東大安田講堂、あさま山荘、ひめゆりの塔事件で過激派集団と対峙してきた著者が、今まで記してこなかった「よど号&ドバイ・ハイジャック」「シンガポール・シー・ジャック」事件等での対決の日々を描く。「外事警察」はいかにして「70年代の危機」を乗り越えていったのか。「ミスター危機管理」最後の闘い。
相変わらずの佐々節は爽快である。
でも、編集の際にらしさを失わせる直しが入ったかな?
っと感じる一冊。
佐々氏の言は今後も日本にとっては指針の一つとなるべき内容が多い。
島国日本にハト派は害を成す事の方が多い。
今の日本を見ても明らか。
もっと強い国にならんと。
Posted by ブクログ 2013年06月15日
あさま山荘以来の氏の著書。若干大げさな言葉ながら、迫力ある記述はそのまま。細かい記録もすごい。他にもクライシスマネジメントのプロは何人もいるはずだが、断然氏の存在が目立っているのはなぜだろうか、とふと思った。これくらい迫るノンフィクションは珍しいので、もっと多くの著作が読みたい。
ハイジャックは...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月18日
事件に呼ばれる男・佐々氏による日本ハイジャック史という
ところかな。
直接、氏が携わった事件ばかりではないので概要だけのものも
ある。その時々の政府や警察の対応は分かるのだが、少々讃美
的なのが気なるのはやはり著者が警察官僚だったからか。
海外で乗っ取り事件を起こし、要求した現金と共にテロ支援国...続きを読む