中沢けいのレビュー一覧

  • うさぎとトランペット

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    素直でかわいい、宇佐子ちゃんの心の揺れを、中学時代の吹奏楽部の思い出と共に感情移入しながら読みました。合奏場面をここまで言葉でリアルに描けるのは、素晴らしいと思います。

    いじめに関わる場面では、子供の頃感じた友達関係の難しさを思い出しました。

    読み終えて、とてもすがすがしい気分になりました。

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    2023年02月17日
  • 海を感じる時・水平線上にて

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    映画を観てから試しに読んでみたら、映画とは大きく違っていて原作がとても好き。
    映画のエロさを期待したら原作は物足りないかもしれない。

    映画は言葉は古いのに出で立ちは現代でちぐはぐだったしかもセックスのシーンばかり、主人公ふたりが暴力的な阿呆に見えたけれど原作だと優しさや苦悩や狂気がわかりやすくて面白かった。
    ただ終わりかたが突然で全体的に短く、すこし物足りない。

    しかしどうして原作の良さである繊細さを映画にしなかったんだろう〜なぜ官能的な映画にしたんだろうと悔やまれる。

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    2019年01月05日
  • うさぎとトランペット

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     「楽隊のうさぎ」の続編…、とまでは言えませんが、登場人物がそこそこ重なっています。
     主人公は小学校五年生の女の子。
     その子の五年生の一年間が書かれています。

     はっきり言って、この本。何一つ結論がでないまま終わっています。
     それでも、良い感じで終わっています。
     これから先、色々と大変だろうけど、人生ってそんなもんよね? って感じ(笑)、とまでは言いませんが、何か劇的なことが起こったわけでもなく、色々な日常の積み重ねなんですが、そこに一石投じられると、波紋が広がる。
     それは、良いことなのか、悪いことなのか、成長するために必要なことなのか。
     まあ、そんなことはともかく、この人の文章

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    2009年10月04日
  • うさぎとトランペット

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    楽隊と比べるともう一つ集中出来なかったが、小学生の女の子の世界というのが理解に難しかった。吹奏楽もオーケストラも、アンサンブルだって本当に魔法。演奏は楽しくやりたいですよね。

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    2025年12月07日
  • 麹町二婆二娘孫一人

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    初めて読んだ作家さん。
    表紙の装丁に魅かれて手に取った。
    麹町のお屋敷に住む亥年生まれの5人の女たち。
    猪が三代揃うと、その家は栄える、という言い伝えがあるようだが…5人集まると…⁉︎

    母娘の関係と、そうでない関係、年代も中学生から最年長は昭和10年生まれ。それぞれの間柄を整理するのに、初め少し手こずったが、読み進めるとのめり込んだ。
    ストーリーは静かに進行し、5人はそれぞれに抱えるものがあり、それぞれの人生を生きている。

    ちょうど東日本大震災が起きる頃までが描かれていて。
    麹町、普段自分が暮らしていて、通過するばかりで、立ち寄ることがほとんどない街。
    一度、この街を自分の足で歩きたいと強

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    2024年07月07日
  • うさぎとトランペット

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    おとなしい引っ込み思案な小学5年生の女の子、宇佐子。おとなびている転校してきた同級生のミキちゃん。
    2人は、音楽や、社会の大人達とまじわりながら、大人になっいく。
    話しのなかで、こんな一説がある。

    大人には見えないものが、子どものそばには、いつも付いているものだ。それは天使かもしれない。それは鬼かもしれない。
    子どものすぐそばには、そういうものがいて、いつも子どもを見ている。

    心が洗われる綺麗な小説ですね。

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    2021年11月30日
  • 動物園の王子

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    ネタバレ

    高校時代の演劇部3人の50代の女たちの日常。
    ユキさん、サッチン、チョウ子。

    演劇部時代の先輩が亡くなり、当時の記憶を懐かしみ
    落ち着いた育児のあとにまっていた静かな日々、
    孫について考えるようになる年齢

    動物園で出会った、1人の男の子を大勢の大人で面倒見ていた海外の家族。

    小さな子供を心から愛しいと感じるようになったこと。
    大きな子供である夫とのやりとり
    脳梗塞で倒れた友人。

    これといった大きな出来事はないんだけれど
    このお話のような小さな出来事の積み重ねこそが日常だなあと思う。

    生きることにくじけそうになっている若者の話に疲れ気味だったので、こういう話が心に染みる。

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    2019年04月26日
  • 動物園の王子

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    ネタバレ

    つかず離れず、
    時に悪態をつき、
    時に一緒に笑い、
    すこーし遠慮したり、心配したり、
    そーゆー友人がいるってのはいいなあっと。

    それなりに幸せな三人の女性のおはなし。

    年とっても、案外
    感じること、考えることって違わないのかも。
    かくいう私も精神年齢実に中学生あたりで
    止まってる気がするし・・・・。
    うーん、大人ってどうやってなるんだ?
    あー孫はムリだわー。それって親不孝なのか?

