ボラード病
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ボラード病

作者名 :
通常価格 569円 (518円+税)
紙の本 [参考] 572円 (税込)
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作品内容

日本中を震撼させた傑作がついに文庫化!

B県海塚市は、過去の厄災から蘇りつつある復興の町。
皆が心を一つに強く結び合って「海塚讃歌」を歌い、新鮮な地元の魚や野菜を食べ、
港の清掃活動に励み、同級生が次々と死んでいく――。

集団心理の歪み、蔓延る同調圧力の不穏さを、少女の回想でつづり、
読む者を震撼させたディストピア小説の傑作。
(解説・いとうせいこう)

「誰も触れたがらないきわどいポイントを錐で揉みこむように突いてみせた、とびきりスキャンダラスな作品」(松浦寿輝)

「この作品に描かれた社会が、近未来の日本に現れないことを願っている」(佐藤優)

「世界をありのままに感じることがいかに困難であるかを描きだした魂の小説」(若松英輔)

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
192ページ
電子版発売日
2017年02月24日
紙の本の発売
2017年02月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

ボラード病 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2020年04月10日

    海塚市。こんな場所では絶対に生きられない、と他人事に読み進めながらももっと大きな範囲で私も今この中に生きているのではという恐怖。
    本当に正しいことは何なのかいつも情報やまわりに惑わされず見ていきたいと思っているけどその正しいことさえ正しいのかわからない。

    正しいって普通って、本当の世界ってなんだろ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月18日

    フーコー読んだ後に、読んだのは正解だったかも(特に意図したわけではないけど)。他者の〈まなざし〉の内面化、権力、真理の問題がここには描かれていると思う。「ある災厄」が起こった後、その事実を隠そうと人々が同調する社会が作品には描かれる。でもオーウェルの「1984」とはまた違う。なぜならその舞台は3.1...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年04月07日

    不愉快な感覚が読んでいる間ずっと続いていた。
    小説内では全てが明らかにされないが、それもまたリアル。
    自分の見ている世界はある意味簡単に変わりうるし、宗教のように思考を委ねることは楽なんだろうな。
    海塚町の閉塞感は昔ながらの共同体の閉塞感というより、なかったことにしよう・自分たちは素晴らしいという新...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年02月26日

    不穏な描写が続き、なんとも言えない不気味な展開が続く。ディストピア小説として下手なSFじゃなく、震災後の延長上に存在しそうな世界観だったのは良かった。

    多和田葉子の『献灯使』という同じく震災後のディストピア小説も読むと、文学界にも東日本大震災や原発事故が多大な影響を与えていることに気づく。

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    Posted by ブクログ 2017年10月06日

    ここはB県海塚。新鮮な魚や野菜が手に入るこの町で、町民は心を一つに支え合いながら生活し、子ども達は自主性を重んじる学校に通いのびのびと育つ。同級生の急死が若干多い点はさて置き、理想的な共同体から外れまいと必死に努力する主人公の少女だがー。モダンディストピア小説と聞き、真っ先に手に取った本作。ポスト3...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月24日

    なんとも言えない不快感と、気持ち悪さを感じた。
    もしやこれが作者の伝えたかった事なのか?と思うくらい、意図的な気持ち悪さ。
    何が正常で何が異常か判断できなくなるような感じでした。

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    Posted by ブクログ 2017年12月23日

    とても気味の悪い小説でしたが、面白かったです。
    右へ倣えのように皆が同じ方向を向いて、そのことが素晴らしくて、それに同調しない人は病気だと排除する…なんて怖いことなんだろうと思いました。
    人がぽろぽろ亡くなっていくところがまだ復興の最中のようですが、こんな歪な世界で、本当に復興しているのだろうか…と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月15日

    いったいこれは何なのか。裏表紙を読めば、被災して蘇りつつある復興の町で暮らす少女の回想であることがわかりますが、それを読まなければ中盤までそんな町の話だということはわかりません。

    話し手は三十代の女性で、小学生の頃を思い出して綴っているみたい。彼女の家庭はものすごく貧乏で、着ているものが臭うほど。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月11日

    病的なほどに娘の態度と世間の目を気にしながら家に閉じこもっている母と、「頭の中の虫」を飼っているという娘の恭子。不気味な語り手の声に導かれて物語をたどるうちに、読み手はやがて、異常であるのは母娘なのではなく、彼らが生きている「海塚」という町の方であることに気がついていく。
    教師や親たちが熱く称揚する...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年03月13日

    不気味で陰鬱でディストピア小説の雰囲気は十分なのだけど、唐突に例の事故を想起させたと思えばとてもそれどころじゃないでしょコレみたいなオチに突き進む。正直置いていかれた感があります…あえての説明不足なんでしょうけど、モヤモヤは拭えず。
    言うまでもなく(『最終兵器彼女』みたいに)終末は舞台にしか過ぎなく...続きを読む

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