【感想・ネタバレ】号泣のレビュー

あらすじ

「ねぇ、知ってる? 日本の女子高生って――。」進学校として知られる天智高校。春休みのある日、人気者だった春日井奈々が校舎から転落死する。自殺と思われたが、転落前、彼女の背後に人影を見たという証言もあり……。奈々が所属していた部活は、部員の名前に偶然、春・夏・秋・冬の文字があることから「四季の会」と呼ばれ、憧れる生徒も多い。だが、奈々の死後、部員たちに異変が起きて…。危うく儚い青春ミステリー。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

面白かった。様式美とミスリードがいい塩梅で楽しめたし、どろどろしてるけど語り部の周が爽やか好青年だから嫌な気持ちになり過ぎない。

0
2016年01月23日

Posted by ブクログ

ラノベにも読むべきミステリはあるって、結構目にする機会もあったし、一度触れてみたいとは思っていた。で、これは「本の雑誌40年の40冊」から。でも改めて選出作品群を見直してみると、そもそもの選出基準がちょっと奇を衒った感じになってるし、”この作家はこの作品じゃないだろ”みたいなものばかり。それを見極めなかった自分の不明なんだけど、結論からいうと、本作も微妙なものでした。まずそもそものプロットがありきたり。殺人シーンで、押す手だけが不気味に描かれているのに、結局何のトリックにも結びつかないのも消化不良。動悸も自業自得っちゃ自業自得でいまひとつ。軽く読ませるのが目的だからこその”ラノベ”って言われりゃそれまでだけど、本当にフワフワ何も残らないです。

0
2017年09月11日

Posted by ブクログ

校舎から落ちて死亡した女子生徒は
自殺なのか他殺なのか。

読み進み続ける事で、女同士の確執が
浮き彫りになってきます。
表面上は仲好しなのに実は…という状態。
どこかしらランク付けをして優位に立とうとするプライド。
ある意味ナルシストなのかと。

誰がどうこれを仕組んだのか、という疑いが
誰に向けるべきか、どうなのか。
驚きの内容、でしたが、考えればそんな気もします。
ノーと言えない日本人、ですから。
自業自得、と言われればそれまで、な真相でしたが
確かにこれは、殺しても殺しきれない。

何が不幸なのか、誰が不幸なのか。
軽い気持ちしか持てなかった事、でしょうか?

0
2017年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

章の頭やらのミスリードの配し方と犯人の動機が良い。クリスティの某作とか我孫子武丸の某作を思い出しました。そしてなによりも思春期の女の子の内面描写が良くて特に二章目の「夏」ですよ。これだけで満足。

0
2015年12月13日

「小説」ランキング