黄昏の彼女たち 下
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黄昏の彼女たち 下

リリアンがフランシスにした告白の衝撃は、ただでさえ緊張に満ちたふたりの仲をさらに大きく揺さぶった。リリアンの夫レナードに隠れての、先の見えない関係をいつまで続けられるのか。彼女たちをとりまくすべてがままならぬ状況で、ある夜、ついに悲劇は起きる。殺人という最悪の形で……。露見を恐れて嘘を重ねたことで、“犯人”は警察の捜査に怯えながら暮らすことに。ところが、事態は予想だにしなかった意外な展開を迎える……。1920年代を舞台に、時代に翻弄される女たちの姿を殺人事件の行方を通して描く、ウォーターズ文学の極み。『半身』『荊の城』の著者、瞠目の傑作ミステリ!/解説=大矢博子

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黄昏の彼女たち のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 黄昏の彼女たち 上
    1,324円 (税込)
    1922年、ロンドン近郊。戦争で男手を喪い、母とふたりで暮らすフランシスは、生計のため広すぎる屋敷に下宿人を置くことにする。広告に応じたのは若い夫婦、レナードとリリアンのバーバー夫妻だった。家の中に他人がいる生活に慣れないフランシスだが、ふとしたきっかけからリリアンと交流を深めていく。公園でのピクニック、『アンナ・カレーニナ』の読書、そして互いの過去を知りあうことで……。いつしかふたりの女性に芽生えた感情は、この物語をどこへ運んでいくのか? 心理の綾を丹念に描いて読む者を陶酔させる、〈このミス〉〈週刊文春〉第1位作家・ウォーターズの傑作!
  • 黄昏の彼女たち 下
    1,324円 (税込)
    リリアンがフランシスにした告白の衝撃は、ただでさえ緊張に満ちたふたりの仲をさらに大きく揺さぶった。リリアンの夫レナードに隠れての、先の見えない関係をいつまで続けられるのか。彼女たちをとりまくすべてがままならぬ状況で、ある夜、ついに悲劇は起きる。殺人という最悪の形で……。露見を恐れて嘘を重ねたことで、“犯人”は警察の捜査に怯えながら暮らすことに。ところが、事態は予想だにしなかった意外な展開を迎える……。1920年代を舞台に、時代に翻弄される女たちの姿を殺人事件の行方を通して描く、ウォーターズ文学の極み。『半身』『荊の城』の著者、瞠目の傑作ミステリ!/解説=大矢博子

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    和訳 黄昏の彼女たち
    ロンドン郊外。保守的な母親と静かに暮らしていくはずの女性と下宿人の若い夫婦。
    女性は控えめで美しい妻の方に惹かれてゆく
    期待どおりのハラハラドキドキ

    全文はブログで
    www.akapannotes.com

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    上巻と下巻のこのテイストの違いといったら・・・!フランシスに感情移入しちゃって、早く読み進みたいんだけどいやちょっと待って先送りさせて、と読むのを躊躇したり。二人はこの先どうなるんだろう。誰にも言えない秘密を抱えて二人でひっそりと生きていくのかな。

    0
    2017年05月12日

    Posted by ブクログ

    なぜ1920年代という時代を設定したのか、と考え続けながら読んだが、なるほど、上流階級なのに下宿人をおかねばやっていけなかったり、階級では下のはずの下宿人のほうが羽振りがよくお洒落や流行にも詳しかったり、帰還兵たちが浮かばれなかったり、さまざまな矛盾や転覆が底流となるのはこの時代だからこそ、なのか。

    0
    2016年02月21日

    Posted by ブクログ

    ☆4.0

    第一次世界大戦が終わって数年、戦争で父と兄弟を失ったフランシスは、母と二人、男手もなく広い屋敷を抱え苦しい生活をしていた。生計のため断腸の思いで下宿人を募集し、若い夫婦に間貸しすることに。
    そこで"運命の人"との出会いがあるとも知らず。

    この運命はフランシスを眩しい

    0
    2023年02月13日

    Posted by ブクログ

     大戦後のロンドン郊外、兄弟と父を亡くし母と二人暮らしになった屋敷の娘フランシスは、生計のために家に下宿人をおくことにした。それに応じてきたのは、若い夫婦で、フランシスは妻と交流を深めていく。

     …サラ・ウォーターズなので…(お察しww)
     と思ってたら、やっぱりサラ・ウォーターズだった。

    0
    2016年07月07日

    Posted by ブクログ

    いやいやもう、これは堪能しました。心理描写の精緻なこと、時代背景の巧みな取り入れ方、人間性への深い洞察、どんどん引き込まれていく語り方、どれをとっても一級品。すばらしい。

    …なのに☆四つなのは、上巻がちょっと長いかなあと思うから。もちろん、この上巻があってこその下巻の展開なわけで、それはわかるのだ

    0
    2016年03月11日

    Posted by ブクログ

    上巻とは打って変わって、下巻は話のスピードが早い。殺人が起きて、それをめぐる犯人の心理描写が続く。疑心暗鬼になり、主人公は周りの人物が卑しく見えてくる。恋人さえも。
    犯人の心配とは裏腹に新たな事実が沢山明らかになり、展開も予想外だった。
    結局、主人公たちにとっては1番良い顛末を迎えたことになるが、途

    0
    2025年02月16日

    Posted by ブクログ

    下巻。
    上巻ではまったくミステリ要素はなく女同士のラブロマンスって感じだったけど、下巻で早速事件が起こる。フランシスとリリアンの関係を知り、激昂した夫のレナードがフランシスに掴みかかってきたのを、リリアンが咄嗟に灰皿スタンドで殴り殺してしまう。2人は事故に見せかけ死体を遺棄し、罪の意識に怯えながら暮

    0
    2023年12月26日

    Posted by ブクログ

    (上巻よりつづく)

    そして、事件は起こる。いや。レズビアンの関係がわかってしまったというのではない。三角関係には邪魔者はいなくなってほしいが必須。殺人事件が起こるのか?と思っていたら、その通りになった、さて…

    ここからが読みどころなのだと思うが、わたしには息詰まるおもしろさというより、息苦しさの

    0
    2022年03月10日

    Posted by ブクログ

    上巻は...
    下巻はもろにサスペンス。一気に動く。
    流れとしては申し分ないけど、やっぱ上巻が...赤面。

    0
    2016年02月11日

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