砂の女(新潮文庫)

砂の女(新潮文庫)

781円 (税込)

3pt

砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のうちに、人間存在の極限の姿を追求した長編。20数ヶ国語に翻訳されている。読売文学賞受賞作。(解説・ドナルド・キーン)

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砂の女(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    砂に囲まれた環境の中で、意義不明な労働し続け、配給によってのみ生かされ、家族という共同体を形成するという、人生の縮図のような小説。
    なぜそのような環境で人々は満足し住み続けられるのだろうか。きっと納得させられているからに他ならないからだろう。
    近年では起業や副業、投資という言葉が叫ばれるようになって

    0
    2026年03月31日

    Posted by ブクログ

    罠に嵌められたお客さん。
    かなりのピンチの状態を昆虫の行動で例えるところが
    面白い 内容は結構怖かった。

    0
    2026年03月20日

    Posted by ブクログ

    仕事を辞めるか続けるか迷っている今の自分にピタリとハマった。
    毎日の繰り返しの仕事から逃げたい。でも逃げたらそこは自由なのか?
    今のままで諦めてもいい。今があるから自由という妄想に執着しているのか?もしくは今の安定に執着しているのか。迷いながら読んだ。

    0
    2026年02月18日

    Posted by ブクログ

    人生について考えさせられる。時代は全く違えどわたしだけではなく皆、砂に囲まれて生活している。
    日常の意味のあるか分からない仕事を淡々とこなし、時にはそこから新たな興味深い発見をし、一方でそんな退屈なルーティーンからの脱出を試みて、失敗して順応していく。まさに人生そのものな気がした。

    0
    2026年02月07日

    Posted by ブクログ

    砂しか出てこないのに、こんな多彩な比喩表現ができるものなんだなと思った。読んでいて、こちらまで喉がカラカラになって口の中にざらざらとした不快感が出てくる。
    人間の醜さ、汚さも浮き彫りになると同時に、他の生物にはない適応性、不条理な環境を受け入れ成長する人間の強さも感じた。
    この砂の穴は誰もが何かに囚

    0
    2026年01月16日

    Posted by ブクログ

    象徴と理不尽と真実が詰め込まれた恐ろしい小説だと感じた。
    カフカの「変身」に似たものを感じるが、それよりもう少し人間の弱さ(ある意味強さ?鈍さ?)に踏み込んでいる気がする。
    多くの国で翻訳され評価されたことに納得する。
    このような状況は、形を変え、私たちの周りに大小多く存在している。
    そして、そんな

    0
    2026年04月02日

    Posted by ブクログ

    多彩な比喩表現が新鮮でイメージするほど男の人柄や女の姿が浮かんできて、物語に入り込むことができたと思います。自由を求めて幾度となく試行錯誤を繰り返したが、時間が過ぎるにつれ環境に慣れ、馴染み、小さな喜びを見つけ、心地良く思い、確実に逃げることができたが逃げる事をしなかった様に恐ろしさと日常に溢れる幸

    0
    2026年03月30日

    Posted by ブクログ

    第14回読売文学賞受賞作。

    昆虫採集に訪れた男が、砂に囲まれた穴の底に閉じ込められ、そこで暮らす女と共に生活を強いられるという特異な設定の物語。住居は絶えず砂に埋もれていくため、男は脱出を望みながらも、生き延びるために日々砂掻きを続けることになる。

    当初は脱出が第一の目的であったはずが、生活を続

    0
    2026年03月18日

    Posted by ブクログ

    重い内容を読みたくて選んだ小説。
    正にその通り、「諦め」や「絶望」という言葉が浮かんだ。
    でもこれは、現実社会にも言えることなのではと。
    ずしりと心に残る作品。

    0
    2026年03月08日

    Posted by ブクログ

    初めの2ページで最後がどいう結末かが分かってしまうが、それに至るまでの過程がいい。

    理解はしずらいが、男の砂穴の中での生活や女との関係、生きる理由などが見えてくる。
    最後はハラハラしながらも応援してた。

    0
    2026年03月08日

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