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◆日本はなぜ今の形で存在するのか?
数多の大事件は、歴史の流れの中の「大見出し」だ。今の自分は、なぜここに存在するのか、日本はなぜ今の形で存在するのか――歴史を学ぶ意義がここにある。日本の方向を命がけで決断し、そのために汗を流した無数の先人たち。一度ばかりか二度までも、世の中の危険な流れを変えた著者が、戦後日本の大事件に自分史を重ねる。「国家危機管理」に半生を捧げた波瀾万丈のドキュメント。
◆大事件をもとに戦後史を通観し、自国の根幹を知る!
あさま山荘事件、東大安田講堂攻防72時間、ひめゆりの塔事件――
「ミスター危機管理」こと、危機管理のエキスパート佐々淳行氏が指揮をとり、鎮圧した数々の難事件、重要事件を中心に激動の戦後史を振り返る。
「あの事件とは一体何だったのか」……現代にも通じる教訓、今なお影響を与え続けている事件をひもとき、冴えわたる佐々節で、激動の戦後日本史を通観する!
歴史に名を残す重大事件を、見るだけでなく「真っ只中」で体験してきた佐々氏ならではの証言。
Posted by ブクログ 2021年02月06日
知識では知っていてもその「熱さ」や「厚さ」を感じることがなかった戦後日本の混乱や動乱をコンパクトながらに感じさせてくれた1冊。
「国家本来の任務は、国民の生命・安全・財産を守り、そこにある価値観を守ること。」「治安、防衛、外交、危機管理あってこその国である。」という言葉を信念に実際に行動してきた方...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月15日
戦後の重要事件の現場で直接指揮、あるいは間接的にかかわった人からの視点で書かれているという点で、興味深い本だった。
ご本人がふり返って述べている感想としては、あまりに個人的すぎない?と思ってしまう部分もあったが、今でこそネットでマスコミが報じない部分を知ることができることがあるものの、この頃はマスコ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月01日
戦後さまざまな事件がありましたが、本書で佐々淳行氏が取り上げている事件の内、1949年(昭和24年)生まれの私の記憶に強く残っているのは:①浅沼稲次郎暗殺事件(1960.10.12)②三島由紀夫事件(1970.11.25)③連合赤軍あさま山荘事件(1972.2.19~2.28)④地下鉄サリン事件(1...続きを読む
佐々氏の著書は数多くあるが、余りにも多くの問題を取り上げている為、一つ一つの内容が薄過ぎる。
それぞれの事件や問題などは、本当はもっと内容が濃く重たい筈なんだけど、余りにも扱いが軽過ぎる。
佐々氏晩年の著書とは云え、出版する意味があったのかすら疑う。
他の著書を読む方が遥かに良い。
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