それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗

それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗

小説・文芸
1,700円 (税込)

8pt

今、西洋で起きていることは数年後の日本の姿か?

私たちが日々飲み込む言葉を解剖し、社会を紐解く。その鋭い警鐘に、背筋が伸びた。
――小川彩佳(キャスター)

「名を正す」孔子の精神の実践書だ。正しく名指すことこそ、混乱した政治を解きほぐす道である。
――國分功一郎(哲学者)

極中、クラス・シーリング、テクノ大衆、リマイグレーション……
今、西洋で起きていることは、すぐそこにある日本の姿か?
・個は責任を問われ、為政者は説明責任を逃れる「責任格差」
・イデオロギーを捨て、権力奪取を目的とする「極中」の倒錯
・貧困層が“身の程を知る”よう呪われる「階級の天井」とは?
・テクノ領主たちが仕掛ける「プラットフォーム・ポリティクス」
・「リマイグレーション」という名のソフトな民族浄化の正体……etc.

本書を書いているうちに、「リマイグレーション」のような恐ろしい言葉も取り上げざるを得ない状況になってきた。これは、白人以外の民族(移民、市民を問わず)を人種的祖先の地へ大量に送還するという意味の政治的なスローガンだ。民族浄化の「言い換え」と言われるこの表現は、欧州の極右勢力やトランプ政権が使うものだ。(…)
自分たちだけは、ここだけは大丈夫などということは、もうない時代なのだ。その覚悟をもってこの本を書いた。この本に出てくる言葉は、どの国でも語り始められ得る。それはどこでも起こり得るのだ。
――「はじめに」より

ベストセラー『他者の靴を履く』から5年――
「個の力」(power of)を取り戻す革新の書!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗
  • タイトルID
    :
    2351625
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年07月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    どうもアナキストです(驚きの早さで影響される)

    というわけで大好きなブレイディみかこさんによる「政治批評」本とでもいうのかな?そんな感じのやつです(ふわっと感)

    はいはいまずアナキストって何やねんっていうね
    まずそっからですな
    簡単に言うと「忌野清志郎」です
    要するに「みんなを愛しちゃう人」です
    つまりσ(゚∀゚ )ワイ

    それにしてもだ
    みかこさんもがっつりリベラルなんよな〜
    ガッツリベラル(いらんやつ)
    保守派を名乗ってるくせにわいの好きな人にリベラルの人多すぎないか?

    これについては結論から言う

    まぁいいじゃない!

    みかこさんと國分功一郎さんと櫻井よしこさんと竹田恒泰さんが同時に好きでも、まぁいいじゃない!

    保守派名乗ってるくせに清志郎を骨の髄まで愛しちゃってもまぁいいじゃない!

    というわけでこの件に関しては結論が出たのでもう論じません(たぶん)

    で、みかこさんに限らずこの手の「批評」を読んでいて思うのは、「引用」すげー!である
    いやね、よくあるじゃん「この人はこう言っていた」「この本にはこう書かれていた」みたいなことを「引用」して、そこからさらに論評を重ねるみたいなの

    あれさ、よく覚えてるなーって思わない?
    わいなんかもう次から次へと忘れていって、どこに何が書かれてたなんてひとつも覚えてないから、批評家さんたちの「引用」には、いつもすごい記憶力だなーすごいなーって思って読んでます

    というわけで記憶力のすごいみかこさん
    ★5です

    いや評価のポイントそこかーい!

    0
    2026年09月15日

    Posted by ブクログ

    同い年のブレイディみかこさん。大地にしっかり足をつけて鋭敏な感性で観察している現実が高い塔の上の方から虚空をみつめて現状分析しているエリートさんたちの現実とは違って見えている気がします。
    英国の政治状況を振り返っているはずなのに日本の某政党の在り様とそっくりなのはまんま題名のとおりじゃないかと思ってしまいました。

    0
    2026年09月15日

    Posted by ブクログ

    貧困と分断の先にある未来とはどんな世界なのだろうか?
    資本主義の次は、封建主義??だったらその後は間違いなく「革命」が待っているのか?

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

     最後まで読み通してうるっとくるくらい圧倒された。これでもかこれでもかと絶望的な世界の状況を読み続けてきた。日本の嘆かわしい状況に日々心をすり減らせているわけだが、日本より成熟した民主主義の国と考えられてきた英国でも進行する背筋が凍るような状況を読んで、もはや正義も人権も平和もない封建時代を迎えるばかりか、と暗澹たる気分になった。
     それ(トランプのアメリカのようなこと)はどこでも起こりうるー為政者が末端の国民のことを舐めきってやりたい放題、国民は「言いなりになる奴隷のように自由を制限され、支配され」『誇り』すらも失う未来である。
     それに対抗する砦となるのは、『誇り』を守るという意志、何があっても守りぬくという意地があるかどうかだ、と著者は言う。為政者の発する耳障りのいい言葉を鵜呑みにして従順な国畜のようになって最適化するか、葛藤上等あくまでも不正·差別·支配に抵抗するか、私たちひとりひとりが岐路に立っているんだろう。

