ペンギン・ハイウェイ
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ペンギン・ハイウェイ

小説・文芸
682円 (税込)
341円 (税込) 10月8日まで

1pt

ぼくはまだ小学校の四年生だが、もう大人に負けないほどいろいろなことを知っている。毎日きちんとノートを取るし、たくさん本を読むからだ。ある日、ぼくが住む郊外の街に、突然ペンギンたちが現れた。このおかしな事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした──。少年が目にする世界は、毎日無限に広がっていく。第31回日本SF大賞受賞作。

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  • 映画化

    「ペンギン・ハイウェイ」

    2018年8月17日公開
    声の出演:北香那、蒼井優、釘宮理恵

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ペンギン・ハイウェイ のユーザーレビュー

頭が良く、研究熱心で、理屈っぽい。全然子供らしくないけど、どこか憎めない小学四年生のアオヤマ君。彼の町で起こる不思議な現象とミステリアスなお姉さんとのひと夏の研究と冒険の物語。
ペンギンの群れや「海」、シロナガスクジラやジャバウォックが次々と町に出現してくると思ったら、普通にいじめっことのケンカや探検、おっぱいに思いを馳せたりと、非日常と日常がうまく合わさっていて、あまりSFが得意じゃない人にもオススメです。
森見登美彦独特の、小学生とは思えないくどい言い回しは健在でありながら、表紙の絵のような淡い切なさが全体を通して感じられます。舞台が京都ではなく新興住宅地なのは森見作品にしては珍しいかも。
短い夏休みが終わってしまう、あの懐かしい切ない気分を思い出すのにぴったりな作品です。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    しっかり、SFだった!
    情景も分かりやすくて読みやすかった〜〜

    かしこくなりたい男の子がたくさんの知識を使っていろんな研究をするお話
    不思議なことがたくさん起きているのに落ち着いて対応する感じ、「とても」じゃなくて「たいへん」って言う感じ、好きでした

    0
    2026年08月21日

    Posted by ブクログ

    めっちゃ大好きです
    最初のフレーズが最後にもう一回来るのが大好き
    ずっとアオヤマくんたちが住んでる街をイメージしながら読んでいました

    0
    2026年08月05日

    Posted by ブクログ

    森見登美彦さんの初期作品。なんだかご本人じゃないかな、と思えるような理屈っぽい小学生と、お姉さん、そしてハマモトさんというクラスの女性、ウチダくんという研究仲間。いじめてくるスズキ帝国の皇帝スズキとその仲間。ペンギンがたくさんいる、こんな変な事態からスタートする。実は、このペンギンはお姉さんがコカコーラのカンから作り出したものだ。小学校の時には、みなすごい想像力で、いろんなことを想像していた。切ないくらい悲しい事もあったけど、ケロッと忘れて冒険の旅に出る。友達と冒険する経験は、大人になる上で最も大事な事だったような気がする。本作は、子供がどんどん成長して大人になる、でもそれは勉強や本を読んで行くことだけでなく、想像力と現実との境目にある何かを追い求めることだ。素晴らしい時間を過ごしたんだと、なんだかホッとするように読み進めて行きながら、自分が小学生に戻っていく。なんとも漂うような文体は、その後の作品ではさらに先鋭化して行くのだけれど、本作はまだ柔らかくてそれが心地よい。優しいお姉さんとの距離感を理解していく過程も、すごく優しさに満ちている。いつか親は死んでしまう、という果てしない残酷な事実。
    そして物語はクライマックスに向かう。ハマモトさんが見つけた海という透明ない不思議な物体の大きさと、お姉さんが元気な周期に連関性を見出し、研究を進めてきたが、スズキがリークしたことにより大人が調査に入ってしまう。ここで夢が一気に覚めてしまうように、現実になってしまう。ペンギンは海を治す、ジャバオックはペンギンを倒す、お姉さんはペンギンとジャバオックを作り出す。お姉さんは一体誰なのか、ついに少年は答えにたどり着く。不思議な出来事を、理屈っぽい少年の目を通して描いて行くことで、現実と異世界を行き来しながら、それがともに本物であること、そして大切な少年の1ページになっていることがわかる。暖かい、少年期の夢を描いた素敵な作品。

