川添節子のレビュー一覧
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大リーグの弱小チーム オークランド・アスレティックスを低予算でも統計を駆使することで割安なプレイヤーを集めることでプレーオフの常連にした『マネーボール』で有名になった野球データを分析したセイバーメトリクスPECOTAを開発。大統領予選について統計的に予測をしてWebサイトに発表した結果がほぼ的中したことでも有名。
著者は一時期、オンラインポーカーゲームにもかなり熱中していたらしい。第10章に詳しいが、カモがいると勝てる理論は納得。自分の経験でも、フリー麻雀で点5の東南では余裕を持って勝っていたけど、点10の東風では勝てなかった。この結果は、おそらくはカモがいるかどうかに依存していたんだと思う -
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■予測
A.予測する際は、もっと確率と不確実性を受け入れねばならない。この点において役立つのが、条件付き確率を導き出す「ベイズの定理」だ。1 つのアイデアを違う角度から考える必要性を理解し、検証する方法を得る手がかりとなる。
B.ある心理学者によれば、専門家は「ハリネズミ」と「キツネ」の2 つのグループに分類できる。
・ハリネズミ:大きな考えを信じ、社会には基本原則があると信じている。大胆な予測をするのでよくメディアに登場するが、予測する能力はキツネより劣る。
・キツネ:これといった原則を持たず、問題に向けて様々なアプローチを試みる。より良い予測を行うが、メディアにはなじまない。彼らは多く -
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ネタバレキャッチーなタイトルだけど、「あなたの給料は何によって決まるのか」の方が正確だね。
自分の職業が今の給料なのは、業界のスタンダードによるものだと思っていたけど。
間違ってはいないけど、最低賃金や労働組合の有無などがそこに反映されていたのは驚いたり。
(そしてここらへんは、マイケルサンデルの『実力も運のうち 能力主義は正義か?』に近いものがあるね。給与と能力がイコールになると誤解されることが、どれほど間違っていてどれほど危ういのか、というわけだ)
何かの本で、「経営者が避けなければならないのは従業員が不満を持つことではなく、不満を持った従業員が団結することだ」とあったけど、正鵠を射ていたわけ -
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米国のブロードバンド回線料金は欧州などに比べてかなり高額らしい。米国が月額平均66米ドルなのに対して欧州の平均は35米ドル。
自由市場なはずの米国の各種サービス料金は、どんな業界でも高い。この理由を解き明かそうという一冊。
本書の主張としては、市場競争の減少と独占化の進行、勝者総取りの無形資産の影響拡大に原因があり、どちらも大企業によるロビイ活動や選挙資金提供の影響が大きいという。
米国での大企業ロビイ活動が特に熱心な業界は、IT、ヘルスケア、製造業、金融などであり、どれも高額所得企業ばかりだ。
反トラスト法が実質的に機能せず、新規参入障壁が高くなり費用の高止まりにつながっていそう。
こ -
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未来を予想するための理論としてペイズ定理というのがある。過去の情報に基づいて未来を予想する。しかし、過去の情報には、重要な情報であるシグナルと、誤情報であるノイズとがある。ノイズによってバイアスがかかり、誤った予想がなされてしまう。そこで、結果と照らし合わせて、確率論的に次の予想を行う。これを何度も繰り返すことで、より正確な予想が行えるようになる。これは、気象予想やチェスでは威力を発揮する。正確なフィードバックが得られ、コンピュータの力、特に生成AIの力を存分に発揮できるからだ。一方、地震や経済のように、システムが複雑で、予想が正しかったか否かの検証が難しい場合には、コンピュータでは対応出来な
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常に我々は何かを求めている。ただ、なぜその欲望を抱いているかを深く考えたことがない。欲望の大部分は、周りの模倣によって生じる。人間は模倣に長けた生物であり、無意識ながらモデルの影響を受けてしまっている。ただ、モデルという他人の欲望を真似ただけであるから、叶えてもそれほど幸福を感じることはできない。だからこそ、自分の本当に欲するものの傾向(可能性実現、前進、独特、中心になる、支配、完成、理解し表現する、協力、新しい学びを披露、開発、自分を認知させる、理想を経験、確立、探究、卓越、所有、改善、人の行動を変える、影響を与える、正しいことをする、立て直す、基準に達する、習得、難題に対処、組織する、打ち
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2024年12月11日、グラビティの読書の星で紹介してる人がいた。
「俺はあまり物欲がないんだけど、そもそも「『モノが欲しい』っていう欲求はどこから来るんだろう?」と思って買った本。
Paypal創業者のピーター・ティールも魅了された「模倣の欲望理論」というらしく、俺も引き込まれて一気読み。面白かったので、興味がある人は是非。」
● 2025年3月7日、改装工事後はじめて新宿・ブックファーストへ。地下1階。まず表紙の「スティーブ・ジョブズにもモデルがいた!」で目を惹かれ、次にその下の「本書はルネジラールについて書かれた最もわかりやすい入門書である」で読まなきゃ!ルネジラールどっかでチェッ -
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欲求(生き物としての基本的なもの)
その上の欲望は模倣から生まれる
ルネジラール
人は似れば似るほど相手を脅威に感じる
イノベーションのためにイミテーションを利用する
隣でなく、上に作る
私を守ってほしい、私がほしいものから。
ジェニーホルツァー
スケープゴートメカニズム
似たもの同士の模倣だらけだと争いが生まれるので一つの敵を作ることで統一させる
人生で何かをうまくやって、それで満たされたときのことは?
モンテッソーリ
子供は成長したい、世の中に自分の居場所を、作りたいと思っているという気づき
サイレントリトリートで深い沈黙に投資する
最低3日から
読書だけはOK
AIが怖い -
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ネタバレ数字というものは実に力強い。
数字で表現すると他者との比較が可能になるし、過去との比較が可能になるし。相関性についても、ほら相関係数が1に近づいています、というとなるほど確かに、などと思ってします。
ところが、ところが、実は数字だって怪しいものがある、しかも相当ある、というのが本書の主張するところです。
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本作、19章に渡って、これはおかしい、あれはおかしいとまくし立てております。夫々、なるほどと思うことがあります。
分かったり分からなかったりしましたが、印象深かったものを以下に記したく存じます。
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<生存者バイアス>
第二章で図入りで解説されています。
英国空軍が帰