本作は、第二次世界大戦直後に小冊子として出版され、長らく絶版だったもの。ムーミンシリーズ8作が完結した21年めに、ようやく本として出版されました。書かれた時期でいえば、シリーズ第1作になります。ムーミンママと、家をさがす旅へ出る、おさないムーミントロールも、ほかの本とは、どことなくちがった印象の挿し絵。スニフがまだ名前をもたず、「小さな生きもの」だったころのお話です。
Posted by ブクログ 2023年02月19日
1939年から手掛けていたムーミン物語、1945年に発行されたきりで他のムーミンシリーズから置いてきぼりでした。でもこんなに人気者になったムーミンですからほっとくわけにいきません。ムーミンシリーズの最後に読んだこの本には、これからの彼等のお話が沢山含まれていました。短いですが、とても充実した内容でし...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月12日
長年、ムーミンが読みたいな、と思いながらもあまり良いイメージがなかったので躊躇していた。
子どもの頃にアニメを見ていたことから興味を持って本を読んでみたのだけれど、あまり面白くなかった記憶があるからだ。
大人になって手にした今、意外にも楽しめた。
これは、ムーミンシリーズの1番初めの物語だが、邦...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月04日
眠る前の絵本代わりにと、夜まで読まずにとっておきました〜大正解!
まだ幼いムーミン が冒険の全てを新鮮に感じていることを追体験しているようで、とびきりやさしく楽しかったです。ママの優しく礼儀正しい母親像と、パパの手がかりを聞いた途端にお礼が疎かになりそうになったり立ち止まるのを許さなくなるような...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月11日
ムーミン好きを公言している者として、改めてムーミンの原作を読んでおかねばとかねてより思っていたが、今年はやってやろうと!本屋に走った!
ムーミン好きというより、キャラクターとしては、なんと言ってもリトルミィ!そしてスティンキー(原作には出て来ない・・・)が大好きで、本作では出てこないけれど、大...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月05日
東京遠征の友その2。
日本で知られているムーミンでは1番新しい
(実際特装版のムーミンでもこれが9冊目になっている)
ムーミンの1番古い物語。
3冊目にあたる「楽しいムーミン一家」に比べ
この作品や2冊目(長く1冊目だった)の
「ムーミン谷の彗星」にはどことなく不安定なというか
ほの暗さが漂うの...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月07日
限定スペシャルカバーに魅かれて即購入。
すごく面白かった。
100ページにも満たない物語とは思えないほどの濃さ。いなくなったパパを探して旅に出たムーミントロールとママ。途中で出会ったスニフやチューリッパ達と冒険をし、様々な出会いと別れを繰り返す。
美味しい目にあったり、恐ろしい目にあったり。
ハラハ...続きを読む