川添節子のレビュー一覧

  • データは騙る 改竄・捏造・不正を見抜く統計学
    統計はわからないのだが、インチキな統計の話を読むのは好きなのよねえ。しかしこの本は分量が多すぎて読みきれない。あきらめ。


    - まぎらわしいデータ、あやしいグラフに注意
    - 交絡因子をさがす
    - テキサス狙撃兵に注意
    - データが省略されてたら用心
    - 理論なきデータもデータなき理論もだめ
  • データは騙る 改竄・捏造・不正を見抜く統計学
    「どんなデータでも、たとえランダムにつくったデータであっても、じっくり見れば必ずパターンは見えてくる。それがどんなに魅力的なパターンだったとしても、それを裏付ける理論が必要だ」
    理論なきデータ、データなき理論に騙されないようにする。気をつけるのは、自己選択バイアス、生存者バイアス、交絡因子。
  • データは騙る 改竄・捏造・不正を見抜く統計学
    副題の不正を見抜く統計学というところにひかれて読みましたが、どちらかといえば"統計の不正を見抜く"みたいなお話です。
    認知バイアス本としては、基礎的な話がしっかりまとまっていて、読み口も分かりやすくいい本だと思いました(どこかで聞いた話が多いことの裏返しでもありますが)
  • 取締役会の仕事 先頭に立つとき、協力するとき、沈黙すべきとき
    取締役会における適切な役割とは何か、豊富な事例とともに考えられている。

    事例が多いのは面白いが、そこから学べる共通の要素などが少なく、また定性的な内容となっている。
  • ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム
    テキスト・マイニングと機会学習によって、米国におけるベストセラー本が持つ特徴を抽出し、過去に出版された本がベストセラーだったかそうでなかったかをその本の内容(テキスト、文体、トピック等)のみで(尤もらしさとともに)判定するアルゴリズムを開発した研究者による著作。
    結果(ベストセラー本である(確率が高...続きを読む
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    最近データの活用が大事だと言われているが、データに対するリテラシーが不足していることに気付かされる。過剰適合等データの取り扱いは単純にはいかない。
    まさにノイズの中からシグナルを予断なく見出すかが問題だ。
  • 取締役会の仕事 先頭に立つとき、協力するとき、沈黙すべきとき
    現代のコーポレートガバナンスにおける取締役会の役割がよくわかる。取締役から見た執行サイドとの関係づくりなど、多くの事例を踏まえて、取締役の視点で企業をみさせてくれるので、興味深い。
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    様々なケーススタディを使って統計的手法による予測の難しさを述べた本。理論の良しあしは個人の考えに寄ると思うので、正誤の判断はしないが、統計学・予測学に多少なりとも興味があれば面白いのではないか。結論さえ知ることができれば良いのだ、と言う人にとっては、ダラダラと屁理屈を述べているような印象をうけてしま...続きを読む
  • 取締役会の仕事 先頭に立つとき、協力するとき、沈黙すべきとき
    時代の変遷とともに多様化・複雑化する企業の経営環境にあわせて役割が変化しつつある「取締役会」に着目し、そのあるべき姿や課題と解決策について論じたビジネス書。

    著者は、取締役会が単なる形式的な役職だった時代から、機関投資家の台頭と圧力によって経営の監視役としてコーポレートガバナンスの担い手となり、さ...続きを読む
  • バランスシートで読みとく世界経済史 ヴェニスの商人はいかにして資本主義を発明したのか?
    題名が違う。会計の歴史。が正しい。
    インドやアラビアに起源を持つ会計(複式簿記)、数学がベネチアで再発見されてヨーロッパに広まり、それが株式市場や製造業の発展共に精緻化された。
    一方エンロンやワールドコムにある不正会計のいたちごっこはつづく。
    GDPはケインズなどが戦時の国家統制のために作ったものが...続きを読む
  • バランスシートで読みとく世界経済史 ヴェニスの商人はいかにして資本主義を発明したのか?
    歴史を扱っている部分は面白い。終盤の会計スキャンダルや世界をよくするために会計にできることは何かを問う、みたいな部分は退屈だった。

    ルカパチョーリとダビンチのつながり、複式簿記とウェッジウッドとダーウィンのつながり
  • バランスシートで読みとく世界経済史 ヴェニスの商人はいかにして資本主義を発明したのか?
    本書は会計技術を用いれば地球環境を救うことができると述べる。
    会計学は言わば認識の学問ともいえよう。現状を的確に認識し、問題点改善点を洗い出す。その上で人々が問題解決の実効に移す必要があるわけだが、その実効のためには法学、哲学、政治学、経済学の知見が必要となる点で会計技術のみで地球環境を救うことはで...続きを読む
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    前半は、リーマンショック、米国大統領選挙、天気予報、地震などの予測のダメ出しで、リーマンショックなどの分析は成る程と思いつつも後出しじゃんけんな感が否めない。後半はギャンブル、金融市場、地球温暖化、テロリズムについて考察し、ベイズの定理あるいはベイズ的思考が再三登場する。ビッグデータは因果関係より相...続きを読む
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    予測と誤りについて書いた本。
    電子書籍版もあるのだが、本屋でめくってみたところ図が多そうだったので
    パラパラめくれる紙版のほうがいいんじゃないかと思い、紙の方を購入。

    はっきり言えば分厚い本の割に、内容的にはそれほど深くはない。
    むしろ横断的に膨大な事例を収集してあることに価値のある本なのかなと。...続きを読む
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    確率論的に考える。過去にしがみつかず常に軌道修正。1つの情報にとらわれず複数の視点から見る。自然科学、社会科学、スポーツ、ゲームの事例。

    銀の弾丸はない。どんなテクニックや能力があるんだろうと思って読んだのですが、著者の能力が高いのではなく、すべきことをしていないだけ。
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    元オンラインポーカーで生計を立てていた人で、政治の予想サイトとかを作った人の本なので大変面白い。ってかギャンブラーの本なのでたまに名言が入る。刺激的に読める。でも、べき乗則に習うんだよってわかるけどさあ、どうにもならんよね。