おそろしい彗星が地球にむかってくるというので、静かなムーミン谷は大さわぎに。ムーミントロールはスニフと天文台へ出かけ、彗星を調べてくることに。スナフキンやスノークのお嬢さんと友だちになる間にも、ぐんぐん彗星は近づいてきて……。国際アンデルセン賞作家ヤンソンが描く「ムーミン」は全部で9話。このお話は、幻の第1作「小さなトロールと大きな洪水」が発表されるまでの長い間、第1作とされていたものです。
Posted by ブクログ 2022年10月14日
思っていたよりも大冒険だった。枯れ果てた海だったり、そこを竹馬で渡ったり、彗星から逃れるために引っ越したりと、描写の豊かさのせいか読んでいてハラハラした。だから面白かった。ガーネットを取り損ねたと嘆くスニフに対する『なんでも自分のものにして、もってかえろうとすると、むずかしいものなんだよ』というスナ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月01日
「ムーミン谷の彗星」再読しました。子供の頃はキャラクターしか知りませんでしたが、高校生の時にシリーズ全巻読み、当時アニメしか知らなかったので原作はこんなに哲学的内容だったのかと驚きとても楽しめました。
登場人物(人じゃないけど)たちはそれぞれ自分の考えを持ち、それがどんなに変わっていても、その考えや...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月05日
無邪気で朗らかな反面、根底に横たわる不安感を無視できない。
それぞれブレないキャラクターを持ちつつも、悩みうろたえ動揺する姿がとても人間的。
平和で優しさに満ちた世界に見えるけど、意外と登場人物たちは冷めているよう。
例えば、自己肯定感が低くわがままばかりのスニフに手を差し伸べたり咎めたりする者もな...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月11日
ムーミンは小さい頃にアニメを見ていたのでキャラクターの特性はなんとなく理解はしていましたが改めて原作を読みたくなり(ムーミンバレーパークに行ったせい)買い揃えました。
この作品はムーミントロールとスニフの大冒険が描かれていてスナフキンやスノークのおじょうさんとの出会いもこの旅でありとてもワクワクした...続きを読む