作品一覧

  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)
    4.2
    1巻649円 (税込)
    セシルはもうすぐ18歳。プレイボーイ肌の父レイモン、その恋人エルザと、南仏の海辺の別荘でヴァカンスを過ごすことになる。そこで大学生のシリルとの恋も芽生えるが、父のもうひとりのガールフレンドであるアンヌが合流。父が彼女との再婚に走りはじめたことを察知したセシルは、葛藤の末にある計画を思い立つ……。20世紀仏文学界が生んだ少女小説の聖典、半世紀を経て新訳成る。(解説・小池真理子)
  • ブラームスはお好き(新潮文庫)
    3.9
    1巻781円 (税込)
    パリに暮らすインテリアデザイナーのポールは、離婚歴のある39歳。美しいがもう若くないことを自覚している。恋人のロジェを愛しているけれど、移り気な彼との関係に孤独を感じていた。そして出会った美貌の青年、シモン。ポールの悲しげな雰囲気に一目惚れした彼は、14歳年上の彼女に一途な愛を捧げるが――。二人の男の間で揺れる大人の女の感情を繊細に描く、洒脱で哀切な恋愛小説の名品。

ユーザーレビュー

  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    著者の人生も衝撃的だが、本小説の結末も衝撃的。
    結末で衝撃を受けたのは、サロメ・初恋につづいてこの悲しみよこんにちは である

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    2025年12月28日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    情景描写がとにかく素晴らしい。
    特に朝食で、オレンジとブラックコーヒーを交互に楽しむ描写がお気に入りで、この1文だけでも恋の甘酸っぱさやこれから起こることに対しての高揚感と不安の感情が伝わってくる気がする。

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    2025年12月24日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の拙い策略による父の婚約者の事故死。文字にしたらすごく衝撃的だけど、割と深刻に書かない風。
    模範的で聡明な淑女で、孤独をはらう「結婚」に夢を見るアンナ。父を手に入れるために策略的にバカンスをする駆け引き上手だけど、やっぱり善良。刹那に生きるプレイボーイの父。その血を引いた遊び人の娘、セシル。まずこの三人の人物描写がすごく上手い。父の見栄や、セシルが父と二人の考えなしな生活を堅実に塗り替えようとするアンナを憎むところが、本当に人物が息づいている。セシルがただひたすらアンナを憎んでいるわけではなく、本文に書かれていたように、「相反する二つの気持ち」、アンナを尊敬する気持ちを持っているところも

    0
    2025年12月14日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めて読んだのが高校1年の夏とかで、それ以来、毎年夏にこの小説のことを思い出していた。

    コーヒーと一緒にオレンジを丸かじりするシーンがやけに印象に残っていて真似っこするんだけど思ってたのと違う、を夏が来る度に繰り返してる。
    セシルの父譲りの自由奔放さに憧れたり、フランスのヴァカンスに憧れたり、この作品は小説としてより映像的なアイコンとして私の中に君臨している。
    セシルの万能感やわがままっぷりが可愛くてたまらなかった。
    父親の子供らしさやいい加減なところもキャラクターとしてチャーミング。
    親子共々の子供らしさが素敵なんだけど、それがこの物語の悲劇の輪郭を強くしている。

    セシルの言動によって周

    0
    2025年11月11日
  • 悲しみよ こんにちは(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    重苦しくて、身が切られるようで、空虚で投げやりな気分にさせるのに、滑らかで冷たい爽やかさと静けさを持つ作品。

    0
    2025年11月10日

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