初夏のムーミン谷をおそった火山の噴火。おしよせてきた大水に、ムーミン一家は流されてしまいました。おりよく流れてきた劇場に移り住むことになり、劇場がどういうものかよく知らないみんなで劇をすることに。脚本はもちろん、ムーミンパパ。ムーミンママや、ミムラねえさん、ミーサとホムサが出演者。入場料は「たべられるものなら、なんでもよろしい。」 国際アンデルセン賞作家ヤンソンが描く「ムーミン」シリーズ5作目。
Posted by ブクログ 2022年02月03日
家があること、家族や仲間がいること、夢中になれるものがあることは改めて素晴らしいなと思った。
登場人物達がムーミン一家と過ごす内に前向きになったり心を開く場面が多いのも良かった。
牢屋でのヘムルとのやり取りがコントみたいでめちゃくちゃ面白かった。
煙草を吸いながら「大事なものは全て揃ってるよ」と言...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月06日
盛り上がるところ、ゆったりしたところ、静かなところ、緊張感のあるところ…などがくっきりと分かれていて、緩急ついた話の構成にとても楽しませてもらった。スナフキンの警戒心や責任感の強さはアニメ以上によく表現されていて、今まで以上に好きになった。良くも悪くも某ヨクサルの育て方が出たのかなと思った。
みんな...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月09日
火山が噴火して洪水が起こり、床上浸水になってしまったのに楽しい楽しいドタバタ喜劇。本書で初登場のホランがムーミン一家について何故こんな大変な時に余裕があるのか不思議がっていたが、彼の感覚のほうが一般的だろう。確かにムーミン一家は余裕があり過ぎている。
もう一人本書から登場したミーサはくよくよいじけて...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年07月07日
友人からスナフキンのブックカバーと一緒にプレゼントしていただいた本。
ムーミンを読んだのは初めてだったけど(アニメは観てたけどね)、思いのほか現実的で、セリフも人間らしくて(人間じゃないけどね)、だけど愛と希望と強い気持ちみたいなのもたくさん詰まっていて、とても素敵な物語だと思った。
スナフキンが群...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月13日
これまでの中では1番好み
わたしはかわいそうって思いに縛られてるミーサ
親類を呼ぶべきだという観念に縛られるフィリフヨンカ
こういう人って実際いるし、自分の中にもそういう部分があったりする
好きなように、好きな人と、思うようにしてもいいんだよ、と軽やかに伝えてくれる
ムーミンやスノークのおじょうさん...続きを読む