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ネタを書いたノートを開いた著者。
「新しい連載の企画2本です どっちがいいですか?」
・質屋の話
・音大の話
ここで選ばれた「音大の話」が後の『のだめカンタービレ』となり、
残された「質屋の話」が本作、『七つ屋志のぶの宝石匣』。
というわけで、二ノ宮知子先生が約15年あたためていたシリーズが、ついに始動!
舞台は、老舗質屋。宝石のオーラを見抜く天賦の才(?)を持つ、跡取り娘の志のぶ。
女子高生なのに、宝石に関してずば抜けた知識を持っているのがカッコイイ!
不思議女子というギャップもイチオシ。
しかも、志のぶには年上のイケメン婚約者・顕定という存在が!
けれどそれは志のぶの祖父が決めた関係。
恋愛とも違う、ビジネスパートナーのような絶妙な距離感のやりとりがおもしろい。
そんな二人のもとに、宝石にまつわる事件が次々に飛び込んでくる。
遺産相続問題や、思い出の詰まったアクセサリーなど、エピソードは様々。
登場人物たちに極悪人はいないし、魔法のようなトリックもない。
最後に明らかになる真実はほのぼのしたものばかり。
だからこそ、老若男女問わずにすすめたい、稀有でリアルなヒューマンストーリー。
Posted by ブクログ 2021年03月19日
3巻まとめ読み。
いちおう裏テーマで
「赤い石」探しは続いているけど
基本的には宝石鑑定をめぐる
人間模様のおはなし。
3巻の新しく商店街に加入した
若い店長のネタとか
4巻のバブル世代女子の
譲れない心のよりどころとか
おもしろかった〜。
5巻で登場した新キャラが
顕ちゃんと志のぶの恋模様?に...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月01日
断捨離してもいいけど、人から貰ったものを、まだ付き合いのある人からのものを勝手に手放すのは違う。初めて志のぶ母が役に立った。この人、好きにはなれないけど。 そして乃和の登場。不詳な経歴は何なのか、顕定との繋がりは深くなりそう。 志のぶ祖父が残した日記「バーナードレポート」。祖父は、顕定のことを心配し...続きを読む
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