    0
    2026年08月01日

    Posted by ブクログ

     昔、映画を観た。内容は忘れてしまったが、すごく好きだったことだけは、覚えている。だから、小説を読んでその時の「好き」を思い出そうと思った。

     ちなみに、私は「ペンギン」が好きだ。街にいきなりペンギンが出現したら、驚くとは思うけれど、嬉しくなってしまうだろうな。「なんかよくわかんないけど、すごい!うれしい!」……少なくとも、小4の私だったらそこで終わる。だから、この現象と向き合って、大真面目に研究をしていくアオヤマ君たちは、とてつもなくかっこいいのである。

     非科学的な現象VS科学の子。
     どんなことでも、ノートに記録をしながらあくまで論理的に原因を探っていく姿は、大人っぽくもありながらどこまでも子どもである。そこが、とても眩しい。その輝きが、たまらなく「好き」だと思った。

     こういう子たちが思いっきり冒険し、真っ直ぐ考え、のびのび生きていける世界がいいな。

     映画を観た頃は少女だった私も、そんな風に思う大人になってしまったよ、少年。

    0
    2026年07月15日

    Posted by ブクログ

    すごく非日常的なお話でした
    日常的なことを綴ってはいるのだけども、お姉さん通じて、色んなことが分かってきて、非日常的なことが起こったりすることが少しづつ分かってくる、そんなストーリーでした
    主人公は小学生なのだけど、小学生にしてはませた子供です。
    お父さんを尊敬しており、父との考えを吸収して、大人びた考えをする子供
    冷静沈着ってこの事を言うのでしょうね。

    0
    2026年06月27日

    Posted by ブクログ

    今まで読んでなかった森見登美彦のデビュー作だが、不思議な森見ワールドが随所に現れるとても面白い作品だったし、あらゆる研究を並行するアオヤマ君の姿勢は素晴らしいし、子供がいれば読ませたい本だと思った。アオヤマ君から好きな人には好きって伝えなきゃというセリフが出るのに自分への好意に気づかないことやお姉さんへの気持ちを興味深いとして気づかないふりしてたのは面白かった。最後にはお姉さんへの気持ちを自覚してたのにあんな別れ方になって、お父さんの知ることで傷つくこともあるっていうようなセリフもしみじみする。

    0
    2026年04月30日

    Posted by ブクログ

    小学4年生のアオヤマくんは、歯科医院で働くお姉さんのことが大好き。そして、お姉さんはペンギンを生み出すことができる。
    同級生のウチダくんと、オシに弱いチェスが強く、グイグイいくハマモトさん、いじめっ子のスズキくん。
    ペンギンが生まれる街の謎を解き明かそうとする。

    小学生の恋と好きの間の不思議な感情。まぁ、初恋は敗れるものね。大人になったときのハマモトさんとの関係も気になるし、巡り合う未来のお姉さんとの出会いも期待したいです。

    物語やお姉さんのノリは、天気の子を思い出します。

    0
    2026年04月15日

    購入済み

    人生の軌跡

    ペンギンハイウェイは人生の軌跡だ。少年が信念を抱いて、成長していく姿がとても素敵で、可愛らしく、切ない。素敵な物語です。

    #胸キュン #切ない #感動する

    0
    2024年09月01日

    購入済み

    淡い初恋物語

    独特の文体で定評のある森見氏ですが、今回も炸裂してます。
    少年とおっぱいの大きなお姉さんとのちょっと不思議な物語。藤子F不二雄氏のSF短編集を思い起こさせるような、素敵なお話です。

    0
    2015年09月01日

ペンギン・ハイウェイ の詳細情報

  • 映画化

    「ペンギン・ハイウェイ」

    2018年8月17日公開
    声の出演:北香那、蒼井優、釘宮理恵

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  • 【閲覧できる環境】
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