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アッシュたちはバナナフィッシュと呼ばれる薬物と、それを使ったディノ・ゴルツィネの陰謀の存在を知った。だが、ディノと手を結んだ李(リー)一族により捕えられ、ニューヨークのディノに引き渡されてしまった。アッシュたちはそこでバナナフィッシュの正体を見せつけられる。ショーターが実験台に使われたのだ。李一族にアッシュを裏切ることを強要され、心ならずも従ったショーター。だが、アッシュとの友情から最後まで反抗的な態度を崩さなかったため切り捨てられたのだった。バナナフィッシュを投与され、「英二を殺せ」との命令を刷り込まれたショーター。苦しむ彼を目の当たりにしたアッシュは…!?
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「人間は運命をかえることができる 豹にない知恵をもって… そしてきみは豹じゃあない そうだろ?」
「バナナフィッシュ」という謎の言葉を巡るマフィアとストリートキッズの抗争が、国家の陰謀にまで発展していくという少女マンガらしからぬ骨太ストーリーと、アッシュと英二の絆がこの作品の魅力です。
高いIQと身体能力、美貌を兼ね備えたアッシュ。容赦なく人を殺す冷徹さと年相応の無邪気さ…十代で二つの顔を持たざるを得なかったアッシュの生い立ちはかなりハードですが、彼の心を救うのは銃を持ったことさえない日本人の英二でした。
第8巻にヘミングウェイの『キリマンジャロの雪』の豹の話が出てきます。“死”について考えたことがあるか、と問うアッシュに、英二は冒頭の台詞で答えます。ストリートキッズのボスであるアッシュに臆せず対等に向き合う英二だから言える、友への言葉。
血腥い世界で見返りを求めない友情がいかに難しく、そして奇跡のようなことか。この作品を読み返す度に涙し、マンハッタンに思いを馳せています。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「きみは愛するものに対する攻撃にはほんとに弱い人だね…自分自身に加えられる攻撃には信じられないほど強いのに いつか必ず、そのことがきみの命取りになるだろう でもきみは―それでも仲間を見捨てることなんかできないんだろうね…」
バナナフィッシュの「刷り込み」により、英二を殺そうとするショーター。アッシュ...続きを読む
ショーターの死…
ゴルツィネとオーサーの外出
(国のトップの奴らの裏が少し匂わせられる)
シンたちがゴルツィネ邸へ侵入する
アッシュの仲間たち…いいな。あったかくて。
2時間経ったら起こせよ!で終わり。
当時読んでたら続きが気になって仕方なかっただろうな。
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