麹町二婆二娘孫一人

麹町二婆二娘孫一人

2,024円 (税込)

10pt

3.5

東京麹町の古い屋敷に暮らす女ばかりの五人。昭和初め生まれのお嬢さん気質の抜けない家付き娘・富子さんも、ロリータファッションの孫娘・真由に振り回される平成の現在。富子さんと長年ともに暮らしてきた大正生まれのおきくさんが高齢出産で得た娘の紀美ちゃんもいて――世代様々、微妙な関係。変わりゆくもの、変わらないもの、それぞれの人生を温かくみつめる長編。

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麹町二婆二娘孫一人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ作家さん。
    表紙の装丁に魅かれて手に取った。
    麹町のお屋敷に住む亥年生まれの5人の女たち。
    猪が三代揃うと、その家は栄える、という言い伝えがあるようだが…5人集まると…⁉︎

    母娘の関係と、そうでない関係、年代も中学生から最年長は昭和10年生まれ。それぞれの間柄を整理するのに、初め少し手

    0
    2024年07月07日

    Posted by ブクログ

    牛島富子 74歳、娘 美智子、孫 真由の三代の家に、きく 86歳と娘 紀美が何故か同居して、5人の女達が繰り広げる物語だが、場所は東京のど真ん中の麹町.ただ、田舎の風情が漂う古い家が舞台.男はところどころに出てくるが、あくまでも脇役だ.女だけだからこの様な物語が成立するのだろう.美智子の友人のアブの

    0
    2015年05月25日

    Posted by ブクログ

    亥年の女5人が集まって暮らすにぎやかなこの感じは谷崎潤一郎の『細雪』みたいな様相。特に何が起こるわけでもなく日常。日常が非日常へと瓦解していくのがラストだ。そこから新たな物語が始まりそうなまま終わる。

    0
    2015年11月20日

    Posted by ブクログ

    ちょっと苦手。
    なかなか読み進められなかった。
    主題が何なのか最後までつかめず。
    あの終わり方にどういう意味があったのだろう。

    0
    2015年06月21日

    Posted by ブクログ

    書名どおり、亥年の女ばかりの五人家族が繰り広げる日常を描いた作品。特に面白いわけでも、印象に残る作品でもないが、最後は東北大震災で麹町の家が被害を被るところで終わる。男二人が加わる新しい家族の姿を暗示するようなエンディングが、少々物足りなく感じた。

    0
    2015年04月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (波2014.11紹介)家族。日常。亥年。2010~2011年。寄る年波、1年の間に家族や友人にいろんな変化があって、そこには辛いことも不安なことも書かれているのに、優しい空気で包まれている。

    0
    2015年03月13日

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