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Posted by ブクログ 2019年03月29日
<上下巻通してのレビュー>
辺境と蔑まれ、それゆえに朝廷の興味から遠ざけられ、平和に暮らしていた陸奥の民。八世紀、黄金を求めて支配せんとする朝廷の大軍に、蝦夷の若きリーダー・阿弖流為(アテルイ)は遊撃戦を開始した。北の将たちの熱い思いと民の希望を担って。
古代東北の英雄の生涯を空前のスケールで描く...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年10月12日
まだ日本が今ほどひとつじゃなかった頃、奈良時代末期の物語。金が採取される山があって、それをめぐる戦いが、即ち蝦夷との戦いだったんですね。授業では時間が無くて仕方が無いんだけど、年代と人物と出来事を詰め込んだだけで、どういう事件だったのかとか、背景にまつわる部分は本当に知らないことばかり。小説だけの脚...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月05日
飛良手と丈部善理が対峙したときに放った飛良手の一言に、神国日本の虚栄像を垣間見た。「死に花を咲かすなど…武者であるのを自慢しておるらしいが、結局は心を持たぬ道具でしかあるまい。我らはこの戦さに進んで命を懸けている。罪もない女や子供を守るためだ。緑の大地を守るためだ。なのにそなたは命じられて戦さに加わ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月06日
宮沢賢治の生まれ育った町・岩手を含む東北地方に住む蝦夷たちの物語。
自然が雄大だなぁ、と思う。
歴史物は戦闘シーンが想像しにくくて読み飛ばしちゃうことがあったんだけど、これはすごく丁寧に書いてくれてるからじっくり読んでしまった。
阿弖流為、母礼を始めとする蝦夷たちの友情は温かくて、阿弖流為と佳那...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月28日
八世紀の陸奥国と朝廷との闘い。
この時代のことは、天皇を中心とした歴史しか知らないので、興味深く読み進めることが出来た。
言葉使いや言い回しが当時の実態を表しているのかは、やや疑問だが、スピードに溢れた展開には十分惹きつけられます!
歴史的には、坂上田村麻呂により蝦夷が制圧されることは分かってい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月04日
征夷大将軍の坂上田村麻呂は、阿弖流為を倒した。
わたしが「阿弖流為」と「坂上田村麻呂」で覚えているのは、この一文のみ。
学生の時はただ文字を覚えるだけで、実際にどのような戦いだったのかという事を考えたこともありませんでした。
とても面白くて、あっという間に読んでしまいました。
兵の数や戦の経験は圧...続きを読む
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