川添節子のレビュー一覧

  • データは騙る 改竄・捏造・不正を見抜く統計学
    株価やアメリカ選挙、被弾された戦闘機などの統計をもとに、数字に盛られた、あるいは不足した観点を指摘する。数字にとって大切なのはその根拠にあり、説明の付かない事象には、説得力がない。
    面白いと思ったのが、被弾を受けて生き残った戦闘機よりも、墜落した戦闘機の統計を採ることの意味が面白かったです。何となく...続きを読む
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    予測情報とベイズ定理について。確かにメディアで大胆な予測をする人は言い切る分目立つが多面的な予測力に欠ける。
  • ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム
    小説を統計処理するとそれでベストセラーになるのかどうか判断できるか?ってもので、具体的には使われている単語によるセンチメント分析でそのセンチメントのゆらぎがどのように流れるものがよいのか?ってところとか。タイトルとかテーマとかの部分はどこまで?って感じがするけどセンチメントとか、!の用法とか、しゃべ...続きを読む
  • ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム
    最新の自然言語処理技術と機械学習を用いて、「ニューヨーク・ベストセラーズ」にランキングされるために必要な小説の要素を分析した一冊。使われている技術は(基礎研究としては)特にこれといって新奇性のあるものではないし、分析の結果判った「ベストセラーになる要素」も特にこれと言って奇妙なものはない。しかし、基...続きを読む
  • バランスシートで読みとく世界経済史 ヴェニスの商人はいかにして資本主義を発明したのか?
    歴史が好きなので面白く読めた。
    特に興味深いのが、最初期の帳簿には十字架が記されていたということ。これはクリスチャンである彼らからすると神に誓って不正はしないということである。つまり会計をするものにとって重要な要素は誠実であることだったのだ。
    僕も会計を生業とするものの1人として大事にしたい。
  • ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム
    500冊のNYタイムズベストセラーとその他のノンベストセラーを読み込んだ傾向と対策の分析。
    プロット(感情の上下で示す)に特定のパターンはないが、上下はリズミカルである。もっともそれが優れているのがダヴィンチコードである。多くのテーマはなく、2、3のテーマが物語の1/3までで出てくる。そのテーマは普...続きを読む
  • ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム
    購入。

    アメリカのベストセラーを分析して、その特徴を解説する。

    テキストマイニングと機械学習によりニューヨークタイムズ紙のベストセラーリスト掲載書籍とベストセラーにならなかった書籍の違いを分析している。
    分析の手法については概要を述べるに留まるので、専門知識がなくても理解できるように書かれている...続きを読む
  • ベストセラーコード 「売れる文章」を見きわめる驚異のアルゴリズム
    印象的な箇所のまとめ

    ・作家にはその作家特融のトピックがあり、読者はそれを求めている。トレードマークのトピックで3分の1を埋めた後は、残りの3分の2を別のトピックでうめて変化をつければ、それまでの本とは違う印象になる。この方程式はずっと続けてていくことができるし、実際、見事に守られている。大切なの...続きを読む
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    予測の難しさ、過去に基づく予測がいかに誤りであるかがよくわかる。個人的にはUSの民間天気予報サービスの降水確率の発表手法を取り上げた章はニュースの受け手を考えた工夫があり、興味深かった。
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    予測の難しさや注意点を記述した著。人間が陥りやすい予測の罠を豊富な事例と供に記載している。かなりボリュームが多いが読みごたえがある。
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    統計というシロモノは門外漢からすると、たいていいかがわしく見える。

    それは、本質的には確率論でしか語りえない予測が、あたかもそれが絶対的なことように提示されるからだ。統計に100%がないことは、素人でも皮膚感覚で十分にわかる。

    著名な統計家である著者ネイト・シルバーの会いに行く「優れた統計家」た...続きを読む
  • 取締役会の仕事 先頭に立つとき、協力するとき、沈黙すべきとき
    一昔前の「取締役」と言えば終身雇用の「アガリ」的位置付けであった。いま取締役に求められるのはまさにDirectionである。とはいえ取締役の機能を定義することは難しい。業務が極めて非定型だからだ。

    本書はケーススタディを列挙しその役割と機能を問う。冒頭のアップル社の事例は取締役会が主導を握り復活と...続きを読む
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    予測についてのデータサイエンティストの本。政治の選挙予測、経済から野球、テロの発生確率、天気予報、地震予知、オンラインポーカー、人工知能によるチェスのプログラム等、扱う範囲が広く、事例が多いので面白い。

    ◼︎予測には向いている分野とそうではない分野がある(現時点では)
    過去の観測から天気予報の精度...続きを読む
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    『マネーボール』で有名になった野球データを分析し、選手の優秀さを予測するシステムを開発した著者。
    2008年の大統領選の結果も予測したらしい。それがどれほどすごいことなのか実感はないが。

    ①ノイズとシグナルを見極め、より最適な判断ができるようになるためには?
    ②ベイズの定理について


    知識とし...続きを読む
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    映画「マネーボール」で一躍有名になってた著者による、よろす統計本。扱うテーマは、金融危機、政治、野球、天気、地震、インフルエンザ、ギャンブル、ポーカー、地球温暖化、テロ。統計データを読み取る人間のバイアスが判断を誤らせるという話には嘆息。著者自身がKPMGに勤務していた頃にオンラインポーカーに全ての...続きを読む
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    現在、膨大な量のデータが手に入るけど予測精度が上がったものとそうでもないものがある。野球、天気、巨大地震、経済などの予測をネタにして、シグナルとノイズ、不確実性をもたらすもの、間違った予測に流れてしまうバイアスを説明している。データ分析と行動経済学を混ぜ合わせた感じの本。面白かった。
    世の中を二分論...続きを読む
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    2012年の大統領選において全米各州の結果をあてて日本でも話題になった538(five-thirty-eight)の主催者であるネイト・シルバーが語る「データを用いた予測」の方法論。

    こう書くと、なにやらすごい定理や発見が書いてあるのか、と思いきや本書はそういった類の本ではなく、考え方やそもそもど...続きを読む
  • シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」
    データを使う場合のみならず、物事の見方を示唆する内容になっていると思う。決して読みやすい訳ではないけど、事例は面白い。予測ってそういう捉え方を前提でするもんだよね。というのが腹に落ちる。
  • 欲望の見つけ方 お金・恋愛・キャリア
    うーん
    まぁモデルがいて欲望になるというのはわかったが同じことを長々と書いているだけのような?
    ページ数の割に内容が薄い
    読むなら前半部分だけで充分


    まわりにいる人間を理解したいと言う根源的な欲求が成長を促している

    人は異なるルールで動いているように見える人にひかれる

    人はみな自分の弾み車を...続きを読む
  • 欲望の見つけ方 お金・恋愛・キャリア
    自分が欲しいと思ったものは、実は誰かが欲しかったものという話。面白かったけど、難しいというか読みにくかったかなあ。
    私自身、必ずしも他人が欲しがっているものが良く見えるわけではないのだが、言わんとすることはわかる。何故ほしいのか?本当にほしいのか?を考えるきっかけにはなりそう。「薄い欲望」という表現...続きを読む