川添節子のレビュー一覧

  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    データ解析する場合に、シグナルとノイズをどのように扱うべきか書かれた本。気象、地震、テロなどなど予測に携わる人ならば一読すべき一冊。

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    2023年11月24日
  • 欲望の見つけ方 お金・恋愛・キャリア

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    模倣理論に関する入門書。1年生の国・セレブの国、スケープゴートメカニズムなど、新しい概念ばかりだったのでとてもおもしろかった。学術書として捉えると、実例を交えて分かりやすく書かれていると思う。

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    2023年06月10日
  • 欲望の見つけ方 お金・恋愛・キャリア

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    嫉妬でしんどい思いをした人や、やりたいことに溢れて迷走・疲弊したときに読む本だと思った。かつて自分は己の嫉妬深さでくたくたになった経験があり、嫉妬を克服するためにいくつかの方法を編み出したが、それを裏付けるような内容になっていて共感できる箇所が多々あった。

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    2023年05月06日
  • 欲望の見つけ方 お金・恋愛・キャリア

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    欲望には薄い欲望と濃い欲望があり、前者は模倣によって踊らされた結果としての欲望であり、人に害を与えやすい。後者は模倣性が低く人生の核となる。これらをより分けて、欲望のトラップを交わしつつ、人生幸せに生きたいと思う本。

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    2023年03月21日
  • らくがきファイナンス 人生で損しない選択をするためのお金の知識

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    米国のお金に関するあれやこれをイラストとユーモアでわかりやすく教えてくれる本。 今まで単語を聞いて何がどう結びついているんだろうと謎だったことが、これを読んでいろいろ解決した。 特に、いま米国で起こっている経済成長、金利、税率、インフレなどがどう株式市場全体の動きに影響するのかがよくわかる。

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    2022年11月14日
  • データは騙る 改竄・捏造・不正を見抜く統計学

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    統計データのゆがみについて
    最後の章にまとめがあるので引用
    パターンの誘惑
    間違った、あるいはバイアスのかかったデータ
    怪しいグラフ・データの省略
    よく考えずに計算する
    交絡因子がないか
    絶好調の波vs大数の法則の誤解
    平均への回帰
    テキサスの狙撃兵(たくさんデータを集めて都合のよい部分だけ抜き出す)
    理論なきデータvsデータなき理論

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    2021年09月20日
  • データは騙る 改竄・捏造・不正を見抜く統計学

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    ネタバレ

    おもしろい〜
    読み終わって、数字は嘘をつかないけど、嘘をつく人は数字を使うって言葉を思い出した。



    意味のないパターンでも、何かの効果の根拠であると言われればすぐに意味があるものと受け止めてしまう。人間の弱点は、世界を理解したいという欲求から生じている。
    認知ミス1.パターンとそれを説明する理屈の魅力にかんたんに屈してしまうこと。
    認知ミス2.自分の考えを裏付けるデータにとびつき、矛盾する証拠を無視すること。


    データ•グラビング
    有意性を示すために、公表する結果を選別したり、データを強引に探し出したりするやり方
    自己選択バイアス、たまごとにわとり。
    生存者バイアス、データから理論を引き

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    2021年08月28日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    データアナリシスの基本を学ぶ本としてよいのではないだろうか?

    ノイズをいかに見抜き、それを排除して思考することが大切。

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    2021年08月05日
  • データは騙る 改竄・捏造・不正を見抜く統計学

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    スティーヴン・レヴィットのベストセラー『ヤバい経済学』の目玉の章である、ニューヨークの犯罪減少の最大要因が中絶の合法化、という内容が否定され、かつ、レヴィット自身がそれを認めていたのが、大変衝撃的だった。

    他の内容は大体統計の面白本でよんだことがあるよう内容だったけど、筆が鮮やかでとにかく読みやすい。

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    2021年01月09日
  • バランスシートで読みとく世界経済史 ヴェニスの商人はいかにして資本主義を発明したのか?

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    なるほど会計というのは思想的におもしろいのだな。フランクリンやベンサムの発想も、17〜8世紀の会計の進歩なしには存在しなかった。

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    2020年06月15日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    ・統計学の勉強本ではなくて,「目の前にあるデータの見方についての誤りを正すための警告をしている本」だろうか。この本で統計学の勉強はできないが,普通の教科書よりもずっと豊富な知見を与えてくれる。

    ・人はシグナルとノイズの区別はできない。特に事前には。
    ・データ量を多くしても予測が正確になるとは限らない。シグナルよりもノイズが増える方が多い。
    ・結果として人はデータに騙される。本当は「騙された」わけではなくて,「見誤っている」だけなのだが。

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    2018年12月11日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    邦訳されたすぐ後に買っていたのだが1/3くらい読んだところで放りだしていた。分厚いながらも別に読みにくい本ではないのに。このたび、家ですごす連休のお供として引っぱり出したのだが、これがまたコロナの時代にピッタリの内容であった。いま世界中が、きわめて不確実な状況に置かれながら少しずつ明らかになるウイルス/疾病の情報をもとに今後の見通しを更新していく、まさにベイズ的な過程のただなかにいる。私たちが「知っていること」と「知っていると思っていること」の違いを識別しなければならないと教えてくれる本だ。

