國領二郎の作品一覧
「國領二郎」の「サイバー文明論 持ち寄り経済圏のガバナンス」「小学校の「プログラミング授業」実況中継 [教科別]2020年から必修のプログラミング教育はこうなる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「國領二郎」の「サイバー文明論 持ち寄り経済圏のガバナンス」「小学校の「プログラミング授業」実況中継 [教科別]2020年から必修のプログラミング教育はこうなる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
# 現代のサイバー文明を多方面から的確に評論した一冊
## 面白かったところ
- 農耕文明、近代工業文明を現代のサイバー文明と比較した上で、昨今の世の中が行き詰まっている理由が目から鱗で面白い
- 何気なく無料で利用している身近なサービスが流行っている理由、がただのレバレッジではなく指数関数的なネットワーク外部性が効いているという点に合点がいった
- サイバー文明ではどんな人でも追跡可能になるため、適切な報酬体系と権限を設計した上で、アクセス権付与モデルがベースになるという考察に深く納得した
## 微妙だったところ
特になし
## 感想
2023年一発目に手を出した本としては、
Posted by ブクログ
デジタル技術が広く生活に浸透した今日、我々は近代工業文明に代わり「サイバー文明」とも呼べる時代に足を踏み入れている。では、改めて文明論の背景にある哲学まで遡り、今後あるべき経済の姿を描くべきではないか、暗に従来の文明における前提を引き摺り、「サイバー文明」を語るが故に様々な矛盾が生じているのではないか、という問題意識を起点にした一冊。
特にキーとなる技術の説明等も記載されており、特に認識相違なく読み進めることができたが、やや抽象度の高い情報処理を求められるため、具体論で理解が及ばない点も多分にあった。自分なりに本書をサマライズすると以下の通り。
・ネットワーク外部性により、データは集合・結
Posted by ブクログ
サイバー文明論 國領二郎 日本経済新聞
利己から利他へ
所有権交換モデルから
アクセス権付与モデルだと著者は言うが
信頼関係分配モデルへと考えるべきだろう
物流と利権
親子や家族間では
物々交換が発生しにくく
ただ手伝ったり
あげたりもらったりで
事足りるはず
同じように隣や近所でも
物心のやり取りや
棟上の餅撒きのように
余分な収穫を振る舞った筈だ
物々交換や売買や貸借りは
栽培農業と定住に始まる
溜め込むとか所有意識が
芽生えてからのことだろう
更に第三者を通した商業制度が
人間同士のつながりを希薄にして
即物的なモノ意識を強くさせ
都合のいい権力的な価値観による
善悪でつながる
Posted by ブクログ
我らが親分國領二郎さんの著書。僕の人生の目標の一つに「世の中の仕組みを理解すること」というのがあるのだが、情報技術により世界がどうなっているのかということが網羅的に解説されており、いろいろ腹落ちする。また、(これは國領さんのワザなのだが)ところどころで未来をチラ見せしたり、現象のからくりや本質をチョロっと書いていたりする。もちろん、この一冊で世の中の仕組み全てが分かる訳ではないが、ビジネスは、社会は、コミュニティはどうなっているのか、経営だけでなく、人生の戦略をどう考えるべきかなど、とても参考になる一冊。理事になられたので授業の機会が減ると思うが、こういう話をじっくり聞きたいものだなあ。