安部公房の作品一覧
「安部公房」の「砂の女(新潮文庫)」「第四間氷期(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「安部公房」の「砂の女(新潮文庫)」「第四間氷期(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
砂に囲まれた環境の中で、意義不明な労働し続け、配給によってのみ生かされ、家族という共同体を形成するという、人生の縮図のような小説。
なぜそのような環境で人々は満足し住み続けられるのだろうか。きっと納得させられているからに他ならないからだろう。
近年では起業や副業、投資という言葉が叫ばれるようになってきたが、サラリーマンや時間の無駄となる人間関係ような砂や砂の女から抜け出すには、部落からしたら(社会からしたら)異常者にならざるを得ない。その"正常者"への引力が邪魔する。そんな理想と現実の描写。
一方で、自由と呼ばれる生活と制約のある生活、どちらが幸せに暮らせるのだろうかと考え
Posted by ブクログ
安部公房「壁」は1951年刊行。「S・カルマ氏の犯罪」「バベルの塔の狸」「赤い繭(4編の短編)」からなる作品集。
足元の床が抜けたような不安が漂って、起こる事はことごとく不条理。主人公たちには突飛で理不尽な出来事が振りかかりますが、容赦なく淡々と悪化していく感じ、こりゃもう安部公房。
「S・カルマ氏の犯罪」
朝起きたらえらい事になっていた系。解説には「カフカっぽいけど明るい」とあり、なんか納得。
名刺に自分を奪われた主人公。名前・肩書を失い、何者でもなくなってしまう怖さ。しかも彼を取り巻く雑多な物から敵とみなされてしまう。
話がマトモに通じない感じや裁判シーンなどは不思議の国のアリスっぽさも