プロフィール

  • 作者名:山内義雄(ヤマノウチヨシオ)
  • 性別:男性
  • 生年月日:1894年3月22日
  • 出身地:日本 / 東京都
  • 職業:大学教授、翻訳家

東京外国語学校を卒。『チボー家の人々 第1部 灰色のノート』(ロジェ・マルタン・デュ・ガール)、『狭き門』(アンドレ・ジッド)などの翻訳を手がける。フランス文学者。1973年で死去。

作品一覧

  • 狭き門
    4.0
    1巻572円 (税込)
    早く父を失ったジェロームは少年時代から夏を叔父のもとで過すが、そこで従姉のアリサを知り密かな愛を覚える。しかし、母親の不倫等の不幸な環境のために天上の愛を求めて生きるアリサは、ジェロームへの思慕を断ち切れず彼を愛しながらも、地上的な愛を拒み人知れず死んでゆく。残された日記には、彼を思う気持ちと“狭き門”を通って神へ進む戦いとの苦悩が記されていた……。
  • モンテ・クリスト伯 1
    4.2
    1~7巻1,122~1,276円 (税込)
    二百年の長い間、世界各国で圧倒的な人気をあつめてきた『巌窟王』の完訳。全7冊のうち第1冊。

    試し読み

    フォロー

ユーザーレビュー

  • 狭き門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごく寂しく辛い愛と信仰の葛藤を描いた作品
    ・いのちに至る門は狭く、その道は細く、これを見出す者少なし
    ・その門は、2人で並んで入るには狭すぎますの
    寂しく辛い戦いの後に、彼女は狭き門に入れたのだろうか

    0
    2025年03月19日
  • モンテ・クリスト伯 1

    000

    ネタバレ

    ダルタニヤンのちダンテス

    三銃士は、アトス、ポルトス、アラミスに加えて主人公のダルタニヤン。
    本作はダンテス、エドモントダンテスが主人公。
    安定のオヤジデュマ品質、伏線回収でこうくるかでしたね。
    お好みで。

    0
    2024年05月20日
  • 狭き門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    祖母の家にあったので読んでみました。
    フランス文学だけあって難しかったですが
    アリサの
    「死ぬってものはかえって近づけてくれるものだと思う。生きているうちに離れていたものを近づけてくれるもの」
    その文章に惚れました。
    この文章から彼女は心底ジェロームを愛してたのだなと感じました。
    彼女は母親の不倫などで徳を積むことばかりを考え妹の幸せすら願った。けれど本心はジェロームへの恋のために徳を積もうとしてたかもしれない。
    最後の日記には彼に当ててる文章が多く神ではなくジェロームを求めてることがわかり胸が痛くなりました。
    彼女は狭き門ですら彼と行こうとも考えてもいました。
    亡くなった彼女は離れていたもの

    0
    2023年03月29日
  • 狭き門

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    昔に書かれた作品で、読みにくいかなと思っていたがそんなことはなかった。
    それと、名著ということもあるのか、内容は共感できる文章が多かった。
    書くと長くなるので全てを載せないが、特に共感できたのはこれだ。
    「 おそらくそれは、その幸福がいかにも実際的なものであり、たやすく手にはいり、しかも《注文どおり》にできているために、それが魂をしめつけ、窒息させるように思われる」
     自分自身、こんなことで喜んでいいのかと生きていて感じることがあり、アリサと同じく、最高の歓喜を求めていたのだ。それを見つけるのは、正に、"狭き門"だけど。
     でも、そんなものばっかり求めていると、アリサ同様身

    0
    2022年03月13日
  • 狭き門

    Posted by ブクログ

    中学生の時に読んで以来の再読。私の恋愛観を決定づけた本。母親のことや前半の妹のエピソードなど家庭環境のことは全く覚えてなかった。延々恋愛と宗教とジェロームを理想化して悩む話だと思ってた。背景がなければそういう考えには至らないわけで、中学生の時の読書力の弱さだったのか。加えて宗教面の理解はできてなかったと思う。それでもこのアリサのジェロームを思うが故に追求しようとする純粋な愛の形ー狭き門をくぐることーが私に与えている影響は未だに大きいと思う。それが故に恋愛に失敗してきてもいるけど。

    0
    2017年02月02日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!