田中美知太郎のレビュー一覧

  • ソクラテスの弁明 ほか

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     法学部生は必読。たとえ法曹志望でなくても本書は一度くらいは目を通しておくべき基礎古典だ。ソクラテスの問答法がいかなるものかがよくわかる。と同時に彼の人生哲学の真髄がどういったものであったかということも知ることになるだろう。

     さて、今日誰もが認めるようにソクラテスは偉大な賢人で、真の哲学者であった。にもかかわらず、裁判の結果、処刑されることになる。なぜかというと現状に満足している多くの人にとって強烈な毒薬であったからである。「君は、疑いで人の心をしびれさせる電気鰻に似ている」といった人があったように、ソクラテス式の問答法によって人は疑念で心揺さぶられることになる。安定から不安定への動的変遷

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    2011年12月09日
  • ソクラテスの弁明 ほか

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    ネタバレ

    哲学としてよりソクラテスの思想として読みました。
    命を捨ててまで自らの信念を曲げず、まさに哲学に生き哲学に死んだという人。
    彼を滑稽と思うか正義と思うかは読み手によって違うと思う。
    同時収録されていた「ゴルギアス」が面白かった。
    古典古代の政治哲学に興味が湧く作品。

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    2011年08月20日
  • ソクラテスの弁明 ほか

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    あまりに有名な「ソクラテスの弁明」を読みたくて買った。
    意外にも読みやすかったです。
    ソクラテスの弁明は一気に読みきったけれど
    残りのお話は途中までで中断。

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    2009年10月04日
  • ソクラテス

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    ネタバレ

    初版が1956年ということで少し古い感じがした。ソクラテスに感する資料があまりないのは残念。哲学やソクラテスが何を思っていたのかとかは難しくって全部は理解できないけど少しでも色んな事が分かるようにはなりたいな。何故死刑にならなければならなかったのか、とても興味深いな〜(笑)

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    2025年10月05日
  • ソクラテス

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    田中先生の解釈方法は、法学的に感じられる。
    まず答えが先にあるのにもかかわらず、それを資料が証明しているが如く書いているように思われる部分が多い。
    哲学の一般的な解釈手法が、まだよくわからないので、他の著者のソクラテスの解釈本や他の哲学者の本を今後も読んでいくなかで理解していこうと思う。
    内容面では、プラトンだけではなく、クセノポンも丁寧に吟味しており勉強になった。

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    2024年09月06日
  • ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン

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    哲学の祖であるソクラテス関連三話。法廷でソクラテスが弁明するところから判決までの話である「ソクラテスの弁明」、親友クリトンがソクラテスに亡命を訴える「クリトン」、死刑執行日に行われた議論の様子からソクラテスの最期までをパイドンが語る「パイドン」の構成でできている。
    議論と言っても白熱した議論というものではなく、ソクラテスの俺つえー的論理展開。特に「パイドン」で語られる論理の組み立て方は、流石哲学の祖と言われるだけあるなーと感心する。いくつかの前提条件(魂は神に近づくほどよい、とか神が存在することなど)についてはこの時代の人々にとっての揺らぎない「定義」なので証明はしていないが、それ以外の、例え

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    2020年05月02日
  • テアイテトス

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    ソクラテス先生母直伝の産婆術を使うも失敗の巻。

    知識とは何か?というテーマで議論をして、
    仮説を立てて議論をするが結論は出ない。

    「産婆術」という言葉の出典元であるが、
    ソクラテスが他の本でも行っているやり取りであり、
    しかも失敗に終わっているので、
    産婆術を学ぶために読む本でも無いらしい。

    テアイテトスの台詞にもある通り、
    話がややこしくてわかりづらいし、
    プラトンが好きな人以外にはおすすめ出来ない。

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    2017年12月24日
  • テアイテトス

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    常日頃、反「プラトン主義」をキーワードにしている私であるが、プラトンを読むのは結構すきである。

    それは、別に反論する相手を良く知ろうということではなくて、純粋に読んでて面白いからである。

    というのは、プラトン自身は、いわゆる「プラトン主義」に収まらない過剰なものがある思想家だと思うし、仮にプラトンが「プラトン主義」を主張しているときでも、「いやいや、それは違うんじゃないか」と思考をとても活性化させてくれるからだ。

    というわけで、「知識とは何か」という問いを巡る対話篇「テアイテトス」であるが、これは、他の対話篇に比べると、なんだか、すごく難しい。議論の大筋を追う事はできても、ひとつひ

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    2017年04月30日
  • 哲学入門

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    20150329 年寄りには辛い。若い人ならどんどん吸収できるのではないだろうか。理解するための読み方をしないといけないと思った。

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    2015年03月29日
  • ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン

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    今回、哲学のレポートを書くために参考本として読んだ本です。
    感想を一言で言うと・・『うんざり』(笑) 『ソクラテスの弁明』は、裁判でのソクラテスの言い分をプラトンが記録したもの?といわれていますが、とにかくクドイ。何がいいたかったのかさっぱりわからない。長々と例を挙げて、長々と論理展開をする。弁術がくどすぎてうんざりというのが第一の印象。半分ぐらいでいい加減もういいよ。。といいたい気分で読みました。一方的なソクラテスの弁明のみの記録だから、仕方がないといえばそうだ。だが、ソクラテスは、ソクラテス以前のソフィスト同様に書物というものを残していない。結局、この『ソクラテスの弁明』もその他のパイドン

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    2012年07月07日
  • ソクラテスの弁明 ほか

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    目次

    哲学の源流プラトン

    ソクラテスの弁明
    クリトン
    ゴルギアス

    ソクラテスの弁明の途中で断念、、、

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    2012年04月03日
  • ソクラテス

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    ソクラテスの人となりの考察。彼の歴史的な背景等が分かる本。この本の記載事項を頭に入れ、彼に関する本を読もうと思う。

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    2011年10月18日
  • ソクラテス

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    デルポイの神託は告げた。「ソクラテスよりも智慧のある者はない。」しかしソクラテス自身には自分を智者であるとみなすことなどできない。――愛智者ソクラテスはなぜ刑死させられねばならなかったか。そして本当の哲学(愛智)とは何か。歴史的ソクラテスをたずねながら、その答をさぐる。たぶん、現代のぼくたちもみな、ソクラテスを死においやったことがあるのです。

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    2009年10月04日