川添節子のレビュー一覧
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自分の欲望は自分自身の中からが生まれたわけではなく、他者の模倣によって発生したものであるという話。
何を伝えたいのかよく分からない難しい部分も多かったけど、面白い理論。
模倣から完全に逃げることは出来ないけど、模倣によるものだと理解することで無駄な出費や競争、見栄を回避することができるかも。Posted by ブクログ -
マズローの5段階欲求なんて古い。上位3層は「他社の欲望模倣」で説明がつく...という本。勉強というよりかは、純粋な読み物として完成してる。ザッポス伝説で一世を風靡した元CEOのトニー・シェイが自殺していることを当書で知った。Posted by ブクログ
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ピーターティールの愛読書の著者ルネジラールの入門に。前半は、人類の欲望は模倣である。欲望が似ることで競争が生まれ、さらに欲望が掻き立てられる。後半の記載が重要。深い欲望、良いサイクル、モデルの発見。
浅い欲望に惑わされない。深い欲望を追求する。Posted by ブクログ -
前半の複式簿記の発祥と歴史に関するところは面白く読ませてもらったが、後半のGDPや会計不祥事、グリーン経済のくだりはいかにもちょっと調べて書きましたといった感じで牽強付会にも見えてしまい蛇足気味。しかし原著刊行が2011年で、アカウンタントがグリーン経済への転換において中心的な役割を果たすことができ...続きを読むPosted by ブクログ
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評判がいい本だけど...内容がとっ散らかって整理しにくい本でした。
大まかな内容としては、欲望とは模倣であり常にモデルを真似しているということになる。モデルは近い存在(一年生)と遠い存在(セレブ)とあり、近い存在になるほど競争や衝突が起きる。自分の欲望をメタ認知することが大事。
著者のメッセージと...続きを読むPosted by ブクログ -
とてもわかりやすく見やすいイラストで始まる章。
初歩の初歩からではあるがなかなかおさらい出来るもの。
一つ言うならもう少し特化して掘り下げても良いのではないかと思うものだった。Posted by ブクログ -
詳しい日本版も読みたいような読みたくないような…
なかなか難しく読むのに時間がかかってしまった。
ファストリが賃上げを発表したときに読み進めてた本のため、今後追随する企業が出てくるのか動向が気になるところ。
→上がりつつあるかな
自意識や価値観は、給与に包まれている。
進んで負担すべきコスト...続きを読むPosted by ブクログ -
夢が科学の対象になり、睡眠や精神疾患の治療に役立つ研究が進んでいるということについては朗報だろう。
とはいえ、明晰夢を見る、ということについては半信半疑になるのを拭いきれない。明晰夢をみるトレーニングで著者がハワイに行く話でも、地を足に付けずに生活してるような参加者の話は私も著者と一緒に辟易した気持...続きを読むPosted by ブクログ -
感想
湯水の如く湧き出る欲望。個人としては止める方法を知りたい。だが煽る主体は存在する。そのせめぎ合いが現代の資本主義社会を作る。Posted by ブクログ -
予想はしていましたが、文体にメリハリなしボリューム感もありという感じで、比較的じっくり読む人向けだと思います。
とはいえ、章ごとに読んでも大丈夫な構造になっているので興味のある章をピンポイントで読んでも大丈夫かと。Posted by ブクログ -
給料の額はどのようにして決まっているのか。
大きな要素として、権力(上司や力のあるものが給料を決める)・慣性(この仕事だとこの金額だろうと金額が固定化される)・模倣(業界内の相場で賃金を払う)・公平性(自社内もしくは業界内で公平な金額か)としている。
また、多くの人は給与が個人の成果が給与に反映さ...続きを読むPosted by ブクログ -
歩合給の設計によっては、顧客に不利な商品を売り込む傾向ができる。
ウォールマートの賃金は最低賃金の象徴だった。
労働組合の減少が賃金の上昇を妨げている。テスラの工場にはGMのような労働組合はない。
トラックの運転には技能がいるが、賃金は大きく下がった。生産性は落ちていない。
格差は、平均的な労働者...続きを読むPosted by ブクログ -
あまりに資本側に偏っているという認識は反対しづらいのだが、さてどうするかの話になるとどうも歯切れが悪い。その根底にあるのが給与がその人の価値を表しているという信仰だという。それ確かにある。読んだけど、しんどくて、ちゃんと追い切れているかというと申し訳ない。あの人は稼がないとあの人は価値がないのリンク...続きを読むPosted by ブクログ
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預金から暗号資産まで、読みやすくまとめられている。確認テストが毎回あるのが、知識を記憶するためには、とても良いと思った。
アメリカの本なので仕方がないが、年金システムや投資の仕組みについての説明が、日本とどう違うのかわからなかったので、細かい点は参考程度にしかならないと思う。アメリカ株の投資をする人...続きを読むPosted by ブクログ -
イラストが綺麗で読みやすい。頭に入ってきやすいし、クイズもあるので、理解力も試せる。本の中でも述べられていたけれど、大事なのは、学んだことを行動に起こせるか。そのために少しでも自信をつけるためという点では良い本だと思う。Posted by ブクログ
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格付け会社は、透明系を高めるという理由で、格付けソフトウエアを発行者に渡した。
ひとつひとつのデフォルト確率が5%でも、前提条件によって統合されたデフォルト率は違ってくる。
恐怖と欲望のバランスが崩れた時、バブルが起き、崩壊する。
ハリネズミとキツネはどちらが予測できるか。
ハリネズミは基本原則を...続きを読むPosted by ブクログ -
AIを使ってベストセラーとそうでない本を自動的に文章から分類するアルゴリズムを作ったという話。どんな特徴を持つ本をAIはベストセラーと判断したかという結果よりも、AIを用いて文章から本の良し悪しを見分けるという発想が面白いと思った。Posted by ブクログ
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統計の誤用について、実例を挙げながらの解説。
シニカルで個人攻撃っぽい内容なので好き嫌いが分かれそうだが、へーっと思うような例も多数あった。
理論なしにデータをあさって面白そうな関係を見つけ出すのもだめだし、データなしに理論だけがあってなんとなく正しそう、と思い込むのもダメ。そのとおり。
・40...続きを読むPosted by ブクログ -
ベストセラーとなる小説にアルゴリズムは存在するのかをITを使って突き詰めた本。それらしい法則が提示されるが、自分は腹に落ちたわけではない。むしろ、日本語で書かれた小説の場合はどうなのか気になった。言語に関係ない法則(三幕構成にすること、規則的な力強い鼓動があることなど)もあるのだが、それを導いた経緯...続きを読むPosted by ブクログ