なぜ人と人は支え合うのか ──「障害」から考える

なぜ人と人は支え合うのか ──「障害」から考える

825円 (税込)

4pt

障害者について考えることは、健常者について考えることであり、同時に、自分自身について考えることでもある。2016年に相模原市で起きた障害者殺傷事件などを通して、人と社会、人と人のあり方を根底から見つめ直す。

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なぜ人と人は支え合うのか ──「障害」から考える のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月13日

    雨宮処凛の相模原事件の裁判傍聴記に、著者について言及があった。10年以上も『こんな夜更けにバナナかよ』を読もうと思いながら積読。そうこうしているうちに映画化されてしまい、あらら映画になっちゃった、でも映像じゃなくて自分で読みたいから映画は見ない、と決めていたので、鹿野さんとボランティアの話は大枠では...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年12月06日

    今日、インターネット上に渦巻く次のような「問い」にあなたならどう答えますか?
    「障害者って、生きてる価値はあるんでしょうか?」
    「なんで税金を重くしてまで、障害者や老人を助けなくてはいけないのですか?」
    「自然界は弱肉強食なのに、なぜ人間社会では弱者を救おうとするのですか?」
    気鋭のノンフィク...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月20日

    知的障害者のお子さんを持つ友人がいるのだが、傍から見ると大変だろうなと思うけど、彼女は全然大変そうにしていない。いつも穏やかで、そのお子さんの成長をとても楽しみにしている。お子さんは意味のある言葉をしゃべることはないけど、感情表現が豊かで、悲しい曲が流れると声を上げて泣く。楽しい曲が流れると全身を使...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月07日

    素晴らしい新書だった。いろんな人に配りたい。
    障害者の話?と倦厭している人にも「人間のコミュニケーションの話だよ」と強くすすめたい。

    福祉とか介護とかの話題には、なぜか偽善的な思い込みがつきまとう。しかし、なぜそう思うのか? なぜ私たちは(本音は)障害者を避けようとしてしまう、あるいは深く考えまい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月14日

    購入後に、こんな夜更けにバナナかよ、の著者の著書ということに気づいた。ケアがわかる本として映画を勧められて観たが、さらに理解が深まった。

    障がい者のために税金を負担することの考え方など、ライター経験の長い方だからこそ書ける親近感を持てる内容と思う。

    長い人生のなか、一度は読んでおきたいと思えた。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月03日

    人と人が支え合うこと。それによって人は変わりうるのだということの不思議さに、人が生きていくことの本日もまた凝縮しているのだと。

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    Posted by ブクログ 2020年04月20日

    福祉が芽生える瞬間とは、思わず誰かを支えたいと思って行動してしまう時のことだ。
    つまり福祉の定義は「誰かを支えようとした行動」と言い換えることができる。

    1章には2020年3月末に死刑判決を受けたやまゆり園事件の植松死刑囚の話が出てくる。
    意思疎通のできない人間は「人間」ではない。だから殺した、と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月19日

    あわれみの福祉感、まさに、自分の中にあった障がい者への気持ちを言い当てられた具合の悪さがあった。
    確かに、かわいそう、気の毒、頑張ってる、24時間テレビ的な、きれいごとが私の中の障がい者に体する意識としてあった。

    後半の海老原さんの人サーフィンして生きる姿はたくましい。
    ものを頼むというのは、生き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年02月13日

    駅のエレベーターも最初はコスト的にムリ、次に車椅子で来たら突き落とすぞ(すごい言葉…)、と言われていたものが、今ではすっかり普通に。求めなければ与えられない。「社会に生かされているだけでもありがたい…」と遠慮していてはダメなんだと。

    障害者は生きる価値がない、というのであれば、あなたにどんな生きる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年02月02日

    これだから、福祉の本はやめられないなあ、という本。
    すごい人がたくさん出てくる。思いもよらなかった視点を持っていたり、行動力が半端なかったり、忍耐力もすごかったり。
    私はいま、心に余裕がないが、社会福祉の最前線を知るたびに、不思議と生きていることへの無前提の肯定が得られる。

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