四つの白昼夢

四つの白昼夢

1,799円 (税込)

8pt

コロナ禍がはじまり、終息に向かった。退職男たちの宴会と紙袋の骨壺、店の経営が破綻し夢中になった多肉植物、遺影に写った謎の手、自然通風の家で夫婦を悩ます音の正体とは? ふと目がくらんで見える、暮らしと隣り合わせ、現実と非現実の裂け目を描く日常奇譚集。

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四つの白昼夢 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日常に起きた、白昼夢のような四つのお話。
    不可思議な話のようで、蓋を開けてみれば意外な事実。
    そう思って、安心して読んでいたら、最後の二つは不思議話と、バリエーションに富んでいて、でもさすがの文章力で読ませてくる。コロナもうまく絡めてあるところも、さすがとしかいいようがない。ベテランの筆致をみた。

    0
    2024年09月08日

    Posted by ブクログ

    篠田節子さんの作品は初めて読みましたが 淡々とした中で読んでる人を引き込む、しばらくこの人の作品にはまりそう!

    0
    2025年04月30日

    Posted by ブクログ

    白昼夢みたいな物語ということかな。『屋根裏の散歩者』は疑問が解決したのでホッとしたが、残りの3編は不思議な気分になった。『遺影』はそうであったらいいなという感じ。

    0
    2025年04月25日

    Posted by ブクログ

    4つのちょっと不思議なストーリーから成り立つ。コロナ禍に書かれたと思われるのがいくつかあった。先日読んだ絹の変容を思い出す多肉。最後の遺影はまさかのエピソードで驚いた。

    0
    2025年01月11日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに篠田作品を読んだ
    日常に起こりそうな
    不思議なストーリー
    引っ越したお気に入りの一軒家で
    不思議な音が聞こえる
    なんと 隣のオタクの男性が
    育てる亀だったワシントン条約違反のチチュウカイコハクガメ
    人間に懐いている 
    動物園には相談したくない
    結果的にはそのままになるが
    その人間模様が面白

    0
    2024年10月16日

    Posted by ブクログ

     コロナ禍の始まりから、終焉にかけての日本を舞台とした日常生活に見え隠れする別世界を描き出した4つの作品集

     屋根裏の散歩者

     妻をめとらば才たけて

     多肉

     遺影

    0
    2024年09月06日

    Posted by ブクログ

    ホラーとファンタジーが無理なく日常に混じって練り上げられている。
    他人から見たらホラーでも、本人にとっては、現実からの幸せな解放だったかもしれず、
    あんな人とは釣り合わない、うまく行ってないに違いないと外野は勝手に思い込んでいるが、ちょっとやっかみが入っていないか、とか。
    ほんとうはしあわせなおはな

    0
    2024年07月23日

    Posted by ブクログ

    「屋根裏の散歩者」
    「妻をめとらば才たけて」
    「多肉」
    「遺影」
    四話収録の短編集。

    どの物語も死の空気を纏いつつ、可笑しみと恐怖を感じさせてくれた。

    30代の夫婦が移り住んだ理想の家。
    しかし天井からは、ずるずると何かを引きずるような異音が聞こえて来る。
    その正体はまさかの…。
    確かに『屋根裏

    0
    2024年07月20日

    Posted by ブクログ

    ちょっと奇妙な物語。
    どれももう少し話の続きを…ってなるものが多かった。

    個人的に印象に残っている話は「多肉」でした。

    0
    2025年09月18日

    Posted by ブクログ

    『屋根裏の散歩者』『妻をめとらば才たけて』『多肉』『遺影』の四作からなる一冊。
    ベースは世間でもよくあるお話しですが、白昼夢とあるようにどこか現実離れをしたところもありつつ、そのバランスがすごく良かったです。
    『妻をめとらば才たけて』は、読み始めと読み終わりで登場人物への見え方が変わりました。一番好

    0
    2025年05月13日

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