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切れかけの電灯、カビくさい路地裏、うるさい隣人。
そのどれもが何だか無性に懐かしく感じてしまう“九龍城砦”。
この作品はそこで働く男女のノスタルジックでビターなラブロマンス。
『恋は雨上がりのように』の著者・眉月じゅん先生の作品であり、
先生特有の繊細な心理描写と美しくもどこか儚げなヒロインは
本作でも私の心を掴んで離しません。
ガサツで無神経なあの人なんて、好きなわけない。でも少し気になってしまう。
そんなヒロインの葛藤だけでも、胸のざわつきが止まらないのに、
ノスタルジックな雰囲気が融合することでさらにグッときてしまいます。
ああ、なんて素晴らしきノスタルジックなラブロマンス・・・。
また、2人の恋が非日常を呼び寄せる展開も見逃せません!
これ以上はネタバレとなってしまいますが、
1巻を読んだが最後、続きを読まざるを得なくなってしまうので、ご注意を。
(私は徹夜で読みました。)
Posted by ブクログ
とっても好き。
絵に奥行きがあり、語られる言葉や展開以上に何かが秘められているように思えて目が奪われる。
ストーリー展開も丁寧に練られていて、一話の中で前半出てきたワードが後半で違う視線から語られる(「約束」について)こともあれば、話を跨いで、過去の鯨井Bの発言に対して鯨井Aが回収することもあり物語のつながりも感じる。
不思議な浮遊感のある(まだ解明されていないことがあるから?)展開が、緻密な絵と相まって魅力的で良い。
楊明の過去の話は意外でしたが、人が衝突する悩みとしてよくあるものと思うので共感、涙が出ました。
与えられるから奪われることもある というのが目から鱗で、自分が見てきた世界、今の自分の考え方も相当偏見があるのだと思い知らされました。
その立場に立たなければ、経験しなければ出来ない考え方というものがありますね。
人の人生が興味深い。
切ないけれど、見ていたい恋や人の心の揺れる動きを
丁寧に異国情緒感も混ぜつつ描かれていて傑作だと思えます。癖になる。
最初は、敵?!と思った みゆきさんも癖になります。
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