私が以前、住んでいた場所の近くにネットカフェがありました。
外から中を見ることが出来るようになっていて、会社帰りに、店舗前を通ると、
夜中の11時、12時に関わらず、多くの若い人が夢中になって、キーボードを動かしていました。
彼らの表情は、なんといいますか、一点を集中して、声を掛けられる雰囲気では
...続きを読むない感じがしました。
私は、SNS中毒、ネットゲーム中毒ではありませんが、仕事が終わったり、時間が空いたら、
ネットニュースをよく見ます。気づいたら、何時間も経過していて、
「何て、無駄な時間を使ったんだろう」と後悔することもしばしばあります。
ただ、ぼっっと眺めているだけで、「情報収集」と言うよりは、「考えたくないから、ネットニュースを見ている」
ような感じがして、怖くなりました。
この著作を手にしたのも、自分の今の状況が、「中毒になっているのか?」
知りたかったためです。
私は、ネットゲームをしたことがありません。なぜなら、中毒になりそうだからです。
やったことがないので、ゲームに関して、ああだ、こうだと言えませんが、
ネットゲームは、純粋にゲームを楽しむというより、
自分の承認欲求を満たしてもらいたいがために、「はまっていく」ように思います。
それもそのはず、オンラインゲームは、あの手、この手を使って、ユーザーを誘惑する。
その誘惑の方法が、一度、はまったら、抜け出せないようにさせる、
「心理的依存」をユーザーに働きかけているように思うからです。
私は31歳の、ややオッサンですが、その危険性はなんとなくわかります。
ましてや、今の中高生は、ネットネイティブなので、危険性を無視して、遊んでしまうのではないでしょうか?
恥ずかしいことですが、自分の兄は、モバゲーに三ヶ月で100万ぐらい使っていました。それで、家族がかなり危うい状況になったので、その危険性は、よく知っています。
この著作で紹介されているみたいに、韓国では、青少年は夜の12時~翌朝6時までオンラインゲームが使用できない仕組みがあるそうです。この政策を支持します。
SNSやネット、オンラインゲームは、自分を「簡単に慰められるもの」だと思います。
やっていれば、その時だけは、少しハッピーになります。
しかし、現実は、変わりません。益々、現実が過酷になるだけではないでしょうか?
それは、この著作にも書いていますが、カラダの不調として、はっきり現れるみたいです。
そんな危ないものなら、やらない方が、どれだけ、良いかわかりません。
もちろん、私は、それらのプラスの面(純粋な娯楽)も知っていますが、
マイナス面も、国、学校、民間団体が、もっと啓蒙するべきです。
利便性は高いですが、その代償も、高いということを、誰もが、自覚的になるべきだと思います。