無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
全巻を読み終えて。
一剣豪の活躍物語でなく、一介の時代小説でなく、人間が己の信ずる道と向き合い、宮本武蔵が様々な欲望にとらわれ、そして振り払いながら、葛藤しながらも突き進む―。人間が歴史という大きな流れの中でどのように生きていくべきか?という問いに対する、吉川氏なりの答えが宮本武蔵の姿を通して描かれた物語であったように感ぜられた。それゆえに、物語を読んでいて、登場人物の心情やセリフにハッとさせられたり刺激を受けたりすることもあり、実に充実した読書体験ができたように思う。
しばらくの時を置いて数年後、また読み返してみたいとも思う作品だった。
Posted by ブクログ
全8巻完結!
最後のクライマックスも静かに進み、静かに終わる。第1巻の辺りでは、少しガサつい感じを受けたものの、以降は誹謗中傷に言い訳や申し開きもせず、静かに剣の道と人を磨くことに精進する。巌流島の戦いも資料があまり無く、ある説に基づくフィクションだという。初版は昭和11年、その頃の時代背景を映す部分もあるのかもしれない。
権之助と伊織を襲ったのは真田幸村の配下だった。その真田幸村に、細川家の老臣、長岡佐渡が会い、武蔵の話になる。一方、九死に一生を得た伊織は堺の商人に助けられ大坂へ。そこで、細川家の長岡佐渡、佐々木小次郎に出会う。
武蔵は岡崎に、そして又八も岡崎の禅寺で修行。二人は求めていた愚堂に会えた。又八は、愚堂に仕えるが、武蔵は声を掛けてもらえない。最後に気付いたのは、いつまでも悩むばかりでなく、自分で前に進めるはず、と愚堂は示したかったのか。
又八は、赤子を背負う朱美に会い、出家から俗世に戻り、父となることを決断する。
お通を虐めるお杉ばば、伊織によって寒い雨の日に洞穴に閉じ込められるが、それを救いに来たのはお通だった。お通の首を絞め、お通を決死の状況に追い詰めたが、そこでお杉ばばは、ようやくお通の心を理解し、許すのだった。
佐々木小次郎を抱えた細川家。武蔵を推す者も多い中で、自然と佐々木小次郎と武蔵が、舟島で対決することになる。
武蔵は佐々木小次郎との決戦を前に、お通との思いを確かめあった。舟島を遠くから見つめる伊織、又八、朱美。
巌流島の戦いの後の武蔵の姿は描かれていない。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。