毎日が平和すぎてものたりないムーミンパパは、ある日、ムーミンママとムーミントロール、ちびのミイをつれて海をわたり、あれはてた島の灯台守に。植物も育たない岩だらけの島になじめないムーミンママは、部屋の壁にムーミン谷の絵を描いては、そこで眠ってしまうように。いっぽうムーミントロールは、美しいうみうまに出会い、追いかけてきた氷の精モランと夜ごと会うという秘密をもってしまい……。ムーミンシリーズ8作め。
Posted by ブクログ 2023年01月19日
ムーミン谷の十一月を先に読んでしまいました。
ムーミンパパ海へいくで、ムーミン一家が引越しをしてしまったからなんですね。
ムーミン谷では、仲間たちが待っているけど、冒険すきの彼らたちは、きっともう、戻らないんでしょうね。ああ、人生だなぁっと思ったところ、転勤で、知らない土地に移り住んだことを思い出し...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月26日
ムーミン一家は変わり者揃いで自分勝手だけど、そんなお互いを尊重しているのが偉い。ママやムーミンがたまに見せる優しさや洞察がきらっと光るお話だった。童話でありながら深い人間理解がベースにあり、大人が読んでも面白い作品。人として大事なことはムーミンシリーズで全部学べるのかもしれない。
装丁が可愛いので全...続きを読む
ムーミンパパが主役の話。これまでのシリーズとはまた少し違った味を出しているシリーズの一冊で、ものすごく美しい情景描写にムーミンの成長や家族の在り方が見えて来る。
Posted by ブクログ 2016年01月16日
毎日平和なムーミン谷に暮らすムーミン一家。しかしこの平和を物足りなく思い、冒険こそすべてとばかりに、谷を離れ海の小島へ一家を移住することに決めたパパ。灯台守になって明かりを灯すのだ――けれど、絶海の孤島である島と海に一家に厳しく、それぞれ困難を迫られる。ムーミンは幻想のうみうまに憧れ、モランに追われ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月12日
ムーミンシリーズ再読2冊目。
小学生の時に読んでいたムーミンシリーズだが、舞台が北欧的な雰囲気を持っているからだろうか、非常に暗く寒々しいイメージを持っている。中でもこの「ムーミンパパ海へいく」は、灯台のある陰気な島にムーミンらの家族が移住する話で、荒れる海、バラの咲かない庭、光のつかない灯台、そ...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月02日
表紙が変わった新装版。中身は前のといっしょなので、レビューが見たけりゃ前のを……(見る人いるのかな)。
表紙がいかにも洋書っぽくていいです。
前の新装版の感想↓
ムーミン一家が家を出てある島へ行く話。パパは無茶するし、ママは島になじめなくて元気がないし、ムーミントロールは色々事件に巻き込まれるけど...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月30日
ムーミンパパが、男とは、父親とは、に目覚めて
意固地になったり、権力振りかざして
無茶して、周りが見えなくて、自分に酔ったり、
頼みのムーミンママも、最初はうまく
パパの空回りを一歩引いて補佐したりしているものの、
付き合いきれなくなったのか、
望んでいる世界に逃げこんだりで、最終防衛線突破。
大人...続きを読む