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プロシア人のガルトネル兄弟を操り、領土拡大の企みを推し進めるロシア。その策謀に気づいた土方歳三たちは、箱館を、そして日本を守るために立ち上がる。だが、旧幕府軍、新政府軍の垣根を越えて集まったのは、軍事に関しては素人同然の五〇人だった。北の大地を揺るがす大事件に、指揮官の土方歳三はどう立ち向かう――。
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Posted by ブクログ
読み終わって面白さに唸り、中江有里さんの解説を読んで本作に出てくる「ガルトネル開墾条約事件」が史実であったことを知り、驚きに再び唸らされました。
箱館戦争と合わせて二つの史実の陰に、実はロシアが蝦夷地を植民地化しようとする陰謀と、それを阻止せんとする土方歳三らの活躍があったのではというのが、本作の大筋です。
己の信ずるところに従い、敵味方にこそ分かれているものの、日本のためを思う志から一時的に手を結び共通の敵に立ち向かう男たちの姿には、胸を熱くさせられます。
そして、全編にわたっての土方歳三のかっこよさ。
「生まれつきの武士でない分、ぼんやりしてると百姓の地金が出ちまう」からこそ、どんなときにも、「武士として、どのように行動すべきか」を考えていなければならないという言葉どおり、旧幕府軍の中で随一の武士として輝いていました。
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