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時は明治末期。傾きかけた老舗呉服屋を、英国帰りの三男・星乃虎三郎が立て直す!というお話ですが、これがめちゃくちゃ面白かった!
競合の呉服屋が近代化の波に乗り、どんどん先へ進んでいくのに、虎三郎の店「三つ星」は依然として旧体制のまま。客足も遠のき、これでは未来がないと、虎三郎は英国で知り合った実業家の青年・鷹頭と二人で「三つ星」の改革を始めます。
従業員たちは、最初こそ反発するものの、虎三郎の商才と人心掌握術の上手さにほだされていきます。
初めての女性店員、下足番の廃止など、改革の内容がまた「明治」という時代をよく表していて、「ああ~これが文明開化!」という気分にさせられます。
打算か、友情か、虎三郎と鷹頭の関係も気になるところ(このあたりの描写は、さすがBLで人気の日高ショーコ先生という感じ)。
お仕事漫画が好きな人には、ぜひ読んでいただきたい。丁寧に織り込まれた時代背景と、痛快なストーリー描写に引き込まれる良作です。
恋愛要素もあるにはありますが、メインのカップル(になりそうな)人物に焦点があたるというわけではなく、群像劇に近い感じです。登場人物たち全員魅力的です。現在5巻ですが、まだまだ全体像の一部しかみえていない感じで続きがとても気になります。
ストーリーとかには全く関係ないことですが、気になるので。
お着物やお洋服を扱っている部屋での喫煙はNG! 煙草臭が移っちゃうので絶対にダメ。前巻のドレスメーカー店では外で喫煙してたのに、今巻ではマネキンに衣裳をあれこれ着せてる部屋での喫煙… このシーンだけはとても嫌だった。
あまり動きのない5巻です。
鷹頭は日越社長の日比谷と接触してから心ここに在らずといった様子です。
虎三郎は生家を抵当に入れ、店のために金を作り出します。大変不安定な経営状態ですが、従業員のため、そして今後の店の発展に繋がると信じた投資を行います。
虎三郎の蒔いた種が芽吹くであろう6巻が楽しみです。
今回は三ツ星に働く人たちの暮らしにも焦点が当てられていて、それが店に反映していくところがおもしろく、楽しく読めました。同業者の足の引っ張り合いはないのかなと思っていたので、陰謀???が出て来てまた次回がたのしみとなりました。新しい三ツ星のカタログがどのようなものになるか気がかりです。
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