熊野純彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
西田幾多郎や和辻哲郎、大森荘蔵や廣松渉といった、近現代における日本の代表的な哲学者20人をとりあげ、彼らの思想についてコンパクトに解説している本です。
第1部は熊野純彦の「近代日本哲学の展望」という、近現代の日本哲学の通史的な解説が置かれています。第2部は、それぞれの哲学者たちの果たした仕事の意義を端的に示す論文一編を選び出し、それについての解説がなされています。
京都学派の哲学だけでなく、大森荘蔵や廣松渉、市川浩や坂部恵といった戦後に活躍した哲学者たちもとりあげ、日本の哲学の大きな流れを描き出しているところが本書の特徴といえるように思います。 -
Posted by ブクログ
少し前に読んだ哲学大図鑑で気になったので、入門書として読んでみたが、中々難しかった。
レヴィナスの思想の背景にあるフッサールの現象学は以前に入門書を一読していたから掴めたものの、ハイデガーの方は不勉強であった為、それと比する形での説明は理解できたと言い難い。
一般書としての平易な記述をかなり意識されていたが却ってまどろっこしさを感じる部分もあった。
終盤の内容は、個人的な時間の不可逆性への恐怖や生まれたこと生きていることの申し訳なさ、関係すること認識してしまうことの不安と関連づけて考えられた。解釈は間違っているかもだけど。
いずれにせよもう少し知識をつけて読み返したい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
原典に還れ!としばしば言われる。
だが、哲学書を咀嚼し自分のものにするには困難がつきまとう。
このようなときに、良質なブックガイドが一冊そばにあれば、古典の扉を叩く手助けになってくれるだろう。
本書では、現在の思潮に直接流れ込んでいる二〇世紀哲学の名著、二〇冊の論点を丁寧に紹介。
言語や論理をめぐる原理的検討から社会と歴史にかかわる具体的考察まで、最新の哲学研究にもとづいて、その全体を展望する。
[ 目次 ]
1 数理・論理・言語(フレーゲ『算術の基礎』;ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』;オースティン『言語と行為』;大森荘蔵『言語・知覚・世界』)
2 現象・存在・身体(フッ