渡辺一史のレビュー一覧
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衝撃的な本でした。実体験にもとづいたありのままの内容に、読んでいるこっちが冷や冷やするようなこともありました。現場で体験した人にしか分からない世界がそこにはあって、すごく勉強になりました。
ただ、映画のポスターを見かけたことがあったので、ご本人の写真が載っているのに、大泉洋さんしかイメージできず困り...続きを読むPosted by ブクログ -
いいもん見させてもらったなって感じ
久しぶりに本読んで泣いたわ
ひたすら、鹿野さん、かっこええやん。
ちょっと惚れるわ。美咲ちゃん羨ましいわぁPosted by ブクログ -
これまで、「障害者」と触れ合う機会がなかった私にとって、いい意味で固定観念が覆される本であったと感じた。
鹿野さんのボランティア(鹿ボラ)として働く人々にもその人たちなりの悩みがあり、いわゆる健常者と障害者が密接に関わるシカノ邸は様々な葛藤や価値観のすれ違いが生じながらも精神的にも身体的にも他のどこ...続きを読むPosted by ブクログ -
雨宮処凛の相模原事件の裁判傍聴記に、著者について言及があった。10年以上も『こんな夜更けにバナナかよ』を読もうと思いながら積読。そうこうしているうちに映画化されてしまい、あらら映画になっちゃった、でも映像じゃなくて自分で読みたいから映画は見ない、と決めていたので、鹿野さんとボランティアの話は大枠では...続きを読むPosted by ブクログ
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壮絶な生き様だと思った
そういう人生を選んで生まれてきて、他人の心を美しくするために生まれてきたような人
私にはそんな感じがするけど、美化してはいけないと、シカボラのメンバーさんが言っていたのでそうなのかなぁ
著者のあとがきにも、堂々めぐりと書かれていたけど、けっこう堂々めぐりだなーとは思いな...続きを読むPosted by ブクログ -
ブクオフのクーポンがあったので、あー、映画になったやつだなー、と思って購入してみた。
ノンフィクションの賞とか取ってるけど、意外と前に書かれた本だった。
私は、まだ若き恩師をALSで亡くしていて…それもあって読んでみようと思ったんだけど、筋ジスとの違いもよくわかってなかったな。
人生、ホント人...続きを読むPosted by ブクログ -
今日、インターネット上に渦巻く次のような「問い」にあなたならどう答えますか?
「障害者って、生きてる価値はあるんでしょうか?」
「なんで税金を重くしてまで、障害者や老人を助けなくてはいけないのですか?」
「自然界は弱肉強食なのに、なぜ人間社会では弱者を救おうとするのですか?」
気鋭のノンフィク...続きを読むPosted by ブクログ -
「ありがち」と言われる、お涙頂戴的な本では全くない。鹿野さんの生き方も、そして、シカノ邸を書いた渡辺さんの仕事も、後世に残り、たくさんの人の心に残る。決して、失礼ながら、お二人とも器用な方ではないのだろうと思うが、そのエネルギーの計り知れなさ。確実に再読するだろう。Posted by ブクログ
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筋ジストロフィーを患う鹿野靖明さんと、彼が亡くなるまで関わった多くの介助ボランティアの人たちとの物語である。
筋ジストロフィーは、全身の筋肉が衰えていく進行性の疾患であり、有効な治療法は見つかっていない。筋肉が衰えていくと、歩けなくなり、手が使えなくなり、呼吸に必要な筋肉が衰えて自力での呼吸が出来...続きを読むPosted by ブクログ -
ちょっと前の本だけど息子の本棚にあったので読んでみた
生きることを諦めないで周囲に迷惑かけまくって「こんな夜更けにバナナかよ」と呆れられながらも多くのボランティアに愛された鹿野さん
生きるチカラをもらうって大袈裟でもなんでもなく本当にあることなんだなと
ジョギング始めたのも、難病だった母親の介...続きを読むPosted by ブクログ -
脳梗塞で入院してる時、教育実習で私の世話を診てくれた男子学生に贈った本
旧友に再会したかの様にすぐさま抜き取った
一生懸命さに感動し、初心忘れず真っ当に励んで貰いたい気持ちで贈った本Posted by ブクログ -
夢中で読んでしまった。心情的には星7くらいは付けたい。
恐らくこの本の一番のポイントは’バランス’だと思う。
著者・渡辺一史 氏がこの親本を執筆された当時はまだ30代前半から半ば、福祉や医療分野にはさしたる興味や知識があった訳ではなく、「日々を切実に、ギリギリのところで生きている人に会ってみたい...続きを読むPosted by ブクログ -
長い本。何回か休憩をはさみながら、一気に読んだ。
筆者が何度も何度も考え抜いて書いたんだろうなと思わせる、とても正直な文章。無下に飾りたてることもなく、フラットな筆者と主人公の鹿野さんの関係性がそこにあらわれているよう。
様々なエピソードに共感しながら、時にはつらい気持ちになったり、くすくす笑った...続きを読むPosted by ブクログ -
知的障害者のお子さんを持つ友人がいるのだが、傍から見ると大変だろうなと思うけど、彼女は全然大変そうにしていない。いつも穏やかで、そのお子さんの成長をとても楽しみにしている。お子さんは意味のある言葉をしゃべることはないけど、感情表現が豊かで、悲しい曲が流れると声を上げて泣く。楽しい曲が流れると全身を使...続きを読むPosted by ブクログ
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鹿野さん最高!鹿野さんの言う 「自立」 の意味にすごく共感したし、自分も実践していきたいと思った。強く背中を押してくれる本Posted by ブクログ
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素晴らしい新書だった。いろんな人に配りたい。
障害者の話?と倦厭している人にも「人間のコミュニケーションの話だよ」と強くすすめたい。
福祉とか介護とかの話題には、なぜか偽善的な思い込みがつきまとう。しかし、なぜそう思うのか? なぜ私たちは(本音は)障害者を避けようとしてしまう、あるいは深く考えまい...続きを読むPosted by ブクログ -
障がい者の在宅医療を切り開いた筋ジス患者とボランティアの物語
障がい者がフツウに他者と暮らす意味を突きつけつつ、僕らのフツウって何だと考えさせる
それは「フツウのことができなくなったときの尊厳死」に対する強烈なアンチテーゼだPosted by ブクログ -
障がい者福祉の知識がないので本を読みたいと言ったら、その仕事の人に勧めてもらいました。
美談にされておらず、具体的な描写から関わる人たちの心情も想像もでき、入門に良い本。
「わがまま」と見える態度について、覚えておきたいところ。
障がい者自身にとっては、周囲の望む方向と自分の欲求のズレをいかに明確...続きを読むPosted by ブクログ -
はじめはなんてわがままなんだろうと思って会話を読んだ
医療職として、ケアに関わる身であってもそんなふうにみてしまった
でもそれが勝手に障害者とレッテルを貼っている対等にみていなかったんだろう
できないところは手伝ってもらう必要があって、それでOKなはずなのに、当然と思うなよとどこかで思ってたんだな
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筋ジストロフィーで日常のほとんどに介助が必要な鹿野氏が送る「自立生活」の軌跡をまとめた本です。
映画も良かったのですが、こちらはもっと濃厚で、リアリティがあり、その分こちらも色々と考えさせられます。
一人の障がい者の奮闘記を超えて、人と人の関わりとか、生きることについて、自然と読者に投げ掛けられる...続きを読むPosted by ブクログ