中沢けいのレビュー一覧

  • うさぎとトランペット

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    音楽未経験者にも演奏シーンが想像しやすく、するすると世界に引き込まれていきました。
    最後の演奏会のシーンでは成長したピンクバナナの皆が頼もしくも愛嬌たっぷりで顔が綻びました。

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    2016年01月10日
  • 麹町二婆二娘孫一人

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    牛島富子 74歳、娘 美智子、孫 真由の三代の家に、きく 86歳と娘 紀美が何故か同居して、5人の女達が繰り広げる物語だが、場所は東京のど真ん中の麹町.ただ、田舎の風情が漂う古い家が舞台.男はところどころに出てくるが、あくまでも脇役だ.女だけだからこの様な物語が成立するのだろう.美智子の友人のアブの話しが面白かった.

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    2015年05月25日
  • 海を感じる時・水平線上にて

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    「肉体的交情を伴わない恋愛」を「プラトニックラブ」というらしいけれど、その解釈は間違っているんじゃないかと思う。
    私の心は、私の体の中にあるのだから、
    体を介さなければ、心までは辿り着けないだろう。

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    2015年08月24日
  • 麹町二婆二娘孫一人

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    ネタバレ

    (波2014.11紹介)家族。日常。亥年。2010~2011年。寄る年波、1年の間に家族や友人にいろんな変化があって、そこには辛いことも不安なことも書かれているのに、優しい空気で包まれている。

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    2015年03月13日
  • うさぎとトランペット

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    叔母が貸してくれたのを、しばらく放置してたのだけど読み始めた。なんとなく惹かれなくて。
    どうせ、青春物語かと思ったけど違った。こどもってむずかしいー!
    読んでて、まんまと楽器吹きたくなってきた。

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    2013年04月20日
  • 楽隊のうさぎ

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    周囲から、家族に限らず、「音痴」と言われる自分ですが(自覚もあります)、音楽を聴くこと自体は好きですし、
    「サウンドオプミュージック」や「ウェストサイド物語」等々、ミュージカルや音楽を扱った映画も好きだったり。

    邦画では「SWING GIRLS」なんかが印象に残っていますが、それに似た匂いを感じさせてくれたのが、こちら。

    主人公は、コミュニケーションに臆病で「左官屋」に感情の揺らぎを塗りつぶしてもらっている、一人の少年。
    そんな少年が「ブラスバンド」という自己表現、そして自己解放の手段を得て、成長していく過程が描かれています。

    子供が少年に、そして青年の入り口に立つまでの物語とでも、言え

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    2024年08月02日
  • うさぎとトランペット

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    「楽隊のうさぎ」と同じ世界のストーリー。
    いっかいこの人の文に触れていたので割と素直に読めました。

    ぼくはうさこほど敏感でもなく、口が少ないタイプの人間でないのでこの子に入り込むことはできませんでした。
    しかし、このように世界をみているこどもを知れたのはよかったとおもいます。

    「毒は薬になる」

    当たり前っちゃ当たり前なんですがそれをうまく描ききってくれてよかったように思います。

    あと、「楽隊のうさぎ」を読んでいると登場人物たちが少し大人になって登場するのでほほえましいです。

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    2011年07月09日
  • 楽隊のうさぎ

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    おもしろい!!
    うわあああおもしろい!!
    ブラスバンドいいな~おもしろそうだな~!!
    ちゃんと練習すればうまくなれるんだよね
    練習たのしくてたのしくてしょうがないって感じがまたかわいい^^
    森勉が学校の英会話の先生の顔でしか想像できなくて
    クレイジーか~そうか~
    もっとちゃんと練習すればよかったな~っていまさら思うよ

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    2015年08月09日
  • うさぎとトランペット

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    自分も吹奏楽をやっているから買ってみた

    こっちは一般バンドの話だから
    楽隊のうさぎのほうが中学の吹奏楽部の話だから好き!

    これみてやっぱ音楽はいいなあって思った

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    2009年10月04日
  • うさぎとトランペット

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    「うさぎと楽隊」の第2弾!?登場人物は若干かぶっているものの、テーマがだいぶ違ってくるかなあ、というのが印象。相変わらず、音楽の素晴らしさをかはあるんだけれど、小学校5年生辺りの複雑な子どもたちの様子をとても丁寧に描写しているなぁって。面白かった!この子たちが、どんな大人に成長していくのかってところもあれば、いいなぁとか思いました。

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    2010年10月14日
  • うさぎとトランペット

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    吹奏楽の曲をこんなに豊かに表現できるなんて……もっと早くから吹奏楽をやっていれば良かったなぁ、と思った。

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    2009年10月07日
  • 楽隊のうさぎ

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    ネタバレ

    主人公は吹奏楽部に入部することになった中学生の少年克久ですが、物語の視点が色々な登場人物にコロコロ変わるので、自分が物語の渦に巻き込まれているような感覚を覚えました。様々な楽器の音が重なり合って1つの音楽を奏でる吹奏楽のように、様々な登場人物の視点が重なり合ってこの物語が生まれているのかなと思います。引っ込み思案だった克久が吹奏楽部の活動を通して成長していく姿が輝いて見えました。

