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Posted by ブクログ 2018年10月06日
山本一力の江戸深川人情話長編作品でした。鼈甲大店に嫁いだ母の1人娘である朋乃を主人公に、大店から離縁され、深川でひっそりと慎ましく暮らし成長し青菜の棒手振りへと成長したある日、50両の大金が入った財布を発見し、自身番へと届けると、なんとその財布がかつて離縁を言い渡された大店のものだと判明し、財布騒動...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年01月28日
昨年はオススメされた本を読むと決めていたので、山本一力を一冊も読んでいなかった! 読み始めたら、飢えていたかのようにガツガツ進んでしまいました。人となりは、あらゆるところに現れることを改めて知れて、愚直に生きようと思わせてくれました。後半の義母の話はいいなぁ。目に見えることはほんのわずか。目に見えな...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月08日
2時間ドラマに仕立てあげたらよさそうな話だね。裁判物に近いような。どう始末をつけるのか知りたくてぐんぐん読む手が早くなった。落ちのよしあしはともかく。そうそう、やたらにお茶の入れ方だのなんだのと繰り返しでてくるけど、庶民がそうそうよいお茶ばかり飲んでいるとは思えないのだ。お茶って贅沢品でもあったと思...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月02日
“財布を拾っただけなのに”という台詞を言いたくなる内容。
青物の担ぎ売りをしている朋乃が、仕入れに向かう途中で大金入りの財布を拾った事から、長い一日が始まります。
財布の落とし主の大店と、朋乃との意外な関係が明らかになり、過去の回顧を挟みつつ、都度都度お茶を飲みつつ展開していきます。(本当に、どん...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月29日
山本一力はいい。強く美しい女性がいい。かつてのマドンナ旋風のような、押し付けがましい強さではない。芯の通った、勇気と賢さのある、しなやかな強さだ。
トラブルに立ち向かい、解決するのは仕事人でも、大岡越前でも、お忍びでめ組にやってくる上様でもない。まわりの助力を得ながら、自分で乗り越える。
最後はすっ...続きを読む
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