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※本作品は 2011年1月31日~2014年8月31日まで販売しておりました『私本太平記』全13巻を、全8巻に再編成した作品です。
巻の切れ目が違うのみで、本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。
大作『新・平家物語』を完成した著者は、息つく暇もなく、南北朝を題材とする『私本太平記』の執筆にかかった。古代末期から中世へ――もはや王朝のみやびは影をひそめ、人間のどす黒さがあらわに出てきた時代、しかも歴史的には空白の時代である。史林の闇に分け入るとき、若者は使命感と創作意欲の高まりを禁じえなかった。開巻第1、足利又太郎(尊氏)が颯爽と京に登場する。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2010年10月21日
北条政権末期、政治は乱れ幕府の求心力は失われつつあった。再び乱世の観を呈しつつあるこの時代に、後に室町幕府の開祖となる足利高氏が登場する―。
この時代、鎌倉末期・南北朝時代・室町時代についてはよくイメージを持っていなかったのですが、それが全く関係なく、とても面白く読めます。
足利尊氏、新田義貞、後...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月14日
理解が浅く、しかも複雑で心理的にとっつき難い南北朝の時代を理解するために読み始めた。さすが吉川英治。先がどうなるのかを気にならせ、ぐいぐいと読者を引っ張っていくスタイルは、まるでミステリー小説のようだ。
足利尊氏の青年期から始まるストーリー。武家の名門の嫡男として世間の注目を集める立場にありながら...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月18日
後醍醐帝、執権北条高時の御代、まだ18歳の若殿足利又太郎高氏が京都に颯爽と登場し、この長いものがたりは、始まった。
足利七代家時の置文を目にして、若き高氏は、祖先の志をつぎ、時の悪政を正し、また大いに家名を輝かさんと誓う。
婆娑羅であり、今後も高氏と共にキーマンとなる佐々木道誉がどう動くのか、目が離...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月21日
この時代への勉強不足を補うためにもまずは物語から。吉川英治を読むのは、4作目(あまり読んでなかったなぁ)。
小説と知りつつ、高氏が倒幕の志を確立する置文の件には感心しちゃう。藤夜叉の配置も流石だ。何より文章に品と格があるよね。当時はこれが大衆的とされてたって言うんだから。文章表現は時代とともに変わる...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年01月09日
▼本を読んだ理由(きっかけ・動機)
もともと吉川英治氏の作品は全て読破したいと思っていたため、いずれ読むつもりであった。
このタイミングで手をだしたのは、山岡荘八氏の『源頼朝』を読んで、鎌倉~応仁の乱を経て戦国に到るまでの歴史を改めて知りたいと思ったから。
「足利尊氏」という人物をぼんやりとしか知ら...続きを読む
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