Posted by ブクログ
2017年09月11日
ラノベにも読むべきミステリはあるって、結構目にする機会もあったし、一度触れてみたいとは思っていた。で、これは「本の雑誌40年の40冊」から。でも改めて選出作品群を見直してみると、そもそもの選出基準がちょっと奇を衒った感じになってるし、”この作家はこの作品じゃないだろ”みたいなものばかり。それを見極め...続きを読むなかった自分の不明なんだけど、結論からいうと、本作も微妙なものでした。まずそもそものプロットがありきたり。殺人シーンで、押す手だけが不気味に描かれているのに、結局何のトリックにも結びつかないのも消化不良。動悸も自業自得っちゃ自業自得でいまひとつ。軽く読ませるのが目的だからこその”ラノベ”って言われりゃそれまでだけど、本当にフワフワ何も残らないです。