    0
    2026年08月31日

    Posted by ブクログ

    民主主義は、ある日突然壊れるわけではないのかもしれません。
    「自己責任」「中道」「外国人問題」といった、一見ありふれた言葉の意味が少しずつ変わるところから、社会の地盤は崩れていきます。
    ブレイディみかこは、いま英国や欧州で使われ始めた言葉を手がかりに、その変化を追います。
    それは遠い国の話ではなく、日本でもすでに見覚えのある風景に思えます。

    【目次】
    第1章 「責任」の階級闘争 リスポンシビリティとアカウンタビリティの耐えられない格差
    第2章 極中(エクストリーム・センター)の時代 極端な脱イデオロギーの政治が生み出すものとは
    第3章 クラス・シーリング―階級の天井― 「身の程を知る」という呪い
    第4章 プラットフォーム・ポリティクス 欲望支配の構造とマノスフィアの影響力
    第5章 テクノ大衆の誕生 待つことが「無理ゲー化」する世界で
    第6章 「個人的なことは政治的なこと」を再考する アナキズムの個の力(power of)を取り戻す 第7章 リマイグレーションの政治 抵抗か、国畜か

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

    イギリスに住むブレイディみかこ氏による、極中、リマイグレーションなど最近ちらほら聴くな?というワードを解説した一冊。

    自己責任論の伸長(他方で権力者の責任は問われない)、「中道」化による左派の弱体化、リフォームUKの伸長)や、なぜ思想が全然違う政党・なぜ政策に一貫性のない政党が支持されるのか、テックジャイアントがリベラルから右派に取り込まれていった(取り入っていった)過程、"不法移民"に厳しい移民出身の政治家など、一見矛盾するように思える主題についてすごく腑に落ちる解説になっている。
    そして日本もイギリスの状況に重なることがとても多いというか、イギリスが日本の少し先を行っていることがよくわかり、来年の統一地方選では参政党がめちゃ増えるのではないか…などと寒気が走る。

    最近読んだ何冊か、全部繋がってる感じがして、人間的な面倒くささや煩雑さ、考えること、対話(会話)することから逃げないこと、退屈や余白を埋めようとしないこと。そう思うと自分の全てを差し出して全てをコントロールされるAIやアルゴリズムに支配されたくない、脱ドーパミンしたい、リアルを手に入れるんだ(cf.KAT-TUN)という気持ちがすごく強くなって、ふと駅で周りを見たら全員スマホを見ててすごく気味悪かった。まぁ私もこの感想をスマホで入力してるわけだが…。

    印象的だったのはアナキストの伊藤野枝の章で、Authority(権力、権威)としての力は否定し、人々のPowerやResilienceを信じるという意味でのアナキズムという概念に触れることができた。
    私はイギリスで人権を学んでいたけど、人権は人が人らしく生きるための非常に重要なツールであると同時に政府に何でも頼る的な姿勢とともすれば紙一重になるなぁと思うなどしたし、人々が本当の意味で自分達を信じて力を合わせることで大きな変化を起こせるということにも思いが及んだ。

    0
    2026年07月28日

    Posted by ブクログ

    アナキズムの定義を多少間違って覚えていたので、第6章の内容は自分にとって有用だった。

    世界は右傾化していると言われているが、いろんな事例を読むとさらに実感する。
    とはいえ、自分自身が左右どちらかの主義主張に偏って共感しているという自覚はないので、どちらが良いとか悪いとかいうつもりもない。
    人は、立場やその時々の状況で主張するものも共感するものも変わるものだと思っている。全人類が同じ主義主張に賛同するということはない。だからこそ対話が必要なんだな。

    0
    2026年09月26日

    Posted by ブクログ

    読みやすいのだが、前提知識の違いにより理解や受け止め方が変わるように思う。その点で難しい。
    論の中で、『万物の黎明』が度々出てくる。ずいぶん以前から私の机の上の右側に立っていて、10分の1くらいのところに栞が挟まれたままの状態。読まなければ。

    0
    2026年08月29日

    Posted by ブクログ

    英国の政治の状況とこれからの展望、不安からトランプなどアメリカのお国事情まで広範囲にわたって述べている。そうだったのかと勉強になりました。

    0
    2026年08月26日

    Posted by ブクログ

    政権をとることがすべて。理念もなく、いいも悪いもない。声の大きい方、力学の働く側に身を任す。弱気をくじき、強気を助ける。右でも左でもない極の中道。リベラルを騙った勢力のなれの果て。…偽善よりもストレートな悪の方がまだマシ。馬鹿なふりした詐欺師に票が流れる。家産の拡大として国を統治する。遠いものから排除する。移民は追い返され、マイノリティは虐げられ、やがては身内も消していく。…どこでも起こり得る。誰にでも降りかかる。ずしりと重く押し寄せる7つの章。ofを強めて、やがてwithになる。力にoverはいらない。

    0
    2026年08月18日

それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    それはどこでも起こり得る 壊れゆく世界への抵抗
  • タイトルID
    :
    2351625
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年07月15日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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