楊双子の作品一覧
「楊双子」の「台湾漫遊鉄道のふたり」「四維街一号に暮らす五人」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「楊双子」の「台湾漫遊鉄道のふたり」「四維街一号に暮らす五人」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
空気読めない族にはこたえるかも。
私はこの本を読んでとても重たい気分になりました。
美島に言われた言葉が、まるで自分に言われたようでグサっと傷つきました。
「この世界で、独りよがりな善意ほどはた迷惑なものはございません」とかね。
考えなしに千鶴に言った言葉にも後悔して…
感情移入しすぎかしら。
最後の12章がなかったらもっとひどい気分を引きずったはず。でもそれすら作者の仕掛け(設定)だったとは。この巧妙な設定の本には参りました。
ただこの本は、理由をちゃんと伝えてくれていてありがたい。でないと日本人の目線では、千鶴や美島の気持ちを正しく理解出来なかったかもしれないから。匂わせで終わらずこんな
Posted by ブクログ
初めて台湾文学を手にしました。日本の植民地時代の台湾に滞在する日本人女性作家と台湾人女性翻訳人の話。台湾中を鉄道で旅しながら台湾の料理を食する文章でしか伝わらないけどお腹が空いてきました。日本の植民地を美化してない作品とのことで反日的な要素があるのか心配したけどそうでもなかった。台湾は親日家で統治時代は日本がインフラを整備し発展に貢献したと言う私達日本人は多いけど当時の台湾は皇民化政策の影響で少しずつ文化や言語が失われてく光景や主人公作家の千鶴子みたいに傲慢な内地人(日本人)もいたと思うし日本に対して複雑な感情を抱く当時の台湾人は多くいたことでしょう。
Posted by ブクログ
素晴らしい小説でした。
日本時代の台湾を舞台に、妙齢の日本人女性作家青山千鶴子と教養あふれる台湾人女性通訳王千鶴の旅と美食と、お互いが寄せ合う心情の機微とが描かれます。二人の立場の違いのせいで、心を寄せ合っていながらも離れざるを得ない二人がなんとも悲しかったです。
初めて読んだときはこの機微に気づかずに、ちょっと鈍感な青山さんのように、王さんがなぜ離れていくのかわからず、最後の場面で二人の真情に触れた思いでしたが、今回はそれぞれの場面で王さんの思いが行間からにじみ出てきて胸に迫るものを感じながら読み進めました。
再読することで感動が増し、すっかり作者の楊双子さんのひいきになってしまいました。