    ネイト・シルバーの文章には論理的な明晰さがあって読みやすい。少し斜に構えたユーモアとあわせて、なんと

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    2020年05月10日
  • ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム

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    ネタバレ

    LDA(潜在的ディリクレ配分法)でトピックモデリングを実施し、その本にどういうトピックが含まれているか、またその他機械学習で売れている本とそうでない本の違いを解析した結果が書かれている。
    アルゴリズムが選んだベストセラーになる確率が一番高い本は「デイヴ エガーズ」の「ザ・サークル」だったそう。
    ジョン・グリシャム、ダニエル・スティールは多くのベストセラーがあるが、アルゴリズムでも説明できたんだそう。
    ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストから売れている小説を500冊ほど、それほど売れてない小説を4,500冊ほど選び、それを学習させモデルを作った。4年ぐらい掛けたらしい

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    2017年06月09日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    自分が興味ある分野だけに、500ページのボリュームでしたが、かなり興味深く読みました。
    リーマンショックや巨大地震、インフルエンザなどの予測に関する失敗のエピソードは、参考になりました。
    著者は、最近のビックデータ分析で用いられているベイズ統計の重要性と推奨をしてます。
    ある事象を分析する上で、その事象が起こる前の事前確率を見積もり、現実の事実を組み合わせて、確率的に予測する理論です。
    ベイズ的アプローチは、問題解決のための観察・仮説形成・検証というアプローチと、概ね同じプロセス・思考法であるという切り口は、圧巻でした。
    また、ベイズ統計が批判されている部分である、事前確率に主観性が入ることに

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    2017年05月07日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    地震予知、地球温暖化予測で用いられるデータの信憑性に関して、もやもやとしたものがあったが、本書を読んで見方が多少分かってきた。因果関係と相関関係、データ中に含まれるノイズ、そのデータを使う人の目的などを知り、安易に騙されないよう心掛けたい。特に自分に都合の良い意見を持っている人のよりどころとしているデータに関しては客観的に見直したり、反対意見の人の考えも排除しすぎないよう注意しよう。

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    2016年09月09日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    前から読みたかったのだがなかなか手が出せずにいた。また大作なので読み終わるまで思いのほか時間がかかってしまった。
    ビッグデータに関連してモヤモヤしていたことのすべてという訳にはいかないが、半分くらいはすっきりした気がする。
    どう消化するかはまだまだ課題であるが。
    ちょうど私的には目先の課題として第12章 地球温暖化をめぐる「懐疑心」からいろいろと大きなヒントが得られそうである。

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    2015年08月08日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    大リーグの弱小チーム オークランド・アスレティックスを低予算でも統計を駆使することで割安なプレイヤーを集めることでプレーオフの常連にした『マネーボール』で有名になった野球データを分析したセイバーメトリクスPECOTAを開発。大統領予選について統計的に予測をしてWebサイトに発表した結果がほぼ的中したことでも有名。

    著者は一時期、オンラインポーカーゲームにもかなり熱中していたらしい。第10章に詳しいが、カモがいると勝てる理論は納得。自分の経験でも、フリー麻雀で点5の東南では余裕を持って勝っていたけど、点10の東風では勝てなかった。この結果は、おそらくはカモがいるかどうかに依存していたんだと思う

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    2015年05月24日
  • バランスシートで読みとく世界経済史 ヴェニスの商人はいかにして資本主義を発明したのか?

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    複式簿記の発明から国民経済計算に至る会計の歴史を、数学の発展ともからめて非常に詳しく、でもわかりやすく述べてくれており、実に勉強になりました。
    今日本では、官庁の非効率性は会計制度に複式簿記を導入していないことも大きいという議論から、公会計にも財務諸表を取り入れようという動きが活発ですが、この本の最終章には、世の中の価値というものは必ずしも会計数値で十全に表現できるものではないこと、会計とともに会計以外の価値の計測方法をいろいろ工夫しなければならないことが書かれており、非常に示唆に富みます。
    公務員として、実に有意義な本でした。

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    2014年12月14日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    何らかの形で予測を仕事にする人は読んだ方がいいと思いました。
    予測がなぜ当たるのか、そしてなぜ当たらないのか、について、様々な分野での事例を引きながら深く考察した本。
    よい予測者になるための心構えを学びました。

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    2014年07月17日
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」

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    著者は「マネーボール」でも取り上げられた、野球データ分析会社で予測モデルを立ち上げ、2008年の米大統領選では50州のうち49州の結果を的中させたデータアナリスト。

    本書では天気予報、地震予知、パンデミックの拡散など多くの社会的な取り組みをケースとして、如何に成功事例などの過剰適合がノイズになり得るか、あるいはどのような波形にこそ注目されるべきなのかに迫る。

    データ処理ではなく、データサイエンスが備えているべき未来に触れられるといっても過言ではない一冊。

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    2014年07月01日