柳沢幸雄のレビュー一覧
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元開成中高の校長先生の著書で、
書かれていること全てが本質的だった。日本トップレベルの中高一貫校の校長が考えてることは凄いなぁ。
自分が子どもだった時の気持ちを思い出しながら読んだ
・親と子どもは別の個性を持った別人格。親の価値観の押し付けはこどもにとって良い結果を招かない。子どもが好きなことを見極め観察し、その上で援助してあげることがとても大切。
・両親が子どもに、片方の親の悪口を言うことはNG。不仲もNG。こどもにとってのロールモデルがいなくなる・学力低下の危険性あり。
・日本には謙遜の文化が根強くあるが、子育てにおいて謙遜はNG。子どもは、親に人前でけなされるたびに小さな心を痛め、 -
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ネタバレチェック項目5箇所。人間というもの、一度でも「やればできる自分」を認識すると、自信を持ちます、その心地よさを体が覚えているから、「あの感覚をもう一度、得たい」と思い、がんばるためのモチベーションにつながっていく、ですから、成長するためには、何がなんでも一度は「壁にぶつかった」と感じるまで続けること。人間にとって、「先の見える努力」は苦痛ではありません、「先の見えない努力」が苦痛なのです。人生で一番大切なのは、「後悔しないこと」、結局それが心地よく人生を送る秘訣なのだと思います、ですから、「成功」とは「後悔しないこと」と言えるのではないでしょうか。モノを買う時は、自分の時給を尺度にして買うだけの
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Posted by ブクログ
我が家にも中学2年生の息子がいるので、とても興味深く読ませていただいた。
お2人のお話には、とても参考になることが多く、男の兄弟がいない私には、この時期の男の子に、母親としてどういう態度や心構えで接するべきかなど、耳の痛いところもあった。
ただ、お2人のお話が、お話どおりにできるのは、やはり日本で一番おりこうな男子校に通っている子供だち相手だからできることであって、一般ピープルはなかなかこの理想通りにはできないよな・・・と思ってしまうところもなきにしもあらず。
校長先生が、編集者が設定した質問に答える形で書かれているので読みやすい。なので、当事者である息子にも読ませてみて、共感できるところ、反 -
Posted by ブクログ
○ハウスシック症候群や環境影響に関する研究者で、開成中学・高校の校長である柳沢幸雄氏の著作。
○著者自身の指導経験、研究経験等から、教育や学習のあり方を提言した本。
○単なるビジネス本や教育本ではなく、日本や世界を取り巻く状況や変化し続ける時代を背景に、地に足の着いた教育論・学習論を展開している。
○なかなか実現できないことばかりではあるが、このような視点を自分自身の成長につなげていければ良いと思います。
○一番印象的だったのは、「better selection under given conditions」。今ある状況から、最善の選択をできるようにしたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ開成や灘に興味があるわけでもなく、中学受験に興味があるわけでもなく、中高一貫校に興味があるわけでもなく、そろそろ思春期を迎え、手こずることがおおいに予想される息子に対処するため、「思春期男子を伸ばすコツ」に何かヒントがあれば、と思い読みましたが、開成と灘の教育方針の話がほとんどだったので役に立ちませんでした。
開成や灘の教育が素晴らしいことはわかりましたが、私は普通の、地方の公立中学校の教員なので、その教育もあまり参考にはなりませんでした。こんな教育ができたらいいなぁ。できたらどんなにいいだろうとは思いました。
私はしがない公務員なので、定期的に学校を異動しますが、たいていは1~3年までは同じ