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Posted by ブクログ 2024年03月25日
は〜、すごい。着地点もお見事としか言いようがない。
褒める点しか無い一冊。
「底惚れ」がなんてったってすごかったから、そりゃ期待はして手に取ったけれど想像を遥か遙か超えて圧倒的に面白い。
小説を読むのって、面白いんだよね、理屈じゃないんだよね、と純粋に感動させてもらえて感謝の念さえ浮かぶほど。
「こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月13日
最高ー!
青山文平さんの作品は『つまをめとらば』を読んだことがあったけれど、相変わらず人の温もりが伝わってきて素晴らしい。時代小説は少し苦手だけど、良すぎて読める。
主人公の、本が好きなんだなぁという感じと、少しスピリチュアルな感覚があって、共感する。
話も、最後に解き明かされる感じがミステリーみ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月02日
こんな時代の捉え方があったと、まず驚かされた。
書物を作るものたちについては読むことがあったが、それを売る人についての話は、私ははじめて出会ったので、とても新鮮だった。
確かに、地方の、たとえば松下村塾などに、学問を学べる書物が豊富にあったのはなぜかと思い当たる。
書物に通じ、それを届ける人があっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月27日
江戸時代・文政期、学術書の行商で、村の寺、手習所、名主の家を回る本屋の目を通して、顧客たる名主(庄屋)との「知の交流」や彼らの暮らしぶりを中心に描く。
主人公は「松月堂」という屋号の本屋を営む平助。彼が扱うのは浄瑠璃本や草双紙などの流行物ではなく、仏書、儒学、国学、医書といった「物之本」(学術本)だ...続きを読む
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