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    2016年06月10日
  • うさぎとトランペット

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    音楽未経験者にも演奏シーンが想像しやすく、するすると世界に引き込まれていきました。
    最後の演奏会のシーンでは成長したピンクバナナの皆が頼もしくも愛嬌たっぷりで顔が綻びました。

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    2016年01月10日
  • 麹町二婆二娘孫一人

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    牛島富子 74歳、娘 美智子、孫 真由の三代の家に、きく 86歳と娘 紀美が何故か同居して、5人の女達が繰り広げる物語だが、場所は東京のど真ん中の麹町.ただ、田舎の風情が漂う古い家が舞台.男はところどころに出てくるが、あくまでも脇役だ.女だけだからこの様な物語が成立するのだろう.美智子の友人のアブの話しが面白かった.

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    2015年05月25日
  • 海を感じる時・水平線上にて

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    「肉体的交情を伴わない恋愛」を「プラトニックラブ」というらしいけれど、その解釈は間違っているんじゃないかと思う。
    私の心は、私の体の中にあるのだから、
    体を介さなければ、心までは辿り着けないだろう。

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    2015年08月24日
  • 麹町二婆二娘孫一人

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    ネタバレ

    (波2014.11紹介)家族。日常。亥年。2010~2011年。寄る年波、1年の間に家族や友人にいろんな変化があって、そこには辛いことも不安なことも書かれているのに、優しい空気で包まれている。

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    2015年03月13日
  • うさぎとトランペット

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    叔母が貸してくれたのを、しばらく放置してたのだけど読み始めた。なんとなく惹かれなくて。
    どうせ、青春物語かと思ったけど違った。こどもってむずかしいー!
    読んでて、まんまと楽器吹きたくなってきた。

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    2013年04月20日
  • うさぎとトランペット

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    「楽隊のうさぎ」と同じ世界のストーリー。
    いっかいこの人の文に触れていたので割と素直に読めました。

    ぼくはうさこほど敏感でもなく、口が少ないタイプの人間でないのでこの子に入り込むことはできませんでした。
    しかし、このように世界をみているこどもを知れたのはよかったとおもいます。

    「毒は薬になる」

    当たり前っちゃ当たり前なんですがそれをうまく描ききってくれてよかったように思います。

    あと、「楽隊のうさぎ」を読んでいると登場人物たちが少し大人になって登場するのでほほえましいです。

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    2011年07月09日
  • うさぎとトランペット

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    自分も吹奏楽をやっているから買ってみた

    こっちは一般バンドの話だから
    楽隊のうさぎのほうが中学の吹奏楽部の話だから好き!

    これみてやっぱ音楽はいいなあって思った

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    2009年10月04日
  • うさぎとトランペット

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    「うさぎと楽隊」の第2弾!?登場人物は若干かぶっているものの、テーマがだいぶ違ってくるかなあ、というのが印象。相変わらず、音楽の素晴らしさをかはあるんだけれど、小学校5年生辺りの複雑な子どもたちの様子をとても丁寧に描写しているなぁって。面白かった!この子たちが、どんな大人に成長していくのかってところもあれば、いいなぁとか思いました。

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    2010年10月14日
  • うさぎとトランペット

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    吹奏楽の曲をこんなに豊かに表現できるなんて……もっと早くから吹奏楽をやっていれば良かったなぁ、と思った。

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    2009年10月07日
  • 海を感じる時・水平線上にて

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    ネタバレ

    『海を感じる時』 一回目(2021/12/09)

    くだらないことをしたことがないからわからない
    という母の言葉は先に死んでしまった父への憎しみや愛が行く先がないがゆえに、証明ができないがゆえにどす黒いものになってしまった、そこから生まれた言葉に思えた。自分の言葉で自分を正し、証明し、守ろうとしているように捉えた。
    自分の純潔さは娘にも求めるものとなる。なんたってあの人と自分の子供であり、何より娘の不出来は自分にも影響があるから。

    父が死んでから起こった親族とのいざこざで父に対する生前の愛は濁ったのだと思う。恨んでも何処にも吐口がないならそれはその血を持つ娘に行くのだろう。
    もう死んでしまっ

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    2021年12月09日
  • 海を感じる時・水平線上にて

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    疑問
    ①映画は恵美子と高野が同居する場面で終わるが、原作は同居することはない.なぜか
    ②気力がないのに女の子の体に興味があるの?
    ③女と男の身体の価値
    ④なぜ高野に執着するのか

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    2017年07月12日
  • 麹町二婆二娘孫一人

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    亥年の女5人が集まって暮らすにぎやかなこの感じは谷崎潤一郎の『細雪』みたいな様相。特に何が起こるわけでもなく日常。日常が非日常へと瓦解していくのがラストだ。そこから新たな物語が始まりそうなまま終わる。

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    2015年11月20日