作品一覧

  • なぜ人と人は支え合うのか ──「障害」から考える
    4.3
    1巻935円 (税込)
    障害者について考えることは、健常者について考えることであり、同時に、自分自身について考えることでもある。2016年に相模原市で起きた障害者殺傷事件などを通して、人と社会、人と人のあり方を根底から見つめ直す。
  • こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
    4.0
    1巻652円 (税込)
    大泉洋主演で映画化! 話題の映画のノベライズ。 鹿野靖明、34歳。 難病の筋ジストロフィー患者で、 一人では寝返りも打てない。 だけど、自由に生きたい! 自ら集めたボランティアに支えられての 自宅暮らしはわがまま放題。 バナナが食べたくなったら、 たとえ真夜中でも我慢しない。 病院で、天井を見つめて ただ生きているだけなんて、意味がない。 そのわがままは命がけだった。 壮絶ながらも、命の輝きに満ちた日々を描く 笑って泣ける話題の映画のノベライズ版。 大宅賞、講談社ノンフィクション賞をW受賞した 原作から生まれた映画のノベライズ版。
  • こんな夜更けにバナナかよ  筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち
    4.2
    大宅壮一ノンフィクション賞、講談社ノンフィクション賞ダブル受賞作! ボランティアの現場、そこは「戦場」だった――。筋ジストロフィーと闘病する鹿野靖明さんと、彼を支える学生や主婦らボランティアの日常を描いた本作には、介護・福祉をめぐる今日的問題と、現代の若者の悩みが凝縮されている。単行本版が刊行されてから10年、今も介護の現場で読み継がれる伝説の作品が増補・加筆され堂々の復活!

ユーザーレビュー

  • なぜ人と人は支え合うのか ──「障害」から考える

    Posted by ブクログ

    「こんな夜更けにバナナかよ」の著者の作品。「こんな〜」は数年前に興味深く読んだ。

    この本は、「こんな〜」の主人公であった鹿野さんとの関わりを通じて、障害者福祉に関心を深めた著者が書いた作品。

    「努力して障害を克服すべきなのは、障害者本人というよりは、まずは社会である、といあ視点でものごとを考えてみることが大切です。」

    「それは、障害者に『価値があるか・ないか』ということてはなく、『価値がない』と思う人の方に、『価値を見出す能力がない』だけじゃないかって私は思うんです」

    「人は「誰かの(何かの)役に立つ」ということを通して自分の存在価値を見いだす生き物なんじゃないか、という気がします。で

    0
    2025年08月13日
  • こんな夜更けにバナナかよ  筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち

    Posted by ブクログ

    映画を観てからこの本を読んだ。
    映画やアニメを観ると、その原作を読みたくなるタイプだ。

    正直、今の私に刺さるものが多かった。
    映画以上に学びがあった。
    医療機器や福祉サービスなど、知らなかったことが多かった。
    親を遠ざけたくなる気持ちなど、共感できることも多かった。
    私は、彼ほどストレートに発言したり、感情を出したりはできない。
    それでも、見習うべきところが多いと思った。

    私は今現在、入院中である。
    呼吸器こそ必要ないが、寝たきりになってしまったし、吸引器も欠かせない。
    「家に帰りたい!」と言い続け、やっと明日、家に帰れる。
    「いつでも救急車で戻ってきたらいい」などと言われたが、できる限り

    0
    2025年06月29日
  • なぜ人と人は支え合うのか ──「障害」から考える

    Posted by ブクログ

    「自立とは、誰の助けも必要としないということではない。どこに行きたいか、何をしたいかを自分で決めること」
    何ができないかより「何ができるか」が大事だと、勇気をもらいました。

    0
    2025年05月04日
  • こんな夜更けにバナナかよ  筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち

    Posted by ブクログ

    非常に面白かった。障害者とボランティアと言う「綺麗な話」になりがちな構図だが、もっとずっと生々しく、生き生きとした世界がそこにはあった。
    人と人が欲求をぶつけ合う、と言うすごくプリミティブなやりとりが、鹿野さんの視点からもボランティアの視点からもあって、その中でどうにかこうにか生活を作っていく、と言うその全体像が、面白い。

    0
    2024年09月01日
  • こんな夜更けにバナナかよ  筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち

    Posted by ブクログ

    衝撃的な本でした。実体験にもとづいたありのままの内容に、読んでいるこっちが冷や冷やするようなこともありました。現場で体験した人にしか分からない世界がそこにはあって、すごく勉強になりました。
    ただ、映画のポスターを見かけたことがあったので、ご本人の写真が載っているにも関わらず、大泉洋さんのイメージになってしまい困りました。

    0
    2023年08月23日

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