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    2025年12月22日
  • 楽隊のうさぎ

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    全く未経験から中学の吹奏楽部に誘われて入部して、普門館で演奏するまでのお話。

    中学生の心理に関してはもうわからないなー

    最後の演奏場面の描写は迫力があった。

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    2025年03月10日
  • 楽隊のうさぎ

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     これは吹奏楽経験者ほど頷けて楽しめる話だろう。吹奏楽経験はないが、演奏前や演奏中の異様な緊迫感は体験したことがあるので、情景と雰囲気がありありと体感できる。うさぎがラストにはいなかったり、家庭やいじめ等諸問題がただ克久の周辺に配置されただけだったところは残念。部活の練習があるから家族旅行なんて行ってられない気持ちが懐かしい。話し合いの最中にテレビつけちゃう心理は目から鱗。夫と息子が同じことやりそうなので、「無意識にただなんとなく」やっちゃう心理、覚えておこう。読みにくさもあり読者を選びそうだが、中学生の心情の描写が見事。

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    2024年06月24日
  • 楽隊のうさぎ

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    中学入学後、勧誘されたブラスバンド部に入部した、引っ込み思案の少年の成長物語。

    学校に居たくない、居場所がない
    そんな少年が吹奏楽の魅力と
    ひとつの音楽を作り上げる仲間に巡り合う

    ストーリーと文章、会話等、思っていた以上に中学生向けの作品でした。
    軽めのイジメの投入や少年の家庭内トラブルの挿入も中途半端。
    彼の中のポジティブな意識が、うさぎかな。
    彼の中のネガティヴな意識が、左官かな。
    中学生の読書感想文推薦本だったこともあるみたい。吹奏楽経験者と今活動している子供達には共感する部分が多い作品かなと思います。

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    2024年03月30日
  • 楽隊のうさぎ

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    主人公側の気持ちにもなれず
    親や先生の考えにも近づけずモヤモヤしながら読む
    音楽が仕上がっていく過程は面白いと思うし時々姿を現せるうさぎの描写も気になるけど物語に入り込めない
    この本ってどうして読もうと思ったんだっけ?
    何かを期待して読み始めたはずなんだけどなぁ

    楽曲は知らない曲だったのでつまんなーと思って読んでましたが
    そうです!こういう時は検索再生ですよね「蜜蜂と遠雷」の時もそうしたんでした(^^)
    ・シバの女王ベルキス
    高度な曲ですソロ多いし個人のスキルが問われそうー
    全国レベルってこんな感じ?
    それともこんな時代になっちゃってるの?中学生だよ( °ω° )

    自分が現役だった頃にもあ

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    2024年03月24日
  • 楽隊のうさぎ

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    よかった。
    学校にいる時間をできるだけ短くしたい少年が、ひょんなことから一番活動時間の長い吹奏楽部に入ってしまう物語。ティンパニを叩いて、仲間と触れ合い、親とたまにギクシャクしながら成長していく。

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    2022年11月11日
  • 楽隊のうさぎ

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    ★克久は最初の一音を(p.325)

    無感情でいられるよう心を塗り固める左官屋とゆたかな感受性のうさぎが同居している克久をはじめ登場人物たちはさまざまな個性を持つ中学生でありパーツとしての音である楽器であり最初はバラバラだったものが単調で長い練習のなかしだいに全体の音を奏でられるようになっていく。新聞連載中に(いくつかの地方紙に使われていたようですがぼくはたしか神戸新聞でだったような気がします)あるていど読んでましたがちゃんと読んどきたいとは思ってました。まぶしいです。

    ▼簡単なメモ

    【一行目】花の木公園にはうさぎが棲んでいる。

    【相田守】小学校で同じクラスだった。《クサいを相田は営利な

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    2022年05月20日
  • 海を感じる時・水平線上にて

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    ネタバレ

    『海を感じる時』 一回目(2021/12/09)

    くだらないことをしたことがないからわからない
    という母の言葉は先に死んでしまった父への憎しみや愛が行く先がないがゆえに、証明ができないがゆえにどす黒いものになってしまった、そこから生まれた言葉に思えた。自分の言葉で自分を正し、証明し、守ろうとしているように捉えた。
    自分の純潔さは娘にも求めるものとなる。なんたってあの人と自分の子供であり、何より娘の不出来は自分にも影響があるから。

    父が死んでから起こった親族とのいざこざで父に対する生前の愛は濁ったのだと思う。恨んでも何処にも吐口がないならそれはその血を持つ娘に行くのだろう。
    もう死んでしまっ

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    2021年12月09日
  • 楽隊のうさぎ

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     清潔感のある文章を読みたい、と思った時、この本のタイトル楽隊のうさぎがありました。中学生のブラスバンドのお話、清潔感は抜群です。歴史とか歴史小説をよく読みますが、汚辱が多々、たまにこう言う良質の本を読むとデトックス効果があっていいのではないかと思えてきます。僕自体は楽器をする人間なのでこれが読むキッカケになったのかもしれません。

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    2021年10月18日