皇帝たちの都ローマ ――都市に刻まれた権力者像

皇帝たちの都ローマ ――都市に刻まれた権力者像

1,595円 (税込)

7pt

3.5

帝国の首都として繁栄を極めたローマ。世界に類を見ない壮麗な都市と建造物は皇帝たちの熾烈な権力闘争の場であり、その政治的意図を示す舞台でもあった。本書ではカエサル登場以前の紀元前2世紀から、コンスタンティノープル遷都にいたる330年まで約500年のローマの都市計画と建造物を一望し、そこに刻まれた各皇帝の政策や思想、歴史を読み解く。凱旋門、神殿、コロッセウム、浴場、広場や水路などを備えた都市はやがて変革期を迎え、皮肉にも都市に蓄積された歴史の重みによって終止符を打たれることになる。帝国の興亡を浮かび上がらせるスリリングなローマ都市史。

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皇帝たちの都ローマ ――都市に刻まれた権力者像 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     陣内秀信氏が「解説」において、本書の内容を簡にして要を得てまとめているので、その箇所を引用したい。

     「主役は、都ローマをつくった権力者、特に皇帝達である。彼らにとって、自らの功績と栄光を視覚的に示し、また市民からの支持や共感を得るためにも、様々な建造物、施設を現実のものとする造営事業は極めて重

    0
    2024年09月23日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ローマという都市を歴代の皇帝たちがどのように整備し、どんな建物を立てていったのかという観点から見ていくローマ史。凱旋門や神殿など記念的建物から、水道の整備、大火からの復興など、一つ一つの計画にどんな意図があったかを歴史とからめて探っていくような本になっている。カエサルからコンスタンティヌスまで扱って

    0
    2024年11月18日

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