菊池正史の作品一覧
「菊池正史」の「安倍晋三「保守」の正体 岸信介のDNAとは何か」「「影の総理」と呼ばれた男 野中広務 権力闘争の論理」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「菊池正史」の「安倍晋三「保守」の正体 岸信介のDNAとは何か」「「影の総理」と呼ばれた男 野中広務 権力闘争の論理」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
覚書
信頼関係が癒着となってしまえば記者の堕落だ。
それまでの地方政治は地元有力者、いわゆる名望人が支配する世界だった。しかし、戦後の混乱の中地方も大きな財政赤字を抱えすでに長老の名誉だけでは事態を動かせないことを街の人々が理解していた
政治の担い手がエリート富裕層から
叩き上げ大衆、弱者に移ったことを外連味なく語った
1947生活苦より共産党躍進、しかし急進的な変革活動は訴求力を失うも吉田も許せないと
社会党が躍進、他ghqケーディスが介入
東西冷戦より反共秩序維持、ウィロビーは白洲次郎とパイプを太くし自由主義に転換
社会党片山の傾斜生産、石炭国家管理制に反対する角栄、中小企業の振
実は優しかった?
全く額に汗しないタイプの人間である私が意見して良いものか、とは考えましたが……やはり頗る名著なのでレビューします。
難しい政治の話は疎くて理解しきれなかったものの、本書を通じて伝わってくるものがありました。
野中氏は、最後まで優しさを貫いた政治家だったのでは、という事です。
故人・加藤紘一さんの様な「人間は優しくなくては」と自分に言い聞かせるタイプのソフトな優しさとも違って、「ここで優しさは邪魔だ!」という場面でも、どうしても人への優しさを捨てられず、現実との狭間に相当苦しんだのではないか。そうした苦労は、生まれ持っての良心が無いと耐えきれないと思います。
人生の境遇において必ずしも恵まれ
Posted by ブクログ
【愛のない社会は暗黒であり、汗のない社会は堕落である】(文中より引用)
戦後保守政治の体現者であると同時に、時に「旧体制」の代表のようにも目された野中広務。弱者に寄り添う姿勢を常に保ちながら、同時に「政界の狙撃手」とも呼ばれた複雑な人間像に迫る作品です。著者は、日本テレビで総理官邸クラブのキャップなどを歴任した菊池正史。
著者が本作で指摘するように、戦後政治を体現する政治家の一人が野中氏だったのかなとの思いを強く抱きました。著者の思いが強く滲み出た作品ではありますが、野中広務という人物を補助線としながら戦後の日本政治を俯瞰していく上で大変参考になる一冊かと。
「ひろむちゃん」というコント