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Posted by ブクログ 2018年10月08日
明晰でよかった。ポモ思想の内在的な解説ではなくて、歴史的な話をきっちり説明してくれているからありがたい。翻訳、輸入の過程にはタイムラグも当然あるし、全部翻訳されるわけでもないし、受容のプロセスみたいなところはおさえておかないといかんよね。仲正先生の本をちゃんと読むのは初めてだったが、真っ当な解説とい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月19日
21世紀も間近になった頃に大学入学、研究を本格的にはじめたのは2000年代後半というな私は、日々「なんでこんなことになっちゃってるの!?」と叫びたくなるような哲学・思想(と社会との関係)に関する問題にぶちあたることが多かった。――たとえば、「どうして浅間山荘に閉じこもった連合赤軍は仲間同士で殺し合っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月05日
いわゆる「現代思想」の入門書として非常に出来が良いと思う。特に日本でどのようにして現代思想が形成されてきたのかの背景について知ることができたのが良かった。2000年代中期ぐらいまで流れをカバーしているというのもポイントが高い。僕のようにこれから現代思想っぽいことをやろうかなーと思っている人以外にも、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月13日
80年代を中心に流行った、「現代思想(ニューアカデミズム)」の思想がどのように生まれ、どのように展開されたかを中心に戦後の日本の思想をまとめた本。3部に分かれて解説している。
第1部(1.2章)で、戦後マルクス経済学がどのように日本に普及し、その限界があったかを述べている。具体的には、農労派(社会...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月03日
マルクス主義に端を発する近代思想からポストモダンへの思想の変遷をコンパクトにまとめていて、現代思想って結局何だったんだべ、という僕のような今さらながらの入門者に打ってつけ。本書を通じて思想史を概観すると、ポストモダンはまるで保守と左派という連星の周りをグルグルと振り回されながら周回する人工衛星のよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
戦後日本の思想状況をとてもわかりやすく整理している概説書。思想内容の解説だけでなく、その文脈(裏事情)を、戦後マルクス主義を縦糸として描き出していて、流行当時はとっつきにくかった「現代思想」、「ニューアカ」、「ポストモダン」思想も今となってみればそういうことだったのか!と肯定的にも評価できる。単なる...続きを読む
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