作品一覧

  • 新校訂 全訳注 葉隠 全三冊合本版
    値引きあり
    -
    佐賀藩士・山本常朝が語り、田代陣基が筆録した武士道書『葉隠』は、「死ぬ事と見付たり」に代表される過激な文言と、切れのいい文体で、多くの人をひそかに魅了し続けてきました。本書は、天保本を、はじめて底本として採用し、新たに綿密な校訂を施して、原文の息づかいをそのまま伝える本文の再現に努めました。独特の文体の魅力を堪能してください。 佐賀藩士・山本常朝が語り、田代陣基が筆録した武士道書『葉隠』は、「死ぬ事と見付たり」に代表される過激な文言と、切れのいい文体で、多くの人をひそかに魅了し続けてきました。 本書は、天保本を、はじめて底本として採用し、新たに綿密な校訂を施して、原文の息づかいをそのまま伝える本文の再現に努めました。 独特の文体の魅力を堪能してください。 また、読みやすい現代語訳をつけ、詳細な注を付した。 「武士道書中の武士道書」と言われ、「死ぬ事と見付たり」に始まり、「恋の至極は忍恋」「奉公と諌言」など、次々に繰り出される条文は、武士の死生観から、職務、日常生活、教養に至るまで、幅広く、かつ深い人間洞察にあふれた内容になっています。それを、身近に味わえる訳と注です。 ※本書は文庫版上中下巻を合本したものです。
  • 本当の武士道とは何か 日本人の理想と倫理
    4.3
    「本書で論じたい武士道とは、あくまでも実際に現場で刀を振るって血まみれになり、武士として生き抜いてきた人々が形づくった『現場の感覚から出た思想』、すなわち、本当の武士道です」(まえがきより)かつて実際にこの世に存在していた武士たちには、功利や損得哲学よりも、はるかに大切にしていた精神や価値観があった。武士たちが最終的に守ろうとした「道徳」とは何か。それは、現代に生きる日本人にいかなる「力」を与えてくれるのか――。武士が語った原典を確認しながら、その「死の覚悟」の基底にあるものに迫る。
  • 新校訂 全訳注 葉隠 (上)
    値引きあり
    -
    1~3巻1,347~1,886円 (税込)
    佐賀藩士・山本常朝が語り、田代陣基が筆録した武士道書『葉隠』は、「死ぬ事と見付たり」に代表される過激な文言と、切れのいい文体で、多くの人をひそかに魅了し続けてきました。本書は、天保本を、はじめて底本として採用し、新たに綿密な校訂を施して、原文の息づかいをそのまま伝える本文の再現に努めました。独特の文体の魅力を堪能してください。
  • 再発見 日本の哲学 吉本隆明 詩人の叡智
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    吉本隆明の思想の本質とはなにか? 「共同幻想」「自己表出」などの独特の用語は何を意味するのか? 初期の詩「固有時との対話」にこそ、吉本思想の本質がすべて現れていると著者はいう。「固有時との対話」を詳細に読み解きつつ、初期から最晩年に至るまで、一貫して通底する吉本の思想の根幹を、あざやかに浮き彫りにする快著!
  • 神道の逆襲
    3.9
    日本人にとって「神様」とは何なのだろう? 日本には哲学がないと言われる。そんなことはない。神様とどうつきあうのか、古来からちゃんと考えてきた。記紀から近世、近代まで鮮やかに展望する楽しい思想史。(講談社現代新書)
  • 武士道の逆襲
    4.1
    1巻913円 (税込)
    武士道とは本当はどんな思想なのだろうか。ブームのようになっている武士道は、実は明治以降に作られたイメージにすぎない。「甲陽軍鑑」「葉隠」など重要文献を読みなおし、日本思想としての武士道を解明。(講談社現代新書)

ユーザーレビュー

  • 本当の武士道とは何か 日本人の理想と倫理

    Posted by ブクログ

    10年ぶりくらいに著者の本を読んだが、やはり彼の武士道論は素晴らしい。武士は命を懸けて戦うからこそ事実確認から入ることを重んじていた。甲陽軍鑑に書かれた脇差心。武士ならば立派な武士になろうというのが武士道の起源。葉隠に書かれた死に狂いするなかにこそ忠孝は存在するという鍋島直茂の言葉。軍隊がなぜ掃除をするかといえば戦闘者は見る存在であり、相手の油断や隙を見つけなければならない、そのためには隅々まで神経が行き届いていなければいけない。優しくできるのは強さという前提があってこそ。朝倉宗滴の犬ともいへの言葉の真意は何をしても勝てばいいということではなく、どんな卑怯な相手にでも負けてしまっては何も言えな

    0
    2023年08月14日
  • 武士道の逆襲

    Posted by ブクログ

    本書は、新渡戸稲造以前の本来の武士道とは何かを語る書
    それを、武士道の逆襲といっている。
    武士とは神仏に頼らず、己の力のみを頼りにするというところがよい。

    新渡戸稲造の武士道とは、”Bushido, the Soul of Japan ”
    明治国家体制を根拠として生まれた近代思想である。
    「武士道」とは武士のそれではなく、明治国家の近代市民の思想なのである。
    本書は、それを「明治武士道」といい、本来の男道、武士道とは区別している。

    本来の武士道とは、平安中期、八幡太郎義家以来徳川幕府にいたる武士のの流儀・気風を言う。
    それを、「兵の道」「弓矢の道」「武士道」「男道」などという。

    ■武士道

    0
    2023年03月31日
  • 本当の武士道とは何か 日本人の理想と倫理

    Posted by ブクログ

    平易な言葉で武士道を説く。
    後世の思い込みを指摘し、いま、
    あらためて再評価する姿勢が興味深い。

    0
    2020年02月21日
  • 武士道の逆襲

    Posted by ブクログ

    新渡戸稲造の武士道のオマージュ的な作品と思っていたが、いい意味で裏切られた。

    新渡戸のいう武士道を明治武士道と定義し
    本来の武士道とは違うという内容。
    本来の武士道はもっとリアリティーを持ったリーダーシップであることが理解できた。

    0
    2016年08月18日
  • 武士道の逆襲

    Posted by ブクログ

    201309/
    武士の実力は、基本的には、リアルな物質的な力の総合にある。現実に己の存亡を懸けている現場にあっては、そのことを単純に否定するような妙な精神主義の入る余地はない。ただ、そのリアルな力の現実を見据えつつ、その力を保持し、駆使し、拡大していくことができるための条件として、ある種の人格的、精神的な力が考えられていたのは確かである。/
    今日の社会では、一応の建前として、自他の対立は、話し合いによって解くべきであるという考えが主流を占めている。理性的な対話こそが無垢・絶対であるとする立場に固執するならば、たとえば問答無用で切りかかってくる武士に対して、どのような言葉を投げかけうるのかを考え

    0
    2013年10月02日

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