それでもみんなをまとめて期間内にジオラマを作り上げなくてはならない立場になる。
    100年前の渋谷を再現していきながら、かつてそこに生活していた人たちの想いに気づき、仲間や協力してくれる周囲の人たちに励まされ、製作は進んでいく。

    ジオラマづくりを通して成長していく思春期の姿を描く。

    ジオラマ

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    2017年12月17日
  • 百年後、ぼくらはここにいないけど

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    石田健吾は地理歴史部の部長。もともと、活動らしい活動もない楽な部活だからと、草野太陽(くさのたいひ)と一緒に入った。けれど、このまま新入部員が入らなかったら存続の危機にあるらしい。部長だった太陽は、今年の学習発表会で「地元の渋谷を調べる。ジオラマ製作」と決めて、2メートルの土台作りだけして転校していった。
    代わりに部長になった健吾は、ジオラマを作る気もないし(トラウマになる想い出もあるし)、後輩をまとめるもの面倒だと思ってる。三年なのに
    なぜ自分がこんな役回りをする事になったのか、と。

    けれど、もともと鉄道好きでジオラマ作りをやったこともあった健吾。渋谷を歩き、調べ、地図を見て考えるうちに、

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    2017年08月18日
  • 百年後、ぼくらはここにいないけど

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    部員の減少で存続が危ぶまれている地理歴史部。部をアピールするために学習発表会で一畳大の百年前の渋谷駅前のジオラマを作ることになった。
    言い出したのにさっさと転校していってしまった太陽に代わり、部をまとめることになった健吾。部員たちと百年前を調べつつ、ジオラマに必要なものをお金をかけずに作る方法も考える。
    健吾は、自分たちの町・渋谷を調べる中で、自分自身の初恋の思い出や、町の人々とのふれあい、突然転校してしまった太陽への思いなどが絡み合っていく。

    渋谷駅近くの中学校を舞台にした2か月の青春。

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    2016年09月30日
  • 百年後、ぼくらはここにいないけど

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    ネタバレ

    中学生。部活動。地理歴史。模型。ジオラマ。渋谷。友達。失恋。上下関係も活動内容もユルいチレキに入ったけど、今年はジオラマを作ることになった。そして言いだしっぺの部長・太陽は転校してしまう。どうやって作る?テーマは何にする?部員たちと掘り下げていくうち、自分の中の傷や悩みに触れることになる。彼らの葛藤はとてもストレートだ。ジオラマの作り方を学ぶ部分はあっさりとしているのにすごいものが出来ていくのがちょっと不思議。2014年ごろの渋谷駅周辺の様子が描かれていて、これも少しすると、そんなこともあったんだ~っていう過去になるんだろうなぁ。

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    2016年09月16日
  • 木曜日は曲がりくねった先にある

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    中学生のミズキと同級生カナト達を描いた物語。
    思春期の揺れやすい感情、受験失敗での傷…主人公が少しずつ変わっていく様子が良かった。
    共感覚って詳しく知らないけど、この本を読む限りでは楽しそうに感じた。実際はプラス、マイナスどっちに捉えられるものなんだろう。

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    2015年04月23日
  • ハンナの記憶 I may forgive you

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    記憶から未来へ
    戻りたくても戻れない。

    深い考えなく行ってしまった言葉が、行動が、誰かの心をえぐっているかもしれない。
    そう考えると自分の口から発せられる言葉が恐ろしくなってくる。
    特に私は、口でよく失敗をしている。
    三歩あるけば忘れてしまうなんて!

    でも、だから人の痛みに敏感になろうと思える。
    まだまだ、それは遠いけれど。

    おばあちゃんにはハンナという親友がいた。
    茶色い目の「外国人」。
    二人は親友だった。
    しかし戦争はそんな二人を引き裂いてしまう。
    ハンナにとって日本は故郷。
    生まれ育った街だ。
    それを奪われてしまった悲しみが伝わってくる。

    現在を生きるハンナの言葉は出てこない。

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    2015年03月18日
  • 木曜日は曲がりくねった先にある

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    中学受験に失敗した少女と、特別な感覚を持った少年の物語。

    共感覚で文字に色を感じるとかは知ってたけど、音に手触りを感じるっていうのは初めて聞いた。
    例えば赤ちゃんの泣き声は「バカデカいハンドクリームに手をつっこんだ」感触とか、ボウリングのピンが倒れた音は「ファスナーのギザギザ」の感触とか。単純に面白いというか、彼らが見て聞く世界はどんななんだろうと興味が沸く。まあ当人にとっては周りからの理解がなかなか得られなくて、大変なんだろうけど。

    あと共感覚とは関係ないけど、読んでて気になった事。
    最近の若い女の子の一人称は「ウチ」が定着しつつあるのか?

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    2013年09月25日
  • 木曜日は曲がりくねった先にある

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    思春期の女子の話は好き。
    自意識の檻からそんなに簡単に抜け出せるわけないけど、そこでもがいたり諦めたり…とにかく頑張る姿は素敵だ。
    しかし、この男の子の特徴は放っておいて大丈夫なんだろうか…?

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    2013年09月01日
  • ハンナの記憶 I may forgive you

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    2011年3月11日と、戦争の時の話があって、しかも舞台が横浜の方だったので、知ってる土地ばかりでした。主人公のハナコはハンナというおばあちゃんの元親友から届いた手紙に書かれた言葉が気になり、おばあちゃんの過去を掘り下げる物語。
    前半は少し読みにくかったですが、後半から急に話が進んで面白かったです。

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    2013年05月23日
  • ハンナの記憶 I may forgive you

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    うーん…。
    あの3月のことをフィクションの中に落とし込んで書いたものを、楽しむには、まだお互い早いんじゃないかと思った。
    書きたいことがあるのは分かるけど、生々しいのにフィクションなのに生々しいのに、って重心がぶれて苛々する。自分にはまだ平静に読めない。ノンフィクションか、いっそ振り切ってくれた作品なら読めるんだけど。半端に、東北以外の人々の現実がちらついて集中できなかった。
    この要素が気にならない人なら楽しめるのでは。祖母の女学生時代の交換日記と謎を解く云々はよかったので。

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    2013